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    himeka_hp

    @himeka_hp

    ヒュンポプ中心に書いてます。
    18歳未満の方は御遠慮くださいませー!!

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    himeka_hp

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    診断メーカーのお題「お前の一番安心できる場所が、オレだと良いといつも思ってる」のセリフから。

    弥刀さんに捧げます!!
    仕事頑張ってください!!

    #ヒュンポプ
    hyunpop

    【もしかしたら、一目惚れだったのかもしれない】ヒュンポプポップの笑う顔が好きだ。

    コロコロと変わる表情の中で、一番好きなのは笑顔。

    今日もまた、部屋で話している時に、おかしかったのか笑っていて、ああ、可愛いなと思った。

    「ヒュンケル?」
    「ん?」
    「なんだよ、じっと見て」
    「ああ…可愛いな、と思ったから」
    「は……」

    向かい合わせに座って、頬杖をついてポップを見ていたら、不思議そうに問いかけてきた。
    オレがそう言うと、ぼぼっと真っ赤になるポップ。
    その、素直な表情も好ましい要因の一つだ。

    「だー!そう言うの恥ずかしいから嫌だって言ってるだろ!」
    「そう思ったんだから仕方ないだろう」
    「お前のは心臓に悪い…」
    「そうなのか?」

    顔を赤くして俯くポップの頭を撫でて、不思議そうに見つめる。
    そうしたら、むう、とむくれたポップの顔。
    そんな顔さえも愛おしいと思った。
    けど、やっぱり……

    「ポップ、笑ってくれ」
    「急に言われても笑えねぇよ」
    「くすぐればいいか?」
    「無理やり過ぎんだろ!」
    「オレはお前の笑ってる顔が好きだからな」

    そう言えば、きょとん、とした後に、恥ずかしそうにするポップ。
    すり、と頬を撫でれば、その手に擦り寄ってくる。
    可愛いな、と、またそう言うと怒るんだろうと思った。

    「ああ…」
    「どうした?」
    「いや、昔を思い出したんだ」
    「昔って?」
    「ポップに告白した時の事だ」

    興味津々と言った顔で見つめるポップに、身を乗り出して口付けを落とす。
    そうしたら、また真っ赤になるポップ。
    またコロコロと変わる表情がやっぱり可愛い。

    「ポップ」
    「なに……?」
    「ポップを好きになった時の事、思い出した」
    「そうなのかよ……」

    くりくりとまあるい目が、恥ずかしそうなものに変わりじい、と見つめてくるポップに、ふ、と笑って、指で唇をなぞりながら囁いた。



    「…お前の一番安心できる場所が、オレだと良いと…いつも思っている」



    そう言ったポップは、驚いたように恥ずかしそうに笑ってくれた。
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    ghikamu

    MEMO堂々と遅刻したヒュンポプお題「メロンソーダ」

    ※記憶持ち転生現代風パロという特殊な世界観です。
    メロンソーダは美味しく頂かれました「あ、あの~ヒュンケル、さん?これは一体どういう……」

     商店街にある落ち着いた雰囲気の喫茶店。目の前の特徴のあるハネっ毛の学生服の少年がオレの顔を伺いながら、目の前にあるアイスとさくらんぼの乗ったメロンソーダをつつく。不安げにこちらとメロンソーダを交互に見る様子を見てヒュンケルは懐かしい光景に思いを馳せていた。

     ヒュンケルには、生まれた時から今の世界と違った世界での記憶がある。文明の発達の仕方が現代とはまるで違う、世界地図さえ異なる剣と魔法の世界の記憶だ。その世界で戦士として、一時は魔王軍に身を堕としながらも勇者一行と共に戦った。これは決して妄想などではなく、事実であり、幼い頃からヒュンケルはその記憶と現在の精神とのギャップに悩まされてきた。何せこの鮮明な記憶を共有できる人間が周りに誰一人いない。ヒュンケルにとっては剣と魔法に縁のない見知らぬ世界にたった一人取り残された気分だった。このことはヒュンケル自身物心がついた頃から誰にも話さず心にしまい込んでいた。
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