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    gerkej1006_cp

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    現パロスモロ書いてる時に思いついちゃった短編集
    現パロだったり原作軸だったり❤️‍🔥さんがいたりいなかったり🚬や🦩、❤️‍🔥さんとくっついてたりくっついてなかったり闇鍋状態

    短編集・コラさんの羽共同募金(現パロチックなコラロ)
    「何これ」
    二週間の出張から帰ってきたら、いつの間にか共同部屋の机の上に置かれていた箱二つ。一つはくじ引きの様な箱でもう一つは募金箱の様なものだった。箱には「コラさんの羽共同募金」と書かれている。少なくとも出張に行く前にはなかった。
    くじ引きの様な箱に手を突っ込んでみるとふわふわした感触があって中身を一つ取り出してみればそれは良く羽織っている黒い羽コートから取れたとおもしき黒い羽根だった。募金箱の方は持ち上げたら時にチャリチャリ音がしたのでコインが何枚か入っているのだろう。首を傾げていれば丁度ペンギンが共同部屋へとやって来て目が合ったので説明して貰った。
    曰く三徹目のローがいきなり「コラさんの羽共同募金」という単語を思いついたらしく最初は俺のコートから落ちた羽回収BOXだけだったらしいのだが「募金なのにお金集めないの」というツッコミをされた結果隣に募金箱も設置する事になったらしい。ちなみに羽はローの宝箱の中、お金は然るべき機関を通じて募金を必要としている人達の所へ送られる予定らしい。なるほど
    「まぁそれはそれとしてそろそろコラさんが出張に行ってから2度目の三徹目に入りそうなんで力づくで寝かせてきて貰えません」
    「あぁ…任せとけ。」
    色々とツッコミ所はあるが先ずはローを寝かしつける方が先だと部屋に向かうのだった。


    ・スモロ(現パロ)
    仕事が終わり家へと帰ればリビングの中央に置かれたコタツから後頭部だけが外に出ていて一瞬びっくりする。後頭部の主は恋人兼同居人のローだった。
    「猫はこたつで丸くなるとは言うが…丸くなるどころか溶けてないか」
    連日の激務から解放されようやく家に帰ってきてそのままコタツに吸い寄せられるように中に入ったのだろう。ちゃっかり電源は入れられていた。
    「おい、風邪引くぞ」
    「やだ」
    「ったく…。」
    てこでも動かなさそうなローを一旦置いておいて寝室の暖房をつけて布団乾燥機をセットする。風呂に入って寝る準備が出来る頃にはぬくぬくぽかぽかになっているだろう。そしてもこもこ生地のパジャマを温めておく。本来であればこんな服を着る趣味はないのだがこれを着るとローの食い付きがいいのでこういう日に着てやることにしている。服を温めておくことで湯冷め防止にも繋がるのでこちらとしても悪くは無い。
    仕込みを終えてから風呂に入った。シャワーだけでも良かったのだが冷えた指先を温めることを考えればしっかり湯船に浸かった方がいい。それに指先が冷えているとせっかくかかった獲物を逃がすことにもなりかねない。しっかり温まってから風呂を出てしっかり水滴を拭き取ってぬくぬくになったもこもこパジャマに袖を通す。髪も乾かして獲物を釣り上げる準備は整った。
    再びコタツへと向かえば先程よりも外に出ている部分が減っているのに苦笑しつつコタツの中に腕を突っ込む。一瞬逃げの姿勢を取られたがローの手にもこもこパジャマが触れるように腕を動かせばもこもに気がついたらしくさわさわと感触を確かめるように触り出す。ここで引っ張り上げようとすれば逃げられるのでもう少し我慢。釣りで言えばまだ餌を突っついているだけの状態だからだ。
    腕に抱き着くようにしっかりと掴まれるのを確認した瞬間、ローをコタツから引っ張り出す。そのまま逃げられないようにしっかり抱きかかえてコタツの電源を切り温めておいた寝室へと向かう。最初こそ暴れたがもふもふとぬくぬくの前では無力にならざるを得ない。すぐに大人しくなった。
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    gerkej1006_cp

    DONE八月お題「貝殻」で参加させていただきます。
    夏だ海だ連隊戦だ!夜光貝だ!からの夜光貝と言えば螺鈿細工の材料の一つという連想の元書かせていただきました。調べたら製作キットマジであるらしい。ちょっと欲sゲフンゲフン。
    螺鈿 夏の連隊戦が行われている真っただ中、本丸総出で夜光貝集めに駆り出されていた為に中々二振りで過ごす時間が取れずにいた。だが、本日ようやくお互いの出陣予定がなくゆっくり過ごせる時間が取れた。いつも以上に浮かれた気分で大般若の部屋を訪ねた。
    「大般若、はいっても?」
    「構わないさ。あぁ、でも少し待ってもらえるかな。」
     そう言って部屋に迎え入れてくれた大般若の手にはキラリと光る見慣れぬものがあった。
    「それは?」
    「あぁ、これかい?美しいだろう。万屋街で見つけてね、口説き落として迎え入れたんだ。中々に骨が折れたよ。」
     ほら、と見せてくれたのはフクロウの親子を模した螺鈿細工のブローチであった。キラキラと光を反射して輝くそれは確かに美しいもので大般若が気に入るのも良く分かる。愛おしそうな目で「また後でな。」とブローチを箱に仕舞う姿に何故だか胸がもやもやとしたものに覆われる感覚を覚えた。無意識にしかめっ面をしていたのか大般若に眉間を指で押さえられた。
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