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    Lei

    @PkjLei

    妄想や幻覚を捏造たっぷりで書いてます

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    Lei

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    一応兄弟愛のつもりで書いてますが筆者は腐ってるのでもしかしたらカップリングみたいに見えるかもしれないです

    眠れない日真っ暗闇は怖い。自分がどこにいるか分からなくて、どこまでも深く落ちていきそうな気持になる。寝る時でさえつけているベッドサイドの明かりは、そんな俺の不安を取り除くために大好きな家族が買ってきてくれたもの。普段だったらその明かりを見るだけで家族の愛情を感じれるような気がして、すぐに眠りにつける。でも、今日はダメだった。いつもと変わらない明るさのはずなのに、やけに眩しく感じる。この感覚も慣れたものだ。定期的に訪れる、どうしても眠れない日。部屋をぼんやりと照らす暖色系の明かりに反して、気持ちはどんどん冷え込んでいく。どうして俺には才能がないんだろう、なんでこんなダメなやつなんだろう・・・マイナスな思考が溢れてきて、眠れなくなる。普段だったら他の兄弟のベッドに潜り込んで、朝まで一緒に過ごす。普段は口うるさいアイクも、怒らずに歓迎してくれる。本当に兄弟に恵まれていると思う。でも、今日は兄弟のお世話になる訳には行かない。末っ子のルカが珍しく熱を出したのだ。それで皆ルカにかかりっきりだ。もちろん俺だってルカを心配していないわけじゃない。でも料理も掃除もできない俺にやれることなんて無い。しかもヴォックスから、ルカの部屋立ち入り禁止令が出たからルカの顔を見ることもできない。ルカの方が辛いんだから、俺が弱音を吐くわけにも甘えるわけにもいかない。だから今日は、1人で耐えるんだと思って布団をギュッと握りしめた。

    「うん、熱下がったみたい」
    朝から熱を出したルカは、薬のおかげですっかり良くなったようだ。オーガスタスを抱っこしながら眠っているルカは本当に可愛い。もっと小さい頃は頻繁に体調を崩していたルカだけど、最近はめっきり熱を出さなくなっていたから今日の体調不良は家族にとって一大事だった。ヴォックスとアイクは病院に連れて行ったり、薬を買いに行ったりと忙しかったし、自分だって2人がルカを連れて行っている間に家を片づけ看病の準備をしていた。そういえば朝からミスタが、どことなく元気が無かったような気がする。そこまで体が強くないミスタを心配したヴォックスが、ルカの部屋立ち入り禁止令を出したからか自室に籠っていたはずだ。ふとミスタの様子が気になって、彼の部屋に向かう。そこで聞こえたのは、こらえるような引き攣った泣き声だった。

    自分が声を堪えすぎて過呼吸になっているのは分かった。でも止める術が分からなくて、苦しくて息を吸い続けた。
    「ミスタ!?大丈夫?」
    唐突に聞こえたのは大好きなシュウの声だった。
    「しゅう・・・?」
    息絶え絶えに彼の名前を呼ぶ。ギュッと抱きしめられて、シュウの呼吸に合わせるように言われる。それまでは全然できなかったゆっくりとした呼吸が、シュウのぬくもりや匂いを感じて徐々にだけど出来てくる。息が出来るようになってホッとすると同時に、ああ失敗したという気持ちが湧き出てくる。心配させたくなくて、自分だけで堪えるつもりだったのに結局シュウに心配をかけてしまった。申し訳なくて過呼吸は収まったのに、涙が止まらない。止めたくて、目をこするけど止まるどころかもっと出てきた涙に俺は途方に暮れた。

    泣いている声が聞こえて慌てて部屋に入ると、過呼吸になっているミスタがいた。繊細なミスタが過呼吸になるのはこれが初めてじゃないけど、何回あっても慣れるものではない。急いでミスタを抱きしめ、自分の呼吸と合わせるように伝える。ゆっくりとその背を撫でながら、ミスタの呼吸が整うのを待つ。繊細で自己評価の低すぎる弟は、こうやって自分が助けることもきっと迷惑になったと思っているんだろう。その証拠に過呼吸が収まっても、涙をぼろぼろと流したままだ。
    「一緒に寝てもいい?」
    人一倍寂しがり屋な弟は、よく兄弟たちのベッドに潜り込む。ならば、今日も自分が一緒にいればいい。言葉にしても信じたがらないなら行動で示せばいい。抱きしめたままだったのをいいことに、そのままミスタのベッドに横になる。
    「ルカはいいの・・・?」
    ああ、ミスタもしっかりと兄なのだ。きっとルカが熱を出して心配で、でも自分は何もできないと悔やんでいたのだろう。弟の“兄”としての一面が見れて、心のどこかがあったかくなるのを感じる。
    「もう熱は下がったよ。明日の朝一緒にルカの様子を見に行こうか?」
    「部屋入っていいの?」
    「いいよ、ミスタもルカのお兄ちゃんなんだから」
    お兄ちゃんという言葉に頬を緩ませたミスタは、可愛いの一言に尽きるだろう。
    「だから今日はもう寝よう」
    「うん。・・・ごめんねシュウ」
    小声で謝るミスタに、そんな必要はないのだと伝えるようにギュッと抱きしめる力を強める。いつか弟が、兄弟からの愛を素直に受け止められる日がくることを祈ってシュウは眠りについた。
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    Lei

    DOODLE🦊の方が一枚上手な🦁🦊
    傾国ミスタ・リアスという男は自己評価が低い。様々な才能に溢れているのに、仲間たちやリスナーからの褒め言葉をちっとも受け取ろうとしないそんな男だ。しかし厄介なことにミスタは、ミスタ・リアスという外見が性的な意味で惹きつけるということだけは理解しているのであった。
    天使の輪が光つややかなミルクティーブロンドの髪に、白く真珠のように透き通った肌、空をそのまま落とし込んだような瞳、つんとした綺麗な形の唇は艶々と魅惑的である。彼はこの外見が人々を魅了することは理解している。それを活用することが特にうまい。それが本当に厄介なのだ。今自分が置かれている状況がいい例だ。
    「ねぇ、ルカ?俺と良いことしようよ」
    どこでミスタのスイッチが入ったのかは分からないが、今自分はミスタに誘惑されていた。ツーっとミスタの細く長い指が怪しく俺の太ももをなぞる。こそばゆい感触に背筋がぞくぞくするが、顔に出ないように必死に堪える。何をするんだと非難を込めて睨んでも、ミスタはただ微笑むだけだ。そして今の彼のほほえみはそれだけで、男をうんと頷かせてしまうくらいの力があった。だがしかし、ここで頷けばマフィアのボスとして、1人の男としての沽券に関わる。嫌だと首を振れば、駄々をこねる子供をなだめすかすような目で見られた。
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    Lei

    DOODLE🖊が死んだ後の👹の話(👹🖊)
    またいつか出会うまでアイクが死んでから何もする気が起きなかった。2人で暮らしていた家は、片づけもせずそのままの状態だった。アイクはいないのに、アイクのいた痕跡だけが残る家は寂しくて静かだった。そんな2人が暮らした家で、1人で何もせずに過ごす。リビングのソファーでただ座って1日過ごす。埃がつもりはじめているのは分かっていたけれど指一本動かす気にはなれなかった。このままではいけないことくらい、400年以上も生きた自分には分かっていた。しかし愛するものを失った衝撃は、自分を惰性でしか生きられなくした。

    そんな消えない喪失感を抱えたまま過ごしていたある日のこと、死んだはずのアイクから手紙が届いた。ピンポーンと呼び鈴が鳴り、アイク・イーヴランド様からのお手紙ですという配達員の声にソファから慌てて立ち上がった。そうやって受け取った封筒の中には綺麗だけど少し癖のあるアイクの字で“ちゃんとご飯を食べなさい”と書いてある一筆箋が入っていた。最初は意味が分からなかった。だけどアイクが言うならしょうがないなと思って、久しぶりに料理をした。食材を買いに、近くのスーパーに買い物に行った。そうして作ったのはアイクが好きだったハンバーガー。パンは出来合いの物だが、パティはちゃんと作った。アイクが死んでから、人外であることをいいことに食事を取っていなかった。久しぶりの食事は美味しかったが、それでも一緒に食べる相手がいないことに胸が痛んだ。
    1996

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