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    taiyaki_licht

    えっちな絵描きたい

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    taiyaki_licht

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    呟いてた道満への想いが激重な神性強めの晴明オルタとの晴道。
    とりあえずえっちパート手前まで(呟いてた内容に鰭がついた程度の内容)
    また後日加筆する。

    #晴道
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    晴道 晴明と師弟関係となって何年経っただろうか。内裏へも出入りできるようになり、右大臣との縁もできた。居が必要ならばと都の外れではあるが程よい大きさの邸まで用意してくれるという。そろそろと思い、道満は昼に晴明邸で話を切り出すことにした。
    「晴明殿、拙僧ここを出ようと思いまする」
     突然の弟子からの申し出に目を通していた書から顔をあげた。
    「何故?」
    「京での在り方を覚えました。晴明殿のおかげもあり依頼主とのご縁もできましたので。改めてあなたに挑みたく」
     じっと真意を探るように見つめてくる晴明に道満は眉を寄せた。
    「───誰が、許可した?」
    「はい?」
    「誰が、弟子を辞めることを許可した?誰が、私の元を離れることを許可しましたか」
     腹に響くような、聞いたことのない低い声にぞわりと背が粟立つ。
    「晴明殿?」
     無意識に握りしめた手がじっとりと汗で湿る。開いていた書を閉じ、床に置くと晴明は立ち上がり道満の目の前に立ち冷え切った目で見下ろす。
    「道満、おまえはずっと私と共に在るのです。ずっとね」
     視線に射抜かれて動けない道満の視界を晴明の手が遮ると、ぐにゃりと視界が歪んだ。そのままぐるぐると視界は周り暗闇へと落ちていった。

     ひどい頭痛にうなされて目を覚ました道満はあたりを見渡す。そこは晴明の褥だった。そこから這い出るように外に出れば間違いなくそこは晴明邸だったのだが、魔力の濃さが段違いで肌がピリピリするほどである。昼間だった空は暗く、ほんのり赤みを帯びていた。
    「外に、出なくては…」
     ここにいては駄目だと本能が告げている。造りは変わっていないようだったが、知った廊下を辿ってみたものの途中から空間が歪んでいるのか門にたどり着けない。庭を横切り壁に向かうがこちらも同じようなものだった。どんな呪を放っても弾き返される。辺りを見渡して気付いた。こんなにも桔梗の花でこの庭は埋められていただろうか。どこをみても紫の5枚の花弁が壁つたいに咲き誇り揺れている。この空間を支配する魔力はこの花からのようだった。試しに火の呪を放つも無効化される。どうしたものか、焦りが募る。

    「困っているようですね。どうしました?道満」

     突然真後ろから届いた声に反射的に身体が跳ねる。振り返れば暗闇で怪しく光る眼がふたつ。
    「晴明殿…?」
     見た目はよく知る晴明だったが、その身に纏う空気が異なる。普段感じない重すぎる霊圧に身が竦むのを奮い立たせて符を構えた。
    「拙僧、右大臣殿に呼れており行かねばならぬのでここから出て行きたく」
     もちろん、虚偽である。晴明相手に苦し紛れな言い訳なのは分かりきっていた。背中を冷や汗が伝い落ちる。
    「行く必要はありません。どこにも。これからもずっと、おまえは私と共に在ればいいのです」
     にこりと微笑む口元とは裏腹に不気味に輝く眼はいっさい笑ってなどいない。たったの一歩、近付いた晴明から発せられる圧に膝が震える。もはや神に近しい霊圧に圧されながらも、手に構えていた符を叩きつけて、振り返らずに走り出す。放った呪が発動した形跡はない。
    「フフフ、鬼ごっこですか。良いですよ、少し遊びましょうか」
     余裕と自信に満ちた声が後ろから聞こえたが、気にせず邸に駆け込み晴明の視界から外れるように廊下を奥へと駆けていく。奥へ奥へと駆け抜け目についた頑丈そうな戸がついた部屋へと滑り込み、中から戸を封じた。
    「はあ、はぁ…」
     上下する胸を落ち着かせるように深呼吸を繰り返すが、震えが止まらない。壁に背を預けてずるずると床に座り込む。
    「あれが晴明だと?あんな禍々しい目をした男が?違う。あんなのは晴明ではない。晴明は、晴明殿は───」
     脳裏に焼き付いて離れない妖しい光を帯びた瞳が忘れられない。まるで今もずっと見られているような居心地の悪さがあった。胸の奥が、気持ち悪い。
    「見つけましたよ、道満」
    「ひぃっ!」
     戸を挟んだ向こう側から聞こえる紛れもない晴明の声に思わず悲鳴が漏れた。ガタガタと激しく音を立てたかと思えば、すぱん、と封じたはずの戸は容易く開き、紅い満月を背に晴明が立ち塞がる。
    「鬼ごっこは終わりです。道満。月が、綺麗ですね」
     まるで狐のようにニッと口と目がつり上がる。先ほどよりも更に晴明から濃く漏れ出る圧に指一本動かすことも叶わず、近付いた晴明の指がするりと道満の真っ白な頬を撫でた。その指を追いかけるようにぽつりと雫が滑り落ちる。

    「───星の方が、綺麗でした」

     現実を拒否するように再び意識は暗闇へと落ちていった。
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    nicola731

    DOODLE「罪深き墓前まで」
    思いつきの時代物パロ晴道。多分この後二人で共謀して旦那を始末します。
     晴明の兄が妻を娶ったのは彼が十五の時だった。付き合いのある旧家の長子で、美しいことで評判だった。まだ十八になったばかりだった。晴明の幼馴染だった。
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