Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    ruiruiTUKAsa

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 11

    ruiruiTUKAsa

    ☆quiet follow

    甘酢っぺえやつを書きたかった。

    中学生🎈🌟♀

    注 年齢操作、女体化

    #類司
    RuiKasa
    #女体化
    feminization
    #腐ロセカ
    BL prsk

    青春たまに学校をサボって昼間に人の多い通りや公園、遊園地で自作のロボを連れて行ってゲリラパフォーマンスをすることがあった。
    どうせ学校に行っても友達もいないし、そもそも一緒に話をするような人もいない。
    勉強も教科書を読めば大抵のことは分かるから、あとは成績に支障をきたさないように出席日数をとればいいだけ。簡単で、つまらない。

    だから、今日も勝手に学校を抜け出して不法侵入した遊園地でいつものごとく楽しいショーでみんなを笑顔にして、いつものごとく警備に追いかけられて退散していたら、いつの間にか日が暮れて家に帰ろうと小さな公園の前を通ったところだった。

    ぐす、ぐすと微かな啜り泣く声が聞こえた気がして公園を除くと、ベンチに座ってうずくまって泣いている金髪の女の子がいた。
    隣町の中学校の制服を着ているため恐らく同年代くらいの子だろう。制服の裾で涙を擦っていた。


    「擦ったら目が赤くなってしまうよ」


    思わず近づいてたまたま持っていたハンカチを差し出していた。ちなみにこのハンカチは洗いたてだし、まだ使っていないので綺麗だ。


    「ありがとう・・・」


    一瞬驚いた顔でこっちを見たが、直ぐに下を向いて鼻声ながらお礼を言って僕の手からハンカチを受け取った。
    単純に可愛らしい顔立ちの子だなと思った。
    つり目がちの大きな瞳にスっと通った鼻筋と小さな口、髪の毛も手入れが行き届いているのだろう、風に揺られてサラサラとたなびいている。

    だから、じゃないけど、笑顔の方が似合いそうだと思った。
    まあ、僕はみんなを笑顔にするために今日も今日とてショーをしてきたわけだ。
    目の前に泣いてる女の子を放って帰れば僕のアイデンティティに反する。
    幸い、さっきまでショーで使っていたロボたちを持っているのだから、やることは一つだけだ。



    『むかしむかしある所に弱虫で心優しいオオカミがいました』

    「・・・?」

    『───オオカミは人間と友達になりたいと思っていましたが、オオカミは気が弱く、臆病で人間のいる里に降りることさえできませんでしたが、来る日も来る日も人間と友達になるために、ジャグリングやダンスをたくさん練習していました。しかし他のオオカミたちはそんな彼の事をバカにして仲間外れにしていました。』


    最初は突然始まったショーに困惑しているみたいだった。だけど、僕の周りで踊るドローンや、のジャグリングを見て、少しずつ強ばっていた表紙が解れているように感じて、だんだんショーの中に引き込まれているようだ。


    『ある日、オオカミが森を歩いていると、えーんえーんと泣いている声が聞こえてきました。声のするほうに行ってみると、赤い頭巾を被った女の子が一人うずくまって泣いているではありませんか!』
    「・・・・・」
    『オオカミは女の子を泣き止ませようと女の子に近づいて行きました』
    「・・・・!」


    昼間に同じショーをした時は赤ずきんロボを使っていたが、今の状況が似ていたので、目の前の少女を赤ずきんに見立ててることにした。
    黙って見ていた少女も僕が話に合わせて近づくと、僕の意図に気づいたようで少し驚いた表情を見せた。


    『しかし、赤ずきんの少女はオオカミを怖がってしまい、更に泣いてしまいます。それもそのはず、鋭い爪と鋭い牙、さらに少女よりも何倍も大きい体を持っていては、食べられてしまうと思っても不思議ではありません。オオカミはそれでも少女を笑顔にしたくて、綺麗に咲いていた花を摘んで少女に差し出しました。』
    「!!」

    簡単な手品で目の前で突然花を出してみせると、さっきより更に驚きましたという顔を見せてくれた。この子結構表情がコロコロ変わるタイプなのかもしれない。


    『少女は驚きましたが、おずおずと花を手に取ると──────』
    『このお花私にくれるの?』


    「ぇ・・・・・」


    『オオカミさん?』
    『あ、あぁ、そうだよ』


    まさかアドリブで返されるなんて夢にも思わなくて、驚きのあまり一瞬止まってしまったが、赤ずきんの少女の呼び掛けで直ぐに引き戻す。


    『ありがとう、オオカミさんとっても綺麗なお花ね』

    公園で泣いていた少女から赤ずきんに一瞬で変わった少女は僕の手からそっと花を受け取るとふわりと笑った。

    『こんなところで、どうして泣いていたの?』
    『帰り道がが分からなくなってしまって、怖くて泣いていたの』
    『それは大変だ!僕が帰り道を教えてあげるよ』
    『まぁ!ありがとう!』

    座っている少女に手を差し伸べると、彼女もまた手を差し出して僕の手にそっと重ねた。
    手を軽く引くと少女が立ち上がった。

    『その前に僕と踊ろう!』
    『へ?───きゃっ』


    少女の手を取って、見よう見まねの不器用なステップを踏む。直ぐに少女も同じようにステップを踏んだが、いきなり社交ダンスなんて、上手くいく訳もなく、つまづいたり、足を踏まれたり、ぶつかったりして、グダグダのダンスになってしまった。


    「ぷ、あははははっ!!」
    「ふ、ふふふ・・・っ」
    「く、ふふ、下手くそにも程があるっ、ははは」


    堪えきれずに笑いだした少女に釣られて僕まで笑ってしまう。
    どうやらお互い完全にツボに入ってしまったみたいでお腹がよじれそうになるほど笑った。
    こんなに笑ったのは、ほんの少しだけだったけど誰かと一緒にショーをしたのも久しぶりだった。


    「はーっ、すまん。笑ってしまってショーがぐちゃぐちゃになってしまったな」
    「いや、君が笑顔になってくれたなら良かった」
    「おかげさまでな。ありがとう」


    最初と違って悲しみの涙ではなく、笑いすぎて出てきた涙を指で拭って、夕焼けに照らされて赤く染まった顔で、真夏の太陽のような眩しい笑顔で笑った。


    その時、僕の心臓がきゅんと音を鳴らした。


    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖💖☺👍💘💖💖💖🙏❤❤👏💖💖💖💖💖🌋
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    x12_rt

    PROGRESS※18歳未満閲覧厳禁※

    2024/5/26開催のCOMIC CITY 大阪 126 キミセカにて発行予定の小粒まめさんとのR18大人のおもちゃ合同誌

    naの作品は26P
    タイトルは未定です!!!

    サンプル6P+R18シーン4P

    冒頭導入部とエッチシーン抜粋です🫡❣️

    あらすじ▼
    類のガレージにてショーの打合せをしていた2人。
    打合せ後休憩しようとしたところに、自身で発明した🌟の中を再現したというお○ほを見つけてしまった🌟。
    自分がいるのに玩具などを使おうとしていた🎈にふつふつと嫉妬した🌟は検証と称して………

    毎度の事ながら本編8割えろいことしてます。
    サンプル内含め🎈🌟共に汚喘ぎや🎈が🌟にお○ほで攻められるといった表現なども含まれますので、いつもより🌟優位🎈よわよわ要素が強めになっております。
    苦手な方はご注意を。

    本編中は淫語もたくさんなので相変わらず何でも許せる方向けです。

    正式なお知らせ・お取り置きについてはまた開催日近づきましたら行います。

    pass
    18↑?
    yes/no

    余談
    今回体調不良もあり進捗が鈍かったのですが、無事にえちかわ🎈🌟を今回も仕上げました!!!
    色んな🌟の表情がかけてとても楽しかったです。

    大天才小粒まめさんとの合同誌、すごく恐れ多いのですがよろしくお願い致します!
    11