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    一生休日

    @kccakg

    最近はえぺの💻💉が栄養。基本文字のみ、絵は描けません。発作的に字を描きます。

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    一生休日

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    ゲーム中にうっかりクリプトを見つめるオクタン

    #プトオク
    ptochu

    きみのすきなとこ※レイスが一瞬いる。
    ----------


    「俺たちが安地の中心だな」
    「後ろの警戒は私が。前はお願いね」
    何回目かのパルスの収縮が終わって次を確認すればちょうど俺たちがど真ん中だった。チームメイトのレイスがそう言い置いて俺たちがみているのとは反対方向の監視に向かってくれる。その背中を見送ってから視線を戻すと、横にいた気配がもぞりと動く。
    チラリと横目で見やるとセンチネルにつけたスコープを真剣に覗く横顔。凛々しい眉毛、吊り上がり気味の細い目。すっきりと通った鼻筋に分厚い唇。
    (んっ……カッコい……)
    ごくりと生唾を飲み込む。いつもあの目に見つめられて、あの唇に愛を囁かれてキスをされているのかと思うとドキドキしてくる。
    金属パーツに包まれた喉元。曝け出された鎖骨周りと黒のインナーで隠されつつもラインが浮き出た胸周り。大きめの上着で隠されているものの、意外にしっかり筋肉がついていることを俺は知っているのだ。
    ごつごつとした男らしい手が線の細いセンチネルをしっかりと握っているそのギャップが美しくて、いろんな角度から眺めたい気持ちに駆られる。
    (おれの、こいびと)
    この男が。俺の。
    色々思い出して鼓動が速くなる。体温が上がり顔が赤くなっているのが自分でもよくわかった。こういう時ばかりはマスクをしていて良かったと心から思う。横並びだったのを少し下がって、斜め後ろからバレないようにさりげなく見つめる。
    どこから見ても格好いい。風向きが変わって、クリプトの方から俺の方へと風が吹いてきて、風に乗ってクリプトのつけている香水がふんわりと香る。爽やかなレモングラス、それに混じって隠しきれないクリプト自身の体臭を鼻腔に感じる。もっと感じたくて深く息を吸い込むけどあまり意味は成さなかった。
    短く整えられた髪と丸い後頭部。少し猫背気味の広い背中に飛びついて、首筋に顔を埋めたくなる。
    俺がじっと見つめていると、クリプトがゆっくり瞬きをして、少し視線を下げて逡巡したように見えた……と思ったらこちらを見た。
    (……え?)
    クリプトの視線は下がったままで交わることはない。でもその頬がほんのり赤い気がする。

    「……見過ぎだぞ」
    少し恥ずかしそうにはにかんだその表情がとても愛おしくて。
    下がった眉尻と困ったようにこちらに向けられた視線が可愛くて。
    こんなの、抱きしめるしかねぇよな?


    ----------
    敵に気づかなくてダウンとられて、レイスが呆れてるまでが1セット。
    2022-07-26 一生休日

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    ベッターから移行。これ逆バージョン書きたいな?
    2022-08-31 一生休日
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    _BeHa_

    DONE雇プト×オク
    裏ではテロリスト組織のシルバ製薬妄想。悪いオクタビオのアースです。
    面接に行った雇われの話の続きです。

    エロ無しキス有り
    ※何でも許せる方向け
    「ここがアンタの住処か。悪くねえな」


     廃車のスクラップ工場付近にポツンとあるトレーラーハウスが俺の現在の家だ。普通の住宅に比べれば小さいが、中に入れば一般的な住居とほぼ変わらない。勿論、外観は洒落た綺麗なものではなく内装にも拘っていないせいで無骨だが、誰かを招く予定もリフォームする気も一切無かった。
     キッチンにトイレにバスルーム。空調も完備していて不便もない。冷蔵庫やレンジなど家電製品も充実し、通常の生活を送るのに全く問題は無く、狭ささえ目を瞑れば快適と言える。ベッドもソファーもあり贅沢なくらいだ。

     彼の言葉が皮肉なのかお世辞なのかは分からないが、オクタビオは朝早くから金持ちにとってはスクラップ紛いに見えそうな俺の住居にやって来た。
     早朝からの来客に眠気まなこを擦りモニターを確認すると、そこに映り込んだ鮮やかなライムグリーンに急速に目が冴え脳が起動した。サングラスにマスク姿の雇い主に驚き携帯端末で予定を確認するが、今日までは完全にオフで間違いはない。
     今日まで、と言うのは、あのイカレた面接に合格した日。流れと勢いに身を任せて、雇い主と高級レストランのテーブルの上でセック 3196

    recommended works

    _BeHa_

    DONE雇プト×オク
    報酬に釣られボディーガードの面接に行った雇われがオクにテーブルマナーを教わる(教わらない)話。微エロ。
    裏はテロリスト組織のシルバ製薬。悪いオクタビオのアースです。


    ※軽いですが流血モブ死体表現があります
    俺はボディーガードの面接に来たはずだった。

    「頑張れよアミーゴ。あと一人だ、アンタならやれる」

     有名な製薬会社の御曹司。シルバ製薬が裏で何をやっているかも把握していたが、破格の報酬に釣られ気が付けば履歴書がわりに命を差し出すはめになっている。

    「くっ……」

     あくまで表向きはクリーンな有名企業だと完全に油断していた。
     勿論、表立って出された求人では無い。現にシルバ製薬とは違うダミー会社から出されていたこの求人は『簡単な試験と面接』のみだと説明を受けていたが、実際のところ詐欺も甚だしい。
     会場が高級レストランというのもきな臭かったが、面接官の姿を目にして嫌な予感は的中した。
     『オクタン』と名乗り危険なスタントに身を投じるアドレナリン中毒者。シルバ製薬の次期CEOである彼の過激な配信は有名だが、この放蕩息子のイカれ具合も俺の予想を遥かに上回っていた。

    「何してんだ、早く立て!死にたくねえだろ?」

     貸し切られた高級レストランの特等席で、静かに、優雅に、それはそれは上品な仕草で食事する面接官。それを尻目に俺は床を這いつくばり、皺ひとつない白いテーブルクロスを乱さないよう細 3585