運命とも呼べない関係ならば②【最悪で最低の再会(中也）】

「太宰さんを捕縛しました」
それを聞いてすぐに、ピンと来た。そんな筈が無い、と。丁稚を見るが、嘘をついているようには見えない。
成程。此れは奴の企みか。じゃなきゃ、捕まるなんて莫迦な事はしねぇ。それを暴いてやるか。
クックッと笑うと、丁稚は引き攣った顔をした。
「あぁ？なんだ？」
「い、いえ。久しぶりにそんな凶悪な顔をされていたので」
おっと。拙い。コホンと軽く咳払いをして、表情を戻す。
「地下には誰も近寄らすなよ」
丁稚に念を押すと、「承知しました」と頭を下げた。
他の人間を近づけてはならない。彼奴の口車に乗せられて、逃してしまうかもしれない。太宰は俺の獲物だ。殺すのは俺だ。

そう意気込んで地下へ行ったのにも関わらず、結局、俺自身が逃してしまった事は一生の恥なので、誰にも言わないつもりだ。

【太中】向天堂开枪00.
中原中也干部的桌上，不知道谁放了把手枪。是一把老式左轮手枪，满膛的六颗子弹。造型精致古美，覆着白金色的花纹。似流动的火焰也似妖艳的藤蔓。
压在枪下有一封雪白的信。
中原中也把信展开，一看就很高级的信纸上什么也没写，甚至还缺了一角。但是仔细摸摸，摸到了钢笔划出的签名印。
中也嗤笑一声，

「太宰」

向天堂开枪
夏蝶

01
中也用枪开出的第一颗子弹，就是把那封信打烂。他想不明白，一个已经睡在地里好几年的人怎么还是能膈应到他。
他懒得去想这些东西是怎么出现在他的办公桌上，也懒得想这些东西出现的意义。怎么，Dead Surprise？
他现在忙着处理港黑内务没空搭理，把手枪往抽屉里一塞，上了锁。