キバナ×夢主(notユウリ) 🌸にとってキバナは、幼い時から目に痛い存在だった。明るく前向きで、社交的で皆の憧れ。彼が「ポケモンチャンピオンになる!」と言った時は、誰もがそれを応援した。そして「キバナのライバルはオレだ!」とばかりに、こぞって腕を競い合う。そう言った周りの環境が、🌸には苦痛で仕方なかった。
「🌸ちゃんの、将来の夢は?」
「……ポケモン専門の、ケーキ屋さん」
「えぇ? ポケモンリーグに出ないの!?」
「でも🌸ちゃん、ポケモン連れてるよね? それで良いの?」
子供と言うのは残酷だ。仲の良い女友達との何気ない会話で、🌸の心はズタズタに引き裂かれた。まるで、ポケモンリーグに出ないのが間違っているかのような言い方。まるでそれでは、手持ちのポケモンが可哀想な言い方。
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