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    rica_km

    @rica_km

    👹滅:💎🔥/🔥🧹中心リバ含雑食、時々作文。ねんどーる&オビツろいど歴2周年(ねん🔥兄弟持ち、💎×2)。かなり20↑成人済

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    rica_km

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    できたて💎🔥冬・終電の旅:その5の続き
    その5→ https://twitter.com/rica_km/status/1587365157780721666?s=20&t=e0VmwxOrVVLBb
    夜の海でちうしてるだけですが、ドロライのお題をお借りしているのでぽいに切り分けました(ここを飛ばしても内容には得に影響はないと思われます)
    お題:🕯(の続きなのでこのパートには🕯ありません)

     一度唇を重ねてしまえば、もう少し、もう少し、と貪欲になる。
     外でキスをするのは煉獄にとって初めての経験だった。冷えた外気と体温のコントラストは際立って、抱きしめられているだけで愛撫よりも感じてしまう。
     見上げれば、宇髄の背後は冬の星空だ。街よりはるかに暗い海だからか、普段見えないような小さな星まで見えている。美しかった。まるで自分のもののように無遠慮に煌びやかな夜ごと宇髄へ手を伸ばし、その首を抱き寄せてさらに口付けても、その不躾を彼はこともなげに受け入れる。
     互いの領域を冒し合うようなこんな触れ合いが堪らなく甘美で、油断したら本当に腰が抜けてしまいそうだった。
    「こっち、おいで」
     回されていた腕に腰を引き上げられ、あっという間に爪先が地面を見失う。
    「自分で歩く」
     胸に抱え込まれたままで文句を言えば、何が可笑しいのか小さく笑う声が胸郭越しに煉獄の耳へ届く。その身体がついと離れてしまえば煉獄の頬は冷えた夜風に晒された。
    「ほら、こっち」
     踊るように手を引かれる。導かれるままに再び宇髄の胸へ収まれば、ふたり同時に深く息をついた。
     宇髄が背を凭れ掛けているのはコンクリートの壁で、倉庫か何からしい大きな建物だ。柱が張り出していて、もし人が来ても少しは身を潜めていられそうな死角に滑り込む。
     宇髄の唇が耳元で水音を立てる。その誘いに従って仰向けば、期待通りに唇が重ねられる。背へ回そうとした手は捉えられ、煉獄は両手を宇髄の胸へと置かされた。
    「壁、冷たいから、手はこっちに置いときな」
    「きみの背中が冷えるだろう」
    「上着が分厚いからへーき」
     アウターの内側へ招かれた両手が宇髄の身体の温かさに触れて、さらにじんわりと熱を帯びる。唇を貪りながら指先を立てて服の上から乳首を探れば、唇を吸い上げた宇髄が淡く微笑う。
    「そんなにエッチな事されると我慢できなくなっちゃうけど——」
     距離が近過ぎて、宇髄が言葉を発する度に吐息でキスをされているようだ。陶然としたまま、続きが早く欲しくて宇髄の瞳を見つめ返す。少し獰猛な顔つきになっている。たぶん、もう勃起しているのだろう。
    「——どこまでしていいの?」
     こんな時の宇髄は、しなやかに獲物を捕らえて味わう若い獣のようだ。近寄れば好き勝手にされてしまいそうなぞくぞくする魅力に溢れている。指先は布を掻い潜りたがっているように、腰を擽る。
    「これ以上はだめだ。肌には触れない」
    「意地悪」
    「寒いだろう? それに、露出などすれば犯罪だ」
     そうなんだけど、と煉獄の首筋に顔を埋める宇髄は笑っている。
     その理由は、煉獄の脚の間に差し込まれている宇髄の片脚が、煉獄の異変に気付いているからだろう。説得力のないことこの上ないが、この場でこれ以上の行為に及ぶのは憚られるのは本心だ。
    「このままでいいの?」
    「いい」
     宇髄の脚が強く押しつけられて、思わず溜息が漏れた。煉獄は宇髄の首へ両手を回し、硬くなっている宇髄の中心を圧迫するように身体を押し付ける。同時に煉獄の首筋を熱っぽい吐息が包み、宇髄が煉獄の尻を鷲掴んで自分の脚へ強く引き付けた。
    「ん——、」
     じわりと濡れた感触から目を逸らすように、煉獄はきつく瞼を閉じた。
    「宇髄。頼むから、このまま。このままゆっくり冷める方がいい」
     達して急激に冷え冷えと醒めてしまうよりも、身体にお預けを躾けるように、体温に甘え凭れて飼い慣らされてゆくのを見守る方がずっと良い。激しく熱を持つのも、穏やかな温かさを分け合うのも、どちらも欲しいが両方同時にとはいかない。
    「ん。わかった」
     声も腕も柔らかくなった。煉獄を宥めるようにゆっくりと背を上から下へと撫でられる。堪らなく心地よい。煉獄も同じ感触を返したくて、宇髄の髪から項へと何度もゆっくり手のひらを滑らせる。
    「宇髄。朝になったら、うちへ来ないか。きみの家へ行くのでもいい。——続きがしたい」
     こんなにも優しく丁寧に扱われているというのに、指先が沈むほど強く身体を鷲掴まれたくなる。乱暴にされればそれは自分が狂うに充分な理由になるからだ。でもきっと宇髄はそうはしないだろう。甘く甘く底意地悪く蕩けさせて、言い訳させてはくれないほど乱されるのだ。ぞくぞくする。何度抱かれても身体は一向に宇髄に慣れて飽きてはくれない。
    「いいね。うちへおいで。俺が昼飯作ってやるよ」
     見つめ合いながら、互いの呼吸が落ち着いてゆくまでしばらくそうしていた。
     やがて、身体を舐める情欲の炎はその手を緩め、ただ赤くその熱を抱いて大人しく潜んだふりをする。何度も欲しいとねだることさえできないくせに、いつも熾火は身体の底に置き去りだ。
     間もなく午前三時になる。
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    rica_km

    PROGRESS宇煉・天桃前提の💎🏅です
    💎🏅・🔥🍑は、どちらも従兄弟関係(年齢設定とか詳細は齟齬が出そうなのでw、ふんわりで…)
    🏅19歳(大学生・成人)・🍑16歳(高校生)の3歳差。両思いながら🍑が未成年の上、🏅が注目を浴び易い状況であることから色々堪えているところ
    💎🔥はいずれも社会人で恋人同士
    💎が一人暮らししている部屋へ🏅は泊まりに来るほど懐いているし、秘密も共有している…
    ひみつとつみひとつ◆01◆01 Tengen side
     俺のマンションには、従兄弟の天満が時々泊まりに来る。いや。時々よりは、もう少し頻繁に。
     立地が便利だからというのは理由のうちほんの一部に過ぎない。
     天満は抜きん出た才のせいで少々注目され過ぎているもので、自宅近辺には大抵マスコミ関係の誰かしらが潜んでいるらしかった。横柄だの生意気だの好き放題に言われやすい天満だが、あれで結構繊細なところもあるのだ。注目の体操選手として世間の注目を浴びるのも無理からぬことだが、衆目に晒され続けて疲弊するメンタルが有名税とは到底思えない。フィジカルにだって影響を及ぼすことくらい想像に難くないはずなのに、それでも世間様は若干十九歳の青年を好奇心の赴くままに追い回して好き放題に書き立てる。
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    Laurelomote

    SPOILERこの文書は『ブラックチャンネル』の、主にエピソード0について語ります。漫画版・アニメ版両方について触れます。
    コミックス最新刊の話までガッツリあるのでまだ読んでないよこれから読むよって方はご注意ください。
    あくまで個人の考察です、自己満足のため読了後の苦情は一切受け付けておりません。
    タイトルの通り宗教的な話題に触れます。苦手な方はブラウザバックで閉じる事を推奨致します。
    ブラチャン エピソード0について実際の神話学と比較した考察備忘録目次:
    【はじめに】
    【天使Bとは何者なのか】
    【堕天】
    【そもそも"アレ"は本当に神なのか】
    【ホワイト(天使A)とは何者なのか】
    【おまけ エピソード0以外の描写について】


    【はじめに】
    最近、ブラックチャンネルという月刊コロコロコミック連載の漫画にどハマりして単行本最新5巻までまとめて電子購入しました。
    もともと月刊コロコロ/コロコロアニキの漫画はよく読んでいたのですが(特にデデププ、コロッケ!etc)、アニキの系譜であるwebサイト『週刊コロコロコミック』において次々と新しい漫画の連載が始まり色々読みあさっていたところに、ブラックチャンネルもweb掲載がスタートし、試しに読んでみたらこのザマです。
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