Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    nkmr_9aza

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 6

    nkmr_9aza

    ☆quiet follow

    #ビストロナカマル
    お題箱より「莇くんの無反応乳首が徐々に性感になるやつ(R18)」
    完!

    クラシカル・コンディショニング ソファーに座る九門に両脚で挟まれ、マッサージを施される時間が、莇は好きだった。両肩にかかる心地よい圧力が眠気を誘う。
     自分のために労力を使わせて申し訳ないなと思いながら、莇はソファーの前に敷いたクッションの上で、舟を漕ぎそうになっていた。
     手のひら全体で首から肩へ流す。九門のマッサージは、大抵この工程で終わる。気持ちがいいけれど、もう終わってしまうのか、と少しだけ名残惜しくなる。
    「はい、おわり」
     九門が優しく肩を叩く。莇は上を向くようにして九門の顔を見た。
    「ん、サンキュ。気持ちよかった」
    「ねぇ莇、少しだけぎゅーしてもいい?」
    「え…ああ………って、うわ」
     莇が立ちあがろうとすると、九門が後ろから両脇に腕を入れてきた。そのまま引き上げられて、莇はソファーの上に乗り上げた。
    「えへへ、ぎゅー…」
     背中に九門の体温が伝わる。口には出さないけれど、莇はこうやって九門の匂いに包まれると安心する。ここで寝たらダメだと思いながらも、激務を乗り越えた身体はどんどん重くなって、瞼が落ちそうになる。
     九門が莇を抱きしめたまま数分が経過して、莇はいよいよ覚醒と睡眠の間をうつらうつら彷徨い始めた。九門の手が服の下から侵入して、莇の腹を撫でたけれど、それすら心地よかった。
    「お腹うっす…………ちゃんとお昼も食べてる?」
    「今日は…時間なかったから…………食ってない」
    「そっか〜、大変だもんね。でもオレ、莇にはちゃんと食べて元気でいてもらいたいなぁ。今度焼肉行こっか」
    「お前のおごり?」
    「もー……しょうがないなぁ。次のボーナスの後にしてね」
     話しながら、九門の筋張った左手は徐々に上に移っていく。肋骨を一段一段指でなぞられると、莇はこそばゆくて身を捩った。しかしそれすらも、眠気のせいで緩慢な動きにしかならなかった。
     服がたくし上げられて臍が露わになったけれど、それでも莇は嫌がらなかった。九門がそうしたくて触れているなら、それでいいやと思ったからだ。
     されるがままになっていると、九門の手のひらは莇の左胸を覆った。くすぐったくて、温かい。
    「ちょっとドキドキしてる?」
    「え…わかんねー……」
    「してるよ」
     指摘されると、本当に鼓動が強くなっている気がする。九門はいつもスキンシップをしたがるけれど、今日は特に構ってくる。
    「な、なぁ、どうしたんだよ…すんの…?」
    「ん〜、するっていうか、莇に触りたいっていうか?」
    「俺が聞いてんだけど…………」
    「嫌じゃなかったら、ちょっとリラックスしててよ」
     九門は指先で、莇の左胸の中心にある突起の周りをくるくると撫でた。
    「何…」
    「嫌?」
    「うー…」
    「何か感じる?」
    「いや……大丈夫だけど、ちょっと恥ずい」
     キュッと摘まれて、莇は頬が熱くなるのを感じた。辱められている、と思った。
    「じゃあ、そのまま『恥ずかしい』って思ってて。オレに触られて恥ずかしいんでしょ」
     わざわざ言語化しないでほしかった。九門は莇の首元に鼻を埋めてそのまま呼吸するものだから、肩に温かい吐息が当たる。莇の頭はだんだん覚醒してきて、代わりに羞恥でいっぱいになった。
     九門は爪の先で乳首をかり、かり、と軽く引っ掻き始めた。触られている感覚しかないけれど、そこを弄くり回されていることがとにかく恥ずかしい。
    「オレさぁ、莇に、ここだけで気持ちよくなれるようになってほしいんだぁ」
    「はぁ…?」
     さりげなくとんでもないことを言われた、気がする。莇が戸惑っていると、空いていた九門の右手が莇のスウェットの中に侵入し始めた。
    「莇のちんちん触りたくなってきちゃった」
    「おい、好き勝手しすぎ…」
    「マッサージしてあげたじゃん、そのままオレに身体預けててくれたらいいからさぁ、お願い」
    「最後まではしねーからな」
    「ありがと、チューしちゃお」
     九門は莇の頬にひとつキスをして、右手を莇の下着の中に突っ込んだ。すぐに性器を掴まれて、その遠慮のなさに莇はさらに顔を熱くした。左手の指は相変わらず乳首を捏ねていて、そのせいで妙な気分になってくる。
    「んん…」
    「あ、柔らかい。かわい〜…」
    「っ…………」
     かわいい、と言ったくせに、九門はそれなりに強い力で先端を擦ってきた。莇は膝を浮かせて耐える。九門に触られると、いつも強い刺激で涙が出そうになる。
    「きもちい?今日はこっちにも集中してみて」
     乳首を摘まれたり、引っ掻かれたり、くすぐられたり。同時に性器を強く扱かれていると、どちらが快感を生んでいるのかわからなくなってくる。
    「っぅ……………………っ、ぁ…………」
    「かたくなってきたね。お腹ひくひくしてる」
    「あ…………っと、ちょっ、」
     九門が一度左手を離して、莇のスウェットと下着をぐっ、と下ろした。散々弄られてすっかり天を向いた性器が飛び出し、莇はあまりの羞恥に目を瞑った。九門はすぐにまた左手で莇の服をたくし上げ、左の乳首を指先で捏ね回す。
    「ねぇ、オレおかしくなっちゃったかな?莇のちんこがスッゲーかわいく見えるんだけど…ほら先っぽツヤツヤしてて………やばいかなオレ」
    「っ知らねー、ぁ…………強い、ん、ぅう…………」
     莇は目を瞑っていて見えないのに、九門があの黄色い瞳で凝視しているのだと思うともう耐えられなかった。
    「莇こっち向いて、あっ、目瞑ってる?ねぇ〜寂しいから開けてよぉ」
    「うう…………」
     声のする方を向いて目を開けると、九門が覗き込んでいた。至近距離で目が合ってどきりとした。顔が近づいてきて、気づいたら唇が重ねられていた。キスは砂糖を吐きそうなほどに優しいのに、九門はそのまま莇の乳首を強くつねった。
    「んぅ⁉︎」
     莇は痛みに驚いて目を見開くが、離してはもらえない。九門は相変わらず右手では的確に性器をいじめてくる。勉強は苦手だったくせに、どうしてこんなに器用なのだろう。
    「んん…………んむっ、んぅ、ん!…〜っ!」
     胸はつねられて痛い。性器は強く触られて今にも達しそうだ。それなのにキスは甘くて優しい。全ての刺激がぐちゃぐちゃに混ざって莇の脳をかき回した。
    「莇、嘘でもいいから、おっぱいきもちい、って思ってみてよ。こっちで感じてるって、思い込んでみて」
    「へ!?ぁ…………ぅ、んんっ…………」
     いきなり何を言い出すのだろう。莇は混乱した。唇が離れたことで少し心細くもなった。自分ではもう何も考えられなくて、九門の言うとおりにすることが正しいように思った。
    「もう少しかな。我慢しないで…莇、すっごいかわいいよ…………おっぱい、きもちいね?」
    「ぅ、うう…………っ、そ、ぁぁ…………ッ」
     九門に抱きしめられながら、莇はびくん、びくん、と大きく二回、身体を震わせた。九門の右手が粘液で汚れる。ごめん、と思うのに、口から言葉を出すのが億劫でしかたない。
    「んん…………」
     ただもう一度キスをしてほしくて、半分閉じた瞳で九門を見た。
    「疲れちゃった?ごめんね…」
     唇が優しく触れ合うと、接着剤でも付けたように瞼が開かなくなって、身体から力が抜けていく。
    「もうちょっと、ぎゅーさせて」
     九門が左腕で、脱力した莇を抱き寄せる。莇は少しだけ物足りなさを感じたけれど、右手は自分の出したもので汚れてしまったんだった、と思い出した。
     背中に硬いものが当たっているけれど、今日はもうダメだ。ごめんな、ともう一度頭の中で謝りながら、莇は意識を手放した。



    「………っ、入っ、た……………………」
     この瞬間が、一番緊張して、一番昂る。
     触り合ったり、自分で慰めたりはしたけれど、しっかりと「準備」をして交わるのは先週ぶりだ。莇の両膝の裏に手を差し込んだまま、九門はふー、と息を吐く。
     挿入する瞬間は、どうしても自身が暴発しないように集中するから、莇が気持ちいいままでいられるかどうかを気遣う余裕がない。でも今日は、九門のものを根元まで収めても、広げた脚の間で性器が芯を持って上を向いている。
    「んだよ…見んなよ…………」
     莇の抗議には答えずに、九門は左手の指先で先端を軽く擽った。それだけで莇は太腿をビクビク震わせて悶える。
    「はぅっ、ぁ、ぅ、〜〜っ」
     もっと強く刺激すれば、すぐに達するだろう。現にふたつの袋がきゅんと上を向き始めている。でも。
    「莇………今日時間あるからさ、ちょっとしつこくしたい。いい?」
    「っえ…………ぁ…………」
     性器から手を離されて、ギリギリで吐き出せなかった欲が莇を苦しめている。目尻に涙を浮かべて、口を開けて浅く呼吸するさまが可哀想で、愛おしい。
     何か掴んでいないと耐えられないのか、両手でシーツを強く握っている。九門はその手を片方ずつ剥がして、自分の首に回した。
    「っ、しょ…………」
    「ぁ…………っ」
     上体を倒して覆い被さると、より深くに刺さる。莇の平らな胸板に顔を近づけて、鳩尾のあたりを舌で撫ぜると、汗の味がした。
     そこから指四本分、平行に視線をずらすとミルクティーのような色をした突起と目が合う。しっかりと境界線があるわけではなくて、白い肌からグラデーションのように色が濃くなっている。中心にある小さな粒があまりに控えめで、それがかえっていやらしい。
     片方を摘んだり、引っ掻いたりと指先で刺激して、もう片方は口をつけて舐めたり、甘噛みしたりする。時折腰を動かして中を揺さぶると、莇は喉を晒して喘いだ。
    「ん、っ、ぁ、だ、ぅ〜〜っ、!」
     九門は最近、莇を絶頂させるとき、必ず乳首を刺激するようにしている。そうしているうちにいずれ乳首が性感帯になっていくと、インターネットから情報を得た。
     胸への刺激だけで射精する莇を想像するだけで腰が重くなる。こういうのを「開発する」って言うのかな、と、今はまだ乳首を責められることに困惑している莇を見て思う。
     少し前まで、「恥ずかしい」としか言わなかったけれど、ここのところは少しだけ反応するようになってきた。そして、ここを虐めると、莇が珍しい姿を見せることがある。
    「ぅ、うう…………く、もん…………」
    「大丈夫?しんどい?」
    「ふ、んぅ、う…………」
     鼻に抜ける声は、小さな子どもがぐずるときに似ている。それが莇の声で聞こえると、愛おしさで胸がいっぱいになる。よくわからないのは、今莇に対して抱いているのは「かわいいな」と思う気持ちなのに、なぜか中に埋め込んだ欲の塊に血液が集中していくことだ。
    「ぁ、っふ、ぅ…………」
     眉を寄せてギュッと目を瞑り、首を振って喘ぐ莇は明らかに辛そうだが、九門の首に回した手が解けることはなく、ひたすら耐えるつもりのようだ。
     もう少し強く弄ってみたらどうなるかな、と一度思うと好奇心が抑えきれなくて、九門はベッドに転がしたローションボトルを手に取った。中身を莇の胸に出すと、冷たさに驚いたのかぴくり、と跳ねた。後ろを慣らすときは手のひらで十分温めて使うから、冷たいままの潤滑液に触れさせるのは初めてかもしれない。
     散々弄くり回されて赤くなった乳首を粘液で濡らし、ころんとした突起を弾くように両手の親指の先で刺激してみると、莇は脚をばたつかせた。
    「ぃ、ぁ…………ふ、ぁ、〜〜っ、は、は、くもん、」
    「ん〜?」
    「んん、ぁ、それ、なんか…ぁ…………あぁ…………っ」
     声が震えてきて、どうしたかと思って顔を見ると、両目が潤んでいる。九門は莇の顔を見て直感で、「泣かせたい」と思った。
    「どした?悲しくなっちゃった?」
     そんなわけがあるか、とツッコミが入りそうな台詞を吐いてしまったけれど、今の莇には九門のその言葉がトリガーとなったようだ。一瞬静止して、下瞼を歪めた途端にあかるい緑色の瞳からぼろぼろ涙を流し始めた。
    「う、うぅ…………くもんん〜…………っ」
    「なあに」
     聞き返すのは優しく。でも責めるのはやめない。
    「くもんっ、くもん…………ぅ、キス、しろ…………」
    「ちゅーしたいの? ちゅーしながらイきたい?」
     莇はすんすんしゃくりあげながら頷いた。九門は莇の両脚を肩に乗せて、そのまま覆いかぶさり、お望み通りと言わんばかりに莇と唇を合わせた。
     リップ音を立てながら優しくキスをすると、莇は九門の後頭部に手を差し込んで、髪をくしゃりと掴んだ。唇を舐めると中がきゅんと締まって、九門も重なる唇の間から「んっ」と声を漏らした。
     もう少し虐めてみたかったけれど、今日はもう九門の方が限界だった。奥に突き刺したまま、腰を小刻みに動かす。しばらく放置されていた莇の性器を左手で強くさすって、射精を促した。
    「ん、んん…………っん、ん、ぅ…………」
     徐々に腰が浮いてきて、ひくひく痙攣し始めた。髪を掴まれて痛いけれど、それだけ莇も必死になっているのだと思うとやっぱり愛おしい。
    「んっ…!ふ、ぅう!ん、……〜!」
     今だ、と思ったとき、性器から手を離して、莇の右の乳首を手探りで探し、強く摘みあげた。見なくても位置がわかるようになってしまった己の変態さに、九門は他人事のように引いた。
    「っ!? んんっ、んむ、ん、っは、ぁ、あ、!」
     大きく身体が震えて、息継ぎをするように莇は顔を横に逸らしてキスから逃れた。目を閉じるとまた涙が溢れ出ていく。
    「っ、くも、ぁ、〜〜〜〜っ!!!」
     その横顔の鼻筋と唇のラインが綺麗だな、と思った。


    「っは、ぁ、はぁ…………はぁ……あー……しぬ…………」
     莇は手で涙を拭いながら呼吸を整えている。胸が上下するたびに散々抓られて赤くなった乳首が視界で動く。九門はそれから目を逸らした。
     ゆっくりと自身を抜いて、薄いスキンを剥ぐと、先に濃い粘液が溜まっていた。
    「後ろ、久々だった気がするな…………」
    「ごめん、がっついた」
    「お前ががっつかない日とかねーだろ」
     一糸纏わぬ姿で横たわる莇は、九門を恨めしそうに見る。左脚の付け根にへにゃりと乗った性器にまだ精液のしずくが付いていて、なんともいやらしい。
    「すげーエロかったな…」 
    「んっ、やめろ…………」
     先端を指で拭うと、腕を掴まれて制止された。まだ身体が敏感になっているようだ。それなら、と、九門は莇の隣に身体を寝かせた。
    「珍しい、一回で満足したのかよ」
    「これで終わるわけないだろ、しつこくするって言ったじゃん」
     莇の胸に手を伸ばし、指先で突起に触れる。くるくると円を描くようにくすぐると、莇は困った顔をした。
    「っ……な、なあ……そこ、いじってて楽しいわけ…………?」
    「ころころしててかわいいなと思うけど…………気持ちよくはない?」
    「どちらかというと気持ち悪いというか…………なんか、不安になる……あと、普通に恥ずい」
    「不安になっちゃうの? なんで?」
    「は? こっちが聞きてーよ…………んっ」
     乳首をぴん、と弾くと莇が小さく声を上げた。
    「今ちょっと感じてたよね?」
    「っ、てねえよ………っいい加減に」
     莇は身じろぎして横を向いてしまったが、九門は負けじと後ろから抱きついた。腰の括れとベッドの間の隙間から片腕を差し込んで、また乳首に手を伸ばした。
    「不安になるって、どういうこと? …教えて」
     首に鼻を埋めて囁くと、肩がびくんと震える。莇に声が好きだと言われたことを、九門はずっと覚えていた。
    「…っ、あ、」
    「さっき泣いちゃったことと関係ある?」
    「泣いてねえっ…ん、何…………なんで…………ぅ、」
    「ねえ、教えて」
    「っぅ、うう…………っ、ぁ…………」
     また声が湿ってきた。莇の身体はどんどん丸まっていく。まだ先だと思っていたけれど、今日、いけるかもしれない。
    「不安になんだよぉ、バカみてーだと思うけど、そこ、触られると…………なんか、ぁ、九門が、」
    「オレが、なに?」
    「く、もん、がぁっ…………お前が、いないと、ダメになるような、気がしてきて…………ぁ、何言ってんだ…………」
    「ねえ莇、不安になるって…そういうこと? おっぱい触られると、寂しくなっちゃうの?」
    「んんん…………っ」
     莇が喉の奥から甘えたような声を出す。九門は再び熱くなった股間を莇の尻に押し付けた。
    「オレがいなきゃダメになってほしいよ、オレは」
    「ぃ、い…………ぁ、っく、う〜…………」
    「莇、莇、大好き、ずーっと一緒だよ…っ、は、ぁ…」
     両胸を摘み上げて、指先でくすぐりながら、思いつくかぎりの優しい言葉を掛ける。
    「ぅ、う、九門、ぁ〜………う、くもんんっ」
     喘ぎの合間に、しゃくりあげる音が聞こえる。いつも凛としている莇の、奥底に閉じ込められた感情の発露。九門の心臓がドクドク脈打って、熱い血液が脊髄を通って腰に回る。
    「…っ、かわいい…………好きだよ…っ」
    「ぁ、あ、もっと…言っ、てくれ…………」
    「かわいい?」
     莇が左右に首を振って、九門の頬を黒髪がくすぐった。
    「ぁ、すき…って…………ぇ」
    「好き、莇。好き…………ごめんね、寂しい気持ちにさせて…………大好き…………はぁ、莇…」
    「は、ぁ、ぁ、くもん、すき…ぃ、ぅ…」
     丸まって小さくなった背中を抱きかかえて、それでも乳首を責めるのをやめない。ひく、ひく、と腰が震え始めたのを感じとって、九門は両手の中のふたつの突起を強く摘んだ。
    「っ、うぅ…………………………………………っ、〜〜!!」
     莇の両脚が胎児のように曲がって、大きく二回、縮こまるように震えた。

     九門は莇を転がして仰向けにした。触れられていない性器から体液がとろとろ溢れてシーツを汚している。赤くなった目は涙を流し、眉はハの字に下がり、唇は歪められていた。
    「ごめん莇〜、つらかったね…」
     覆いかぶさってキスすると、莇は「んん〜」と唸って、なおもしゃくり上げる。
    「…………クソ変態、破廉恥ヤロー」
    「…挿れていい?」
    「早くしろ…」
     細く長い脚を再び抱え上げて肩に乗せ、九門は熱い息を吐いた。

    ──────────◆◇おわり!
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    🙇🙇🅱👈🅱👌😚😚😚🍌🍌🍌🍌🍌👉👌💒💒💒🅱👌🅱👌😝😝😝💞💞🐳🇪🇱🇴🇪🇱🇴🍼🍼🍼🍼🅱🔄👈🅱↔👌😘🍼🍼💴💯💯💯🕓🕔🕓🕔㊗☺☺
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works