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    ぎぃ。

    @gigigigiiiii
    ぎぃ。だよ!!!
    ポケモン絵と創作絵と過去絵とかもなんかアップ出来たら見やすいんじゃないでしょうか?

    二次創作SSもおいてるよ。ラッシャイ!!

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    ぎぃ。

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    🐍怪異ウサミと門倉さんの話。

    分かっちゃった。

    しずく、しずか、しずむ【六】「これって、何?」

    ストレートに、シンプルに訊いてみた。
    俺の中に出してくる、精液みたいな、でも明らかに違う、これの正体。

    「これは、僕の“愛”です」

    果ててうつ伏せになった俺の尻を撫でながら、怪異は静かに言った。

    「……そういうロマンチックなやつじゃなくてさ」

    そんなふわふわキラキラしたものなわけがない。
    そう思いながら、俺は続けた。

    「成分とか……お前の体の、出してるもんの話。そういう、理屈の方」
    「なるほど、肩こりに効くみたいな?」
    「えっ、効くのか?」
    「いえ、効きません」
    「……だよな」

    そんな温泉みたいな効能、あるわけない。
    とろっとしてて、においがまったくしなくて、何度出されても正体が分からない。
    そもそも、こいつにとって性行為自体が必要なものじゃないはずだ。

    「ああ、“分かりました”!門倉さん」

    ぺちぺち、と軽く俺の尻を叩きながら、嬉しそうに言う。

    「これは“水”です」
    「み、水……ぅ?」
    「はい。だから、もう安心してください。ただの水ですから」

    水。
    ……にしては、なんか粘度がある。
    本当に水なのか?

    ぐるぐる思考を巡らせていると、ウサミがくすくす笑う。

    「ねえ、門倉さん。意味ないですよね、そんな風に考えるのは」

    尾が顎の下へと滑り込み、俺の顔を持ち上げる。
    見下ろしてくるウサミと、目が合った。

    「だって、あなたは僕が何を言っても、どうせ疑うじゃないですか。水だと言っても、薬だと言っても、信じない。体に悪いものだって言ったら?そっちの方が納得しやすいですか?」
    「……そういう、わけじゃ……」
    「こんな時、僕に何て言ってほしいんですか? 僕に教えてください」
    「……」

    言葉に詰まった。
    その通りだった。俺はこいつを疑ってる。
    どこかで、心が通じあっていないと感じているから。

    でも、ウサミの方は違う。
    少しずつ、俺の心を拾い、考えを掬い、静かに、確実に近づいてきている。
    それがわかるからこそ、俺は黙るしかなかった。
    今更黙ったところで、
    たぶん──いや、間違いなく、手遅れだ。

    ウサミがさっき言った“分かりました”は、
    あの液体のこと成分どうのじゃなくて、“俺のことが分かりました”って意味だった。

    「これは、僕が昂ると出てしまうんです。
    門倉さんのことが、愛しくて、愛しくて……」

    ぞっとするほど美しい顔で、
    人間の言葉を使って、愛を囁く。

    「だから、これは僕の、“愛”と、“欲の副産物”です」

    嘘のない言葉の方が、時にいちばん怖い。
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