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    TRPG「恋文は密やかに」ログ
    作者:本条凛子様
    KPレス
    PL:みなも
    PC:柳追眠

    #TRPGログ
    trpgLog
    #KPレス
    kp-less

    【ネタバレ注意】TRPG「恋文は密やかに」ログ恋文は密やかに ログ
    作者:本条凛子様
    KPレス
    PL:みなも
    PC:柳追眠

    1-1
    ふと目を開けると、あなたは見知らぬ店の前に立っていた。
    柳追眠 :「なんだここ……なんでこんなところに?」
    柳追眠 : CC<=50 アイデア (1D100<=50) > 77 > 失敗

    あなたはこの場所に至るまでの記憶があやふやだ。どうやって来たのか思い出せない。ただ大切な人に何かしようと思っていた。【周囲を見る】

    1-2
    色鮮やかな石畳の地面、均等な距離を保つ灯りはガス灯で、馬車が通るために整備されている。しかし人の気配はどこにもなく、他にも店はあるがどれも曇り硝子で中を見ることができない。完全に見知らぬ土地に知らぬうちに迷い込んだようだ。
    正気度喪失0/1。
    柳追眠 :「またこういうのか……しかも今度は、俺一人……」
    柳追眠 : CC<=74 正気度ロール (1D100<=74) > 8 > スペシャル
    柳追眠 :「今から雀荘に行かなきゃなんだよ、とっとと戻らねェと」【周囲を歩く】

    1-2-1
    この街に変化はなく、人もなく、車や自転車もなく。ただただ無駄に歩くしかなかった。
    疲れて立ち止まり、顔をあげるとまたあの見知らぬ店の前に戻って来ている。
    正気度喪失0/1。
    柳追眠 : CC<=74 正気度ロール (1D100<=74) > 78 > 失敗
    [メイン] system : [ 柳追眠 ] SAN : 74 → 73
    柳追眠 :「ハァ……戻れない、出られない、マジかよくそっ。ここに入るしかないのか?【見知らぬ店を見る】

    1-3
    まだらなシックに覆われた屋根、黒いレンガ造りの壁には蔓バラが咲き誇り、窓は曲線優美な白枠で飾られている。扉には吊るされた看板が。
    柳追眠 :「誰か、いるか……?」【店の中を覗く】
    柳追眠 : CC<=70 目星 (1D100<=70) > 41 > 成功

    店の中の様子を見ることができる。
    たくさんの戸棚と本棚があり、たくさんの家具や道具で溢れていることがわかる。美しい女性が一人、誰かを待っているように座っていた。
    柳追眠 :「覗いても何の店か分かんねェな」【看板を見る】

    1-3-3
    吊るし看板には「恋文専門代筆屋」と刻まれている。どうやらこの店は代筆屋のようだ。あなたはこの店に強烈に惹かれる。あなたの胸に、あるいは潜み、あるいは燃え、あるいは苦しみ、あるいは溢れようとしている想いがある。その想いを、言葉にできるのなら。
    柳追眠 :「恋文、ねェ……柄じゃねェ、けどさ」【見知らぬ店に入る】

    2-1
    扉を開けると紙とインクの匂いがする。それに混じる匂いは紅茶だろうか。

    2-2
    広すぎず、狭すぎず、ちょうどいいくらいの広さだ。上から見れば長方形の形になるのではないだろうか。
    奥のクリーム色の壁には本棚がずらりと並び、多くの蔵書がひしめいている。
    その隣の壁にはココアブラウンの棚があり、文房具などが飾ってあった。
    中央には二人がけのテーブルが設置されており、そこに一人の美しい女性が座っていた。タイプライターの前でひどく悩んでいるようだ。
    柳追眠 :「人間、か……?」【テーブル/女性に近づく】

    2-6
    二人掛けのテーブルには女性が一人タイプライターを前に悩んでいる。
    タイプライターの周りには女性が書き損じた手紙が散らばっており、どうやらうまくいっていないようだ。新しいカーボン紙を手に取っては絡ませ、キーボードに指を置くが押すことはない。
    近づくと女性はにこりと笑って会話を始めるだろう。
    「いらっしゃい、お客様。恋文専門の代筆屋です。わたくし? わたくしのことは、カパラと呼んで」
    柳追眠 :「なぁ、ここはどこなんだ」

    2-6-1
    柳追眠 : CC<=70 心理学 (1D100<=70) > 63 > 成功
    「ここ? ここは代筆屋。お客様が抱えている想いを手紙にする場所。わたくしはそのお手伝いをするためにいるの。ここに来たということは、恋心を抱えているのでしょう? 文房具の棚でお客様好みのものを選んで向かいの席に座って、手紙を書きましょう」
    柳追眠 :「手紙……手紙ねぇ」【文房具の棚の前に行ってみる】

    2-5
    たくさんのインク壺にインクリボン、万年筆にガラスペン、シーリングスタンプのセット、さまざまな便箋と封筒が種類豊富に置かれていた。
    柳追眠 :「まぁ、いいや。やるだけやってみるか。ヤバい場所でもなさそうだし」

    2-5-1
    あなたがこれだと思う筆記用具、便箋、封筒を選べる。
    色、材質、デザインは全てあなたの思うままに。心から選んでこそ、手紙は力を持つことだろう。
    柳追眠 :「へぇ、ガラスペン……先にインクをつけて書くのか? 綺麗だからこれにしよ。インクは……ただの黒じゃ味気ないな。せっかくなら色付きの……あぁ。深緑、これなら俺からだって分かるだろ、多分。便箋と封筒は……ありすぎて選べないから普通のやつ。書きやすそうで、触り心地がいいやつ……これで」【選んだ文房具を持って本棚に近づく】

    2-4
    たくさんの蔵書がひしめき合う。あなたの母国語で書かれた本ばかりだ。
    柳追眠 :「参考にしろってことか?」
    柳追眠 : CC<=70 目星 (1D100<=70) > 84 > 失敗

    2-4-2
    気になるようなものは何もなかった。蔵書は全部恋愛に関するものだ。
    恋愛小説、恋愛詩歌……。
    柳追眠 :「だッから……柄じゃねーんだって、マジで……」(頭を抱える)
    柳追眠 : CC<=20 図書館 (1D100<=20) > 45 > 失敗

    2-4-4
    恋愛小説、恋愛詩歌、恋愛の神話……たくさんの蔵書は全て恋愛ごとに関するものだ。間違えて官能小説を手に取ってしまった。手紙の参考になるわけがないのになんであるんだろう。
    あなたは思わずその小説を読んでしまい、大切な人とのあれそれを思わず思い馳せてしまう。後ろめたい気持ちがした。正気度喪失0/1。
    柳追眠 : CC<=73 正気度ロール (1D100<=73) > 66 > 成功
    柳追眠 :(無言で真っ赤になる)

    柳追眠 : CC<=70 目星 (1D100<=70) > 75 > 失敗
    CC<=20 図書館 (1D100<=20) > 97 > 失敗
    再び官能小説を手に取ってしまう。
    柳追眠 :「だから……! もう、勘弁してくれ……」

    柳追眠 : CC<=70 目星 (1D100<=70) > 84 > 失敗
    ワンモア官能小説。
    柳追眠 :「本とかうまく探せねェって……」(くそぅ、いろいろ思い出しちまうだろうが……)

    柳追眠 : CC<=70 目星 (1D100<=70) > 99 > 失敗
    さらに官能小説。ファンブったので多分えっぐいプレイのやつ。
    柳追眠 :「も、もうやだ……なんで手紙書くのにこんなッ、もうやだ……」

    柳追眠 : CC<=70 目星 (1D100<=70) > 81 > 失敗
    それでも官能小説しか探しあてられない。
    柳追眠 :「もうやだって! エロ本しかねェんじゃねーか!!か、帰りたい……」

    柳追眠 : CC<=70 目星 (1D100<=70) > 4 > スペシャル
    柳追眠 : CC<=20 図書館 (1D100<=20) > 26 > 失敗
    [ 柳追眠 ] 幸運 : 52 → 46

    2-4-3
    恋愛小説、恋愛詩歌、恋愛の神話……たくさんの蔵書は全て恋愛ごとに関するものだ。その中に花言葉や石言葉の本を見つける。参考にするのもいいだろう。
    想いを届けよう。
    柳追眠 :「や、やっとまともなのがあった……もう疲れた……。花言葉……まぁ、石言葉はそこそこ知ってるけど。やっぱりアメジスト……いや、ちょっとろまんてぃっく?が過ぎるな、やめとこ……」
    柳追眠 : CC<=70 目星 (1D100<=70) > 25 > 成功

    2-4-1
    小さな箱を見つける。振ってみると何かが入っているようだ。ただ重いものではない。開けると中に入っているのはたくさんの手紙だ。差出人と宛先は不明だが読むと全てラブレターであることが分かる。
    「愛しい人」
    「この世で最も大切なあなた」
    「あなたにこの愛を届けたい」
    と甘やかな愛の言葉が綴られている。
    あなたはこれらを目の前にして自分も大切な人へと愛の言葉を贈りたいと願うだろう。
    柳追眠 :「いや、俺にこんな熱烈な文面は書けねェけどさ……」【テーブル/女性に近づく】

    2-6-2
    柳追眠 :「なぁアンタ、その書き損じの手紙の山は何だ? アンタも誰かに書いてるのか、その……恋文、を」
    「これね。恥ずかしいことにわたくし、他人の手紙を書く手伝いはできるのだけれど、自分の手紙は書けないの。だからお客様達の手紙を参考にしたいのだけど、結局できてないわ。届けたい思いがあるのにできなくて困ってるの」
    「安心して、手伝いは得意だから。文房具の棚でお客様好みのものを選んで」
    柳追眠 :「あぁ、それは選んでみた。その……本はあんまり、参考にはならなかった
    けど……」
    柳追眠 : CC<=70 心理学 (1D100<=70) > 15 > 成功
    彼女に悪意は感じない。とても困っているが、あなたに対して協力的だと感じる。
    彼女の言葉通りに従うべきなのだろう。
    柳追眠 :「恋文……恋文なぁ。なんだか、書ける気がしなくなってきた……」【椅子に座る】

    3-1
    女性の向かいに座ると女性はにこりと笑う。
    「改めて自己紹介をしましょう。わたくしは恋文専門の代筆屋のカパラ。お客様の胸に燻るその想いを手紙という形にするお仕事をしています。まずは贈りたい相手のことを教えて。そうね…………出会いとか、好きになった理由とか」
    「恥ずかしいかもしれないけど、知らなくちゃ。プライバシーに関しては大丈夫。秘密主義のお店よ、ここは」
    ここでは大切な人との出会いや好きになった理由を語ることができる。つまり復習できるのだ。

    3-2
    柳追眠 :「っ、ほんとに、絶ッ対、どこにも漏らすなよ! 出会い……あぁ、出会いはやべェくらい殺伐としてたな。俺たち二人とも、命の危機に瀕してた。信じらんねェかもしれねーけど……いや、こういう世界にいるアンタなら信じてくれるか? とにかく、化け物に追いかけられて死体もいっぱいあって……でも、俺はあいつに助けられて生き残って、最後は俺があいつの手を取ったんだ、何とかな。そうやって、あのあり得ない世界を生き残って……」
    柳追眠 :「す、すきになった理由? あ、あー……えっと。最初はな、いけ好かないやつだと思ってた。胡散臭いし、信用できねェって。でも……眼がな、すっげー綺麗なの。あいつは隠したがってたけどな。けど、どうしてもそれが見たくて近づいてって……そしたら、なんか……最初は、俺に利用価値があるから、だったからかもしれないけどさ。その、大事にしてくれたし、守ってくれた。俺は、いつ死んだっていいって思ってたけど、生きてくれって言ってくれた。だから、すきになった……」(声が尻すぼみになって真っ赤になる)

    語るとカパラは目を輝かせる。一切笑うこともせず、茶化しもせず、優しく聞き入っていたカパラはあなたとあなたの大切な人の出会い、好きになった理由を否定することはない。
    「そのことも、きっと手紙に生きるはずよ。出会いや好きになってくれた理由を書いてくれるとね、胸がポカポカしてこそばゆくてとても嬉しいの」
    柳追眠 :「そ、そ、そういうもんか……?」

    4-1
    「出会いと好きになった理由があるなら書くべきよ。次はそうね、今想っていることも書きましょう。あなたは今、相手のことをどう想っているの? どのくらい好き? どんなことを話したい? どんな風に接したい? どういったところが、好きなのか。まずはそれを教えてちょうだい」

    4-2
    柳追眠 :「どんなところが……えーっと。そうだな……俺が弱くても、幻滅しないとこ? 俺たちが生きてる街ってさ、自由だけど、強くなくちゃ生きてけねェの。俺はあそこで生きるために、強くならなきゃいけなかった。でも……やべェ賭けに首つっこむなって怒ってくれるし、傷だらけになったら心配してくれるし、寝込んだらつきっきりでそばにいてくれる。変だろ、あいつ俺が頼ると、そりゃあ嬉しそうにすんだぜ? あんなに『他人のことなんてどうでもいい』っていっつも言ってんのに、俺の世話を焼くのは好きなんだとさ。だからさ……なんつーか、あいつのそばにいると背伸びしてなくていーの。だからすき」

    あなたの言葉にカパラは顔を赤らめる。
    想いを受け止めた彼女は一層真剣に耳を傾けてくれた。
    「すごい惚けを聞いた気がするわ!なんだか素敵な物語を聞いているかのよう! あなたの想いは宝石よりも輝いて、花よりも美しい……そうだわ、書きましょう、それも余すことなく。愛されてるって思わせることは大事なのよ!」

    柳追眠 :「ほうせ……はな……そんな大層なもんじゃねェって。やめてくれよ……」

    5-1
    カパラはあなたの言葉に耳を傾け、そして下書きの紙と鉛筆を差し出す。
    「さあ、書きましょう。ここで思いの丈を。手紙なら書けるの。手紙なら、あなたの
    胸を焦がす熱さを、形にすることができるのよ」
    「代筆屋だけど、あなたが書くべきなんだと思うわ」
    柳追眠 :「書くのか? 俺が? マジで? じ、玖朗に? いや、無理だって!」

    5-3
    まだ想いが溢れている。止まらない。止められない。だって想いとは、形がないからこそ溢れやすい。整えることは難しい。それに対してカパラは責めることもなく、真摯に受け止める。
    「いいのよ。もしかしたら、まだ何かあるのかもしれないわ。その旨のうちにあるものを口に出すことで、整理できることもあるの。さあ、焦らないで、急がないで。ゆっくりでいいのよ」
    柳追眠 :「ゆっくり……それなりにべらべら喋って、俺だって思うとこくらいはあるけど、でも……手紙なんて柄じゃねーもん。困ったな……」

    5-3-1
    柳追眠 :「他に思うとこ……えっと、その、感謝、かな。口が割けてもあいつには絶対ェ言わねェけどな! て、手紙……形に残るものだから、こッ、後悔しなくていいように、大事な、ことを……うわぁっ、なんだこれ、はずい……っ! えっと、あと、あと……」
    吐き出すと止まらない。カパラはあなたの紡ぐ愛の言葉にゆっくりとちょうどいいタイミングで頷いて微笑む。
    「愛ってすごいのよ」
    「きっとそれが伝えたい言葉なのね。たくさんありすぎてまとめられない、あなたの愛のカタチ。でもそれに恥じることはないわ。いいのよ。少しずつでいいの。手紙はね、短すぎても、長すぎてもいいの」
    「短いから想いは軽い、長いから想いは重たすぎる、だなんてどこにもない。わたくしはそう教わったのよ」
    「さあ、鉛筆を持って」
    柳追眠 :「……わ、わかった……」

    5-2
    あなたは下書き用の紙と鉛筆を手にして気づく。
    そうだ、自分は大切な人に、大切なあの人に「愛している」と伝えたいのだ。
    たくさんの言葉で、たくさんの綴りで、たくさんの想いを込めて。
    下書きを終えたら、改めてあなたが選んだ筆記具で、あなたが選んだ便箋に想いを綴ろう。

    5-4
    あなたの想いを綴る時間だ。ゆっくりでいい、焦らなくていい、急がなくていい。
    手紙は、想いは、あなたの胸の中にある限り、逃げはしないのだから。
    柳追眠 :「俺、言葉?とか語彙力?とか、あんまねェけど……書ける、か……? えっと……」


    6-1
    玖朗へ
    書き始めても、やっぱり手紙なんて柄じゃねぇと思うけど。
    こんな機会も二度とないかもしれないから、書く。

    いつもそばにいてくれてありがとう。
    俺を選んでくれてありがとう。
    俺に、生きる理由をくれてありがとう。
    直接だったら死んでも言わねー。だからありがたく読め。

    人間はいつか死ぬ。ましてやお互い、あんないつなにが起こってもおかしくない街で、なにかあってもおかしくないことをしてる。出会ったときみたいに、変なことにもよく巻き込まれるし。だから、軽々しく「一生そばにいる」とか「永遠」とかは書きたくない。
    でも、何があっても後悔しないように伝えとく。

    俺は、生きてる限りアンタの側にいる。
    愛してくれて、ありがとう。
    我愛你。

    柳追眠


    手紙を書き終えると、カパラは誤字脱字がないかしっかり見てくれる。
    嘲笑いも茶化しもせずに真剣に読んだあと、優しく微笑むだろう。
    「あなたの愛してる、は、とても素敵で、宝石よりも光り輝いて、星よりも豊かで、花よりも鮮やかで、海よりも深いのね」
    柳追眠 :「……だから、褒め称えるのやめてくれって……」
    「封に入れるわね」
    柳追眠 :「……ん」
    「この店は宛先に届けるサービスもしているわ。あなたの大切な人にしっかりと
    届けるわ」

    6-2
    柳追眠 :「いや。自分で持ってってもいいか? 結局あいつのところに帰るんだしな」
    カパラはそれを聞くと分かった、と頷いて手紙を渡す。そして麗しい笑みを浮かべるだろう。
    「恋愛専門代筆屋カパラ(山羊)のご利用ありがとうございました」
    頭を下げてあげた瞬間のカパラの東部には山羊のツノが見えた気がした。
    しかしそれに対して驚く間も無く、あなたの意識は暗転する。

    7-1
    ふと目を開けると知っている街中にあなたは立っていた。
    柳追眠 :「帰って、きたのか。……今回はなんか……危なくはなかったけど、こっぱずかしかったな、いろいろと……」
    ようやく思い出す。自分は大切な人に贈りたいものがあって出かけていたことを。あの不思議な店や街並みはどこにもない。
    柳追眠 :「あー……軍資金が足りなくて、雀荘行こうって思ってたんだっけか」
    手にはあなたが書いた手紙とあなたが手紙を書く際に選んだ筆記具が入った袋が一つ。
    柳追眠 :「これで、そんなに喜んでもらえるモンかな……」
    誰かがあなたの背中を押した。振り向いても誰もいない。
    まるで「早く私に行きなさい」とでも言わんばかりだった。
    さあ、想いを伝えに行こう。

    エンド:想いを届けに
    〇報酬 1d3 正気度回復
    〇あなたが店で選んだ筆記具 
    インクもついている。これはお店からの贈り物だ。
    〇あなたが書いた手紙
    あなた自身の想いを込めた手紙。贈らなくてはいけないだろう。


    多分この後、家にいた玖朗さんに「ん!」って手紙を押し付けるまではするけど、耐えられなくて2階に直行して布団被って丸まるのだろうと思います。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭😭😭🙏🙏🙏💘💘💘💘👍👍
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    Replies from the creator

    みなも

    DONEとんでもない書き間違いとかなければ!これにて!完結!
    7か月もかかってしまった……!
    長らくお付き合いいただき、本当にありがとうございました!!
    ウルトラバカップルになってしまいましたが、今の私が書けるウルトラスーパーハッピーエンドにしたつもりです!
    ものすごく悩みながら書いた一連の3日間ですが、ラストは自分でも割かし納得いく形になりました
    2024.3.24 追記
    2024.4.30 最終稿
    玖朗さんお誕生日SS・2023【後編・3日目】 ゆっくりと瞼を開けたその瞬間から、身体が鉛のように重く、熱を持っていることが分かった。たまにある現象だ。体温計で測るまでもなく、発熱していることを悟る。
    「ん……」
     起き上がろうとした身体は上手く動かず、喉から出た唸り声で、声がガラガラになっていることに追眠は気づいた。そういえば、引き攣るように喉も痛む。ようやっとのことで寝返りを打って横向きに上半身を起こすと、びりりと走った腰の鈍痛に追眠は顔を顰めた。ベッドサイドテーブルには、この状況を予期していたかのように蓋の開いたミネラルウォーターのペットボトルが置かれている。空咳をしてから水を含むと、睡眠を経てもなお疲れ切った身体に、水分が染みていった。
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