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    nmhm_genboku

    @nmhm_genboku

    ほぼほぼ現実逃避を出す場所

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    nmhm_genboku

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    白河氏が書き終わったらpixivに載せます♡

    お前が幼馴染で良かった明司武臣成り代わり

    白バラコーヒー様より熱烈に布教され、どぼんしました。笑ってくれ。

    それは、鮮烈なる光を持って不良界隈に降り立った。男の名前は明司武臣。〝軍神〟明司武臣。その名は、きっと未来永劫、不良の世界で広がり続ける名前であるだろう。

    才能開花、というのはよく聞く言葉だ。あのバレーボール漫画のハンガーネタでお馴染みの人だって、才能は開花するもの、技術は磨くものと言っている。そういえば自己紹介がまだだった。俺の名前は、明司武臣。小さい頃前世と言うべき世界のことを思い出し、この世界が不良漫画で人気の世界であることを理解するのに3年ほど歳月を使った馬鹿な男である。正確に言えば現実逃避はお手の物って話。成り代わりという言葉を知ったのは前世で妹か男同士のくんずほぐれつを書いていた際に死んだ魚のような目で見てきたのがきっかけである。おかげで成り代わりの作品のタイトルをたくさん朗読させられた。頭がおかしくなると思ったら、このことを連想すればある程度は現実に戻れるので自分の中ではおすすめだ。まぁ、実際自分がなるとは思わなかったので3年ほど現実逃避したけど。

    さ、て。そんな俺だが実は弟がいる。目に入れても痛くない程に可愛い弟だ。俺が11の時に親父が再婚した結果生まれた腹違いの弟だ。可愛い。可愛すぎて毎日眺めてる。まだ母親の腕の中じゃないと生きていけない小さい命は、俺の大事なものだ。ついでに言えば幼なじみの真一郎の所も。一ヶ月後には弟が産まれるらしいので、俺も真一郎もオニイチャンになる。原作を知っている俺は、マイキーの母ちゃんは病死で父親が事故死。もう本当に勘弁してくれって家庭。だからちょっと頑張った。母親も父親も死なせる訳にはいかないから毎日地獄のEveryday。真一郎に嫌な予感したら絶対止めろ、喚いてでも止めろと言い続けて1年経つか経たないかぐらいの時に佐野家から盛大な泣き声が聞こえ、見てみれば父親の腹にしがみついて泣き喚く真一郎の姿があり、思わず合唱した。そこまで喚けとは言ってない。

    けれどおかげで本来死ぬはずだった真(まこと)のおっちゃんは死なずに済んだ。事故の壮絶な現場ニュースが昼のお昼時に流れた時は心の中で泣いたけど、居眠り運転のタンクローリー車が一般自動車数十台を巻き込む大事故をテレビが披露していたのでそういえば昔って規制緩かったな、と納得していた。

    さて、そんな俺だが、今度は桜子さんの救出が大事なので、1989年ぐらいから親の手伝い(皿洗いとか)をするようにした。真一郎は何故か俺の真似をしたがるので、それを利用させてもらった。おかげで家事スキルは料理以外普通よりもちょっとできるレベルになった頃に、桜子さんの妊娠発覚。
    2人してどっちが出来るか勝負な!とかしてたら、真一郎はびっくりするほど料理上手だった。ちょっとオニイチャン悔しいので圧力鍋とか使ってズルしてた。ごめん。でも普通に自分の昼飯を交換する時真一郎より下手とか納得いかない。お前原作ではエマちゃんにご飯作ってもらってたじゃん!!

    「真一郎くんも武臣くんもお互いのご飯作って交換してるの?」

    これはとある女子に聞かれた内容。ちなみにチラチラこっちを見ていた集団もいたので、誤解が生まれないように、料理勝負してると言えば、真一郎がにっこりと笑って俺の弁当が美味いと言ったので俺も真一郎の弁当も美味いよ、と言っておく。キャーキャー言われる前に俺の死んだ魚のような目を見て、その質問してきた女の子がそっと俺にキャンディを渡してきたので解せぬと言っておいた。

    「何味?」
    「レモンといちご。いちごやる」

    そう言ってポイッと投げ渡せば嬉しそうにやった!と喜びを表す真一郎に、子供らしくていいな、と思った。どうしても内面の精神年齢に引き摺られるせいで俺はミステリアス男子、真一郎はエネルギッシュ系男子と分類されてる。意味がわからない。誰だよ真一郎に生気吸い取られてるって言ったやつ。ぼんやりと貰った飴をガリガリ噛んでる真一郎を見ながら、確かに元気だなぁ、と思っていれば、ごくっ、と変な音を立てて喉を鳴らした真一郎がジッとこちらを見てくるのでそういえばそろそろマイキー生まれるじゃん、と思いながら食べ終わった弁当箱を片付けて、貰ったレモン味のキャンディを口の中に放り込む。

    「そうだ!なぁ、オミ」
    「んー?」

    俺、かっこいいことしたい!そう言った真一郎に、例えば?と尋ねれば、うーん、と悩ましげに考えるもんだがら、俺も何かあったかな、と考えながら、口の中のキャンディがカコン、と歯にぶつかって音を立てる。そうして、思い出すんだ。そういえば、そろそろだな、と。

    「日本一の不良になる!」
    「圧倒的海賊王」
    「海賊……?」
    「こっちの話。んじゃ、喧嘩しに行く?」

    そう尋ねて上体を背もたれに預けながら横柄な態度で尋ねれば、元気な返事が帰ってきたので、とりあえず弱い者イジメしている不良から攻めていこ、と思った。


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    h‘|ッЛ

    PAST風間トオルがデレないと出れない部屋

    ⚠️アテンション
    ・未来パロ(17歳、高2)
    ・しん風
    ・中学から付き合ってるしん風
    ・以前高1の頃○○しないと出れない部屋にて初体験は終えている。(いつか書くし描く)
    ・部屋は意志を持ってます
    ・部屋目線メイン
    ・ほぼ会話文

    ・過去にTwitterにて投稿済のもの+α
    『風間トオルがデレないと出れない部屋』

    kz「...」
    sn「...oh......寒っ...」
    kz「...お前、ダジャレって思ったろ...」
    sn「ヤレヤレ...ほんとセンスの塊もないですなぁ」
    kz「それを言うなら、センスの欠片もない、だろ!」
    sn「そーともゆーハウアーユ〜」
    kz「はぁ...前の部屋は最悪な課題だったけど、今回のは簡単だな、さっさと出よう...」

    sn「.........え???;」

    kz「なんだよその目は(睨✧︎)」

    sn「風間くんがデレるなんて、ベンチがひっくり返ってもありえないゾ...」
    kz「それを言うなら、天地がひっくり返ってもありえない!...って、そんなわけないだろ!!ボクだってな!やればできるんだよ!」

    sn「えぇ...;」

    kz「(ボクがどれだけアニメで知識を得てると思ってんだ...(ボソッ))」
    kz「...セリフ考える。そこにベッドがあるし座って待ってろよ...、ん?ベッド?」
    sn「ホウホウ、やることはひとつですな」
    kz「やらない」
    sn「オラ何とまでは言ってないゾ?」
    kz「やらない」
    sn「そう言わず〜」
    kz「やら 2442