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    晶フィ晶 にょたです

    フィガロの紋章と晶ちゃんのはなし

    #女体化
    feminization
    #晶フィ
    crystalFi
    #フィガ晶
    figaCrystal

    午前1時、共同浴場にて湯船に足を突っ込んで、ゆっくりと中へ入っていく。湯の中に腰を沈めるとじんわりと熱さが広がっていき、自然とため息を吐いた。
    私はフィガロの向かいに陣取り、かつ彼女は私の方を向いて座っているので、その表情がよく見えた。目を閉じて心地良さげにしている。つられてこちらも顔が緩んだ。それからしばらくの間私たちに会話はなく、湯船に湯が足される水音だけが2人きりの浴場内に木霊していた。


    そういえばフィガロの紋章は右肋にあると言っていたが、全く見えなかったな。なんてことを考えつつ彼女の方を眺めていると、突然ぱちりと目が開かれた。慌てて目を逸らしたが、くすりと笑われてしまう。
    内心酷く焦りながらも何食わぬ顔で紋章について訊くと、ああ、と納得したあと、見せてあげようかと言ってくれたのでお願いすることにした。

    フィガロはこちらに向かって手招きをしてきたため、私は誘われるがままに湯をかき分けて彼女の方に近づいた。それを確認した彼女は湯から上がり、その動きに合わせてちゃぽんと水飛沫が跳ねる。フィガロは私から紋章が見えやすい位置に移動してくれるようで、湯槽の縁に腰掛けた。
    でも、フィガロの肌の上に刻まれていたものは、やはり私には見えない。

    期待でもぞもぞしていると、次第に彼女の左手が右胸にゆっくりと近づいていく。何事かと思って見つめていると、ふわふわのおっぱいを掬うように手を置いた後、くいっとそれを上に持ち上げた。豊満な胸がぐにりと変形して歪になる。


    持ち上げられた乳房の付け根には、百合の紋が刻まれていた。
    立ち込める湯気の中、しとどに濡れた白い肌に刻まれた黒の刻印は、なんだかとても倒錯的で、アンバランスで、何か覗いてはいけないものを覗いている気がして、瞼がぴくりと痙攣してしまう。


    「持ち上げないと見えないんだよね。これ」


    彼女は苦笑しながら言ったあと、手を離す。支えを失ったそれは重力に従って下に落ちていった。
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    Haruto9000

    DONE「ランサーのクー・フーリンが女性だったら」妄想、第2話。
    ※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。

    【あらすじ】
    女性のクー・フーリンに戸惑うマスターたち。
    カルデアにいる他の英霊たちは誰も"彼女"のことは知らず、ランサークラスのクー・フーリンは意気消沈してしまう。
    そんな中、クー・フーリンの師匠であるスカサハが、ひとつの提案をする。
    ミラーリング #2(カルデア編) 扉を開ければ、パチパチと炉ばたで燃える温かい火。
     焼いたパンと、山羊の乳の匂い。
     刺繍の手を止めて、彼女が顔を上げる。
     一歩を踏み出せない自分を見つけて、その美しい目が細められる。
     椅子から立ち上がり、白くて細い手を差し出しながら彼女は微笑む。
     ──おかえりなさい、猛犬さん。

    ***

    「どおいうことぉぉぉっっっ!?!?!?」
     マスターがすっとんきょうな声を上げた。隣ではマシュが「先輩、落ち着いてください!」と必死になだめている。
     マスターたちの前では、召喚されたばかりのランサークラスのクー・フーリンが、戸惑ったように立ち尽くしていた。
     かの英雄の象徴ともいうべき赤い槍を両手でぎゅっと握りしめ、不安そうな顔であたりを見回している。
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