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    koryamaaaa

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    koryamaaaa

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    R18です!!
    そもそも48手というワードを知らない良い子の腐女子は、そのままブラウザバッグして穢れなき心でいてくださいね。

    もっちろん知ってるヨ!って貴腐人の方はそのままお進みください。


    ただの!!エロです!!正月明けの仕事がイヤすぎる社畜が現実逃避のために書きました!

    #桜森
    cherryForest
    #紺紅
    紺红

    四十八手逃げるに如(しか)ず×36計逃げるに如かず⚪︎48手逃げるに如かず シンラはイテテテとスローな動きで湯船に沈んだ。浅草での修行は今日もキツかった。
     紅丸の「かわいがり」が終わったのは、とっくに日が暮れた頃。アーサーとシンラはそのまま詰所に泊まっていくことを薦められたが、シンラだけ辞退して帰ってきた。何故なら、
     
    「おかえり。ご苦労さん。お湯沸かしておいたからゆっくりしてきな」

     翌日は休みで、今夜は桜備と過ごす約束をしていたからだ。
     桜備の私宅に着くと、くたびれた身体に沁み入る笑顔に迎えられて、そのまま風呂に直行。言われた通りにほくほくの湯に浸かり、硬くなった筋肉をほぐしていた。

     すりガラスの向こうで桜備が脱衣所に入ってくる音がした。ジーッとジッパーが開かれる音。どうやら脱衣所に放り出していたシンラのリュックの中から服を取り出して洗濯物を一緒に洗ってくれるようだ。申し訳ないけど、とっても有難いなとシンラは手足を伸ばした。

     恋人としての桜備は、シンラにとことん甘い。デートでは荷物を持ってくれたり、ドアを開けてくれたり。あとは身体を重ねる時も、至極穏やかだ。シンラは桜備に大事にされると、幸せを感じる一方「俺は男だから、女の人みたいにエスコートしなくてもいいのに」と思っていた。しかしそれは、あまりにも贅沢な不満であることは自覚していたので、口に出したことはない。






     温かいお湯のおかげで心も身体も十分解れた。ふぁーーっと息を漏らしてから、はっと湯船から上がった。

     ヤッっっっッッベーーーーーっ!!!!カバンにヤベェ物入れっぱなしだった。

     慌てて部屋着を身につけて、恐る恐る脱衣所のドアを開ける。リビングの真ん中にあるコタツには桜備が座っていた。卓上には、薄い本が広げてられている。

     しっかりバレてるーーー!!!

     万事急す。どっどっどっと心臓が跳ねる。桜備がしげしげと眺めるその表紙には『男女四十八手指南書』と原国風の書体で書かれた墨の文字。本の内容は、男女のむつみ合いーーつまりセックスの体位を紹介するもので、つまりはそれはエロ本だった。

     ペラペラと薄い和紙をめくる恋人に、なんと声をかけていいかわからず立ち尽くしていると、気配に気がついた桜備が視線をあげた。

    「おー。上がったか。よくあったまったか?」
    「あ、はい。お湯ありがとうございました」
    「うん…..して、シンラ。お前は浅草で何を学んできたんだ?」
    「えーーーーっと….」

     桜備のひやりとする声に「回れ右して逃げちゃおっかな……いやいやヒーローが逃げるとかダメだ、やっぱり今のは無しだ無し」とシンラは一瞬だけ浮かんだ選択肢を頭の外に追いやる。桜備の隣に膝をそろえて正座して、つっかえつっかえ必死に説明を始めた。

     浅草ではちゃんと対人格闘の修行してきた事。修行後の夕飯を頂いていた際に、桜備とシンラの関係をアーサーがバラした事。面白がった新門大隊長にコレを押し付けられたこと。時間もなかったのでそのままもらってきたこと。などなど。

    「そうか。まぁそんな事だろうと思ったよ….ちなみにこれは?」

     呆れたように片目を閉じて、首をぐるりと回す桜備。トンッと太い指が和紙を叩いた。  
     墨で『マンネリしたらコレを試せ』というガサっとした紅丸の字と体位の名前の横にちょんちょんと印がつけられている。
     桜備は平静な顔で『岩清水』を指差した。桜備の指の下では、女性が男性にまたがって股を男性の顔面に押し付けている。マンネリなどアドラの彼方にふっとばしそうなほどアクロバティックなその体位に、シンラは赤くなってすいっと目を逸らした。

    「まだ、マンネリしてねェよな?俺たち」
    「あ、は、はい!もちろんです」

     口角がにィィっと口角が上がってしまった。ふむ。といった顔でこちらを見つめる桜備。書を閉じて、シンラを抱き寄せた。

    「シンラ」
    「… はい」

     シンラは定位置の桜備の脚の間にぽすっと収まった。背中にぴったりとくっつかれた状態で、桜備の額が肩に乗せられる。重たくなった右肩から、いつもより元気のない声がした。

    「マンネリじゃなくても、何か俺に言いづらいこと本当に…無い?」
    「…ッ」

     隠し事は無しにしてくれよ、と重ねて囁かれ、シンラは観念した。

     実は浅草で、桜備とシンラが付き合ってること知り集まってきた面々に、やれ告白はどっちからだ、やれ夜の方はどうなんだなどと下世話な事を根掘り葉掘り聞かれ、つい

    『桜備さんは、すごく優しいです、けど』
    『『….けど?』』

     聴衆には若衆わかいしも数人加わり、皆身を乗り出してシンラの言葉を待つ。

    『優しすぎて少し物足りない時もあります』

     シンラが小さな声でいい終わるか終わらないかでドッと場が湧いた。

    『っオイオイ聞いたか?第8の大隊長は昼は筋肉ゴリラなのに、夜は恋人にはお優しいんだなァ。ったく紺炉に聞かせてやりてェぜ』(ちなみに紅丸の言葉は、その場にいなかったハズの紺炉にしっかり伝わっており、紅丸はシンラにいかがわしい書を渡した直後、急に現れた紺炉に「色んな意味でお仕置きだ」と、奥の間に回収されていった)

     シンラは事の顛末を伝えた後に、横を向いて桜備の髪にキスをした。まだ少し湿っている短髪からは、自分と同じシャンプーの香りがする。

    「もちろんマンネリなんて思ってないですけど、俺もその…色々、慣れてきましたし、夜はもう少し桜備さんの好きに動いて貰いたいなって思ってます」





    ……….1秒…………2秒…….





    「分かった!じゃぁせっかくならヤってみるか!」

     桜備が皇国の光と呼ばれるに恥じぬキラッキラの声でそう告げたのは、シンラの体感2.0秒後だった。ので、シンラの意識は完全に置いてかれた。

     桜備は優れたリーダーだ。チームを率いるリーダーにとって即断即決は美点の1つである。しかしいくらなんでも切り替えが早すぎるだろう。さっきのしょんぼり桜備さんはどこいった?と、面食らって問い返す。

    「え、エッ?!コレをですか?俺たちで?」

     桜備の手が四十八手指南書のページをめくる。乾いた音が妙に鼓膜にひっかかる。

    「うん。なんか面白そうだし、見てたらちょっと興奮してきちゃったし」
    「…ッ」

     せっかくだから、な?っと服越しに熱いものを押し付けられる。シンラは身じろぐが、耳の先が染まっていくのは止められない。桜備がそれを見て、我が意を得たりと軽く笑った。

    「お前がヤッてみたいの選んでよ」

     こそっと耳元で低く囁かれた声に、じ、じじゃあコレ…とシンラが指を差したのは、TPOにピッタリの体位だった。










    「ほら、もう少し下に来ないと挿らないぞ〜」

     シンラは、コタツに手をつき、床に膝をつき、腰を後方に突き出していた。後ろにいる桜備は、長い脚をコタツに入れたまま尻やら胸を撫でてくる。

     尻の割れ目をにゅるにゅると行き来する熱い棒。後ろ手になんとか捕らえて後孔で咥え込もうとするのに、たっぷりのぬるつくローションでなかなか上手くいかない。

    「おうび、さん。手伝って…」
    「ッ。見返り上目遣いなんて何処で覚えてきたんだ」
    「っ、ぅ…ん」

     腰を支えてもらって1番太いところを通過させほっと人心地つく。ゆるゆると腰を前後に動かすと、動きに合わせてぱちゅん、ぱちゅんと濡れた音が鳴った。

    「こたつがかり…『こたつに入って行う背面座位のこと。男性が女性をバックハグする体勢なので密着度が高く、女性は包まれているような安心感を味わえます』…確かにぴったり感あってイイなコレは」

    「っ….ん」

     シンラは、ゆるゆると前後に揺すられ吐息を漏らす。

    「気持ちいい?」
    「ん…はい」

     いつもと比べて体勢が違うのも新鮮でイイなー。

     そんな悠長な事をシンラが考えていられたのは、桜備がそのままの体位で果てるつもりが無い、と知る時までだった。




    _____________________


    「ふっぁ…はぁ」

     ずくりとした快感が腰に溜まる。そろそろ達きたいと思って自分の前に右手を伸ばすと、後ろから伸びてきた手に手首をつかまれた。

    「ぇ…ぁッ、え?!」
    「まだダメ。一回イッたらへばっちゃうだろ?お前」

     そんな。シンラは青ざめた。今までイきたいと思ったら自分のタイミングで自身を擦りあげて果てていた。こんなに限界が近いのにイかせてもらえないなんて。
     後ろに捕われたままの手首。桜備の腰は変わらずにゆるゆると動いている。いつもと挿入する角度が違うからか、硬い亀頭が腹側にある「感じる部分」をダイレクトにこすり、背筋がわななく。禁止されたと思うと余計につのる射精感。「ぁっ…っぁぁ‼︎」解放を求めて頭が真っ白になり大きな声を上げると、桜備が唐突に動きを止めた。シンラは引いていく快楽の波にほっと息を整える。
     
    「ッはぁ、…はぁ」
    「ふぅーー」

     桜備が「やっぱりあっついし動きにくいな…」と独り言を言ってコタツから脚を抜いて広げた。それに伴って膝の上に乗っていたシンラの脚も大きく拡げられる。シンラが開けっ広げになってしまった姿勢にワタつき始めるが、桜備はそれをモノともせず、シンラの全体重を腕だけで持ち上げた。

    「ワあっ?!」
    「ホイ『こたつがかり』から『御所車』…っと」

    貫かれたままくるりと半回転まわされた。まわされる途中、普段は決して擦れることのない部分がぐりっと刺激されぶるりと身震いする。桜備と対面になると、「やっぱり顔見れるのはイイな」と口を吸われた。欲情を剥き出しにした濃い茶色の瞳が熱く、眼差しに灼かれる。桜備がうっとりと上に乗るシンラを見上げた。

    「この体勢はなんだろ。紐が無いけど『首引き恋慕』?かな」
    「う...俺、重くないですか?」
    「お〜大隊長を舐めるなよ」

     桜備は手にしていた本を横に放り出してシンラを突き上げた。1ストローク毎に身体が勝手にびくびくする。いつもと違ってシンラの乳首や髪を撫でてくる手つきが荒い。桜備の興奮がダイレクトに伝わってきてシンラもたかぶった。

    「あぁん!…!?」

     ひときわ激しく揺すられて喉から声が飛び出た。頭を横に振る。桜備は今迄シンラが少しでもイヤイヤをすればすぐにゆっくりとした動きにしてくれていた。だのに今夜は全然止まる気配がない。

    「本当に嫌な時とどこか痛い時は3回タップして知らせろよ。それ以外は今夜は続ける。お前が良いっていったんだからな」
    「あっぁぁあンッ。んっあ、あーー…」

     高くて自分でもびっくりするくらい女性っぽい、いや。めすっぽい声が出た。身体からどんどん力が抜けてぐにゃぐにゃになっていく。

    「痛かったらタップな…」

     もう一度免罪符のように囁かれてから、ぐっと下に引き堕ろされた。身体がそこまでは無理だろと思っていたところまで沈む。

    「ッ......ッ‼︎‼︎」

     びっくりして涙がこぼれた。目をおおきく見開く。タップどころか、ひと声も出せない。しばらくして桜備が抽送を始めると、胎の奥でヌチぐぽくぽと聞いた事のない音がしてきた。鳥肌がたつ。侵されてる。身体の深部まで入り込まれてしまった感覚に、身体が縮こまる。

    「息、詰めないでちゃんと吐いて」
    「...はっはっ…はぁぁひゅッ...はぁぁぁ」
    「そうそう上手い…次は片足を俺の肩にかけて」

     桜備に言われた通り手足を預けると次々と体位が変わっていく。お互いの手や脚を絡めて色んな角度から中を突かれる。ぐりぐりと最奥や入口近くのしこりを色んな角度から刺激され、シンラはあられもなく啼き続けた。

     





    ______________________




     気がつけば、降参の意思表示すらままならない状態でコタツの卓上に手をついていた。

    「ぁっ」

     後ろから突かれて出した声は枯れている。シンラは今まで行為中、自分の意志に反してこんなに声をあげたことがなかった。
     なんとなく自分は男だから、エッチの最中に声を上げることなどないのだと思っていたが、違った。今までは、声を耐えられる程度の快感しか与えられていなかっただけで、つまり桜備にかなり手加減されていたのだ。

     何かを吹っ切ったような、野生的なオーラをまとった桜備は、背後からシンラの筋肉のついたまるい尻をぐっとつかむ。そのまま腰を固定しバチュバチュと激しく水音がたつ程に揺さぶった。


    「この、体位は『仏壇返し』?イヤ、シンラがコタツに手をついてるから『碁盤攻め』っか?」
    「あっあぁひぁっ」

     ブツダンもゴバンも本を見ていないシンラは何のことだかは分からない。
     先ほどから、いわゆる立ちバックの体勢で動物のように交わっていた。この体位は、抱き合えない代わりに相手と深く繋がれるようだ。キスもできないから、どうしても腰からクる快感に意識が集中してしまう。

    「あっ」

     ふいに、身体中の筋肉が勝手にぎゅゅうっと収縮した。締め付けに「…くっ」と桜備が低くうめく。シンラの身体の緊張が緩むと桜備は再び前立腺を擦り上げながら最奥を突く。何度かそれを繰り返されているうちに、シンラの視界はチカチカしてきて、突然真っ白になった。

    「‼︎ぇッ!」

     ひくひくと腹筋が勝手に痙攣する。卓上に付いた手の甲に開きっぱなしの自分の口から唾液が垂れていくのが見えた。そういうのはフィクションだと思っていた、けど、コレ、俺まさかこのまま中だけで達くの?
     ぐぽくぽとと抜き差しされ、ぶぁっと大きな快感の波に呑まれた。気持ちいい、気持ちいいッ、気持ちいッ‼︎このままだとヤバい。
     恥ずかしいから出来るだけ声は出したくなかった。でも、そんなこと言ってられない。これ以上快感が身体に溜まったら頭がどうにかなってしまう。僅かでも快感を体外に発散するべく声をあげ続けた。

    「ゃめぁあ!あッ!ーッ!!」
    「…ッ」

     お腹の中に熱い液体が放出される感覚。ふわっとした浮遊感と腰から一気に痺れるような快感に襲われて、シンラは背筋を反らした。




    ____________________




    「あぁ。シンラの中気持ち良すぎて、俺もイッちゃったなァ」

     桜備から余裕のある声が降ってきたとき、シンラは息も絶え絶えで、コタツの卓上に崩れ落ちていた。

     腹の下は、自分の零した涙と涎と精液でぬるぬるしている。シンラの顔の横には、四十八手の指南書が置いてあった。

     桜備はシンラと繋がったまま、その辺に転がっていたボールペンで、『炬燵がかり』、『御所車』…と次々に今試した体位に印をつけていった。

    「あ、最後のページになんか書いてあるぞ。『中には男性に2人分の体重を支える筋肉が必要な体位や、女性側の高い柔軟性が求められる体位もあります。パートナーの様子をみながら無理のない範囲で楽しみましょう….』なぁ、俺は鍛えてるしシンラは身体が柔らかいから、もしかして、俺たちならコレ全部出来るんじゃないか?」

    「へぁ?」

     幻聴かと思った。こっちはこんなに疲労困憊なのに、この人まだヤるつもりなのか?いつも一回イったら「疲れたろ?もうおやすみ…」って髪を撫でてくれてたのは別人か?シンラは慌てて抗議をしようとするが、枯れた声ではままならず、時既に遅し。

    「よーし今夜は全制覇目指して頑張ってみようぜ‼︎」

     スポーツ漫画の主人公が全国制覇を目指す時のような爽やかな笑顔で告げられた。腰を引き寄せられ、再び始まった抽送に、シンラは初手で逃げを打たなかった時点で自分は負けていたのだ...と悟った。


    ×36計逃げるに如かず
    形勢が不利になったときは、あれこれ思案するよりも、逃げてしまうのがいちばんよい。転じて、めんどうなことが起こったときには、逃げるのが得策であるということ。
    ⚪︎48手逃げるに如かずエロい本を手にした桜備さんを前には、あれこれ思案するよりも、とっとと逃げないととんでもないメに遭うこと。


    ___________
    後日妄想


     紺炉さんが詰所の前で箒でお掃除中。

    「ごめんください」
    「お、桜備じゃネェか。私服とは…どうしたンだィ?」
    「紺炉中隊長お疲れ様です。今日は非番で近くに来たので挨拶に寄らせてもらいました。新門大隊長はいらっしゃいますか?」
    「おお、紅なら中にいるぜ」




    「新門大隊長、ご無沙汰してます」
    「おゥ。そういやこの前チョンマゲが、お前と森羅が付き合ってるって言ってたがアレは本当…」
    「あぁ、その事で、先日うちのシンラに貸していただいた書をお返しようと思って伺いました」








    「紺炉…アイツやっぱりヤベェゴリラだな」
    「若。第八とは出来るだけ仲良くしときやしょうね」

     紅丸の手には、俺のおすすめも追加しておきました、と桜備から返却された薄い本。そこには、全体位を試してみての感想と星1〜3の評価が事細かに記されていた。



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    Replies from the creator

    koryamaaaa

    DOODLE銭湯の帰り道にお風呂セット片手にポカポカいちゃいちゃする桜森が見たかっただけの筈、、なのに。
    森くんがだいぶへんたいです。だいぶへんたいです!!!
    誰か、、癒しのポカポカ桜森のお恵みを、、私からはこんなよく分かんない話しか出てこなかった。
    銭湯にて秘事「はい、いらっしゃいませ〜」
    「いつもありがとうね。またお待ちしてますね」

     私の実家は、浅草の大事な大事な社交場の1つである銭湯をやっている。
     この前まで、祖母がメインで切り盛りをしていたが、この冬に祖母が腰を痛めてしまったのをきっかけに、私も番台に座ることになった。
     銭湯は繁盛していて、土日はお客さんが沢山来る。家族連れや友人やカップルと思われる老若男女。浅草の人々は銭湯が大好きだ。中には毎日のように入りに来るお客さんもいる。お客さんのほとんどは顔馴染みで、私は番台に座り受付をしながら、右に左にと笑顔を忙しく振りまいていた。

    「紅ちゃんいらっしゃい!あら?今日は若い子達も一緒なの?」

     私の座る番台の正面にある引き戸を開けて、紅丸がヨォと手を挙げながら入ってきた。後ろには、黒髪と金髪の少年が見えた。彼らのことは知っている。この前、浅草の町中で紅丸のかわいがりを受けていた皇国の消防官の子らだ。今日も相当厳しい稽古だったようで、ヨレヨレとした様子でやっとの様子で紅丸の後を歩いている。私は少年たちから小銭を受け取った。
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    koryamaaaa

    MOURNING⚠️桜森未満⚠️私の脳内では、この後オビさんにどどろんと甘い告白してもらう妄想はしてるけど、それは結局書いてないので、未満⚠️

    ハイジマ時代のモブレ….レ???な感じ。

    森くんは、レなんてしようものなら、ブチギレからの相手ぶっころだとは思うんですが、ハイジマ時代なら有り得たかも、、と。内容的に色んな方面の方の地雷と思われます。表に出すのは危険な気がするのでこちらで。閲覧自己責任でお願いします
    タイトルー無しー原作軸。ハイジマの三色こんせんのナタクくんをめぐっての戦いが終わった直後。※小説の形にはなってないです。散文。






    「シンラさん、ありがとうございました」
    「ナタクくん良かった。もう大丈夫か?」
    「はい。皆さんに大変なご迷惑をおかけしてしまいまし…どうかされましたか?」

    俺は手の甲で、オレンジの髪の少年の頬に触れていた。大きな瞳が不思議そう無邪気に見上げてくるので、ぱっと手を離した。

    「あ、いいや、なんでもない。怪我早く治るといいな」
    「ハイ、シンラさんもお仕事」「ナタク、早く来い。モタモタするな」

    ナタクの和かな返事に、不機嫌そうな低い声がカットインしてきた。途端に慌てだした少年は、俺にちょこんと頭を下げると背中を向けて走り出した。
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