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    mmikumo

    @mmikumo 文を書きます。ツシマの石竜、刺客と牢人好きです。渋くてカッコ良い壮年以上のおじさまたちをだいたい書きます。

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    mmikumo

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    【牢人×刺客】土日はすけべフェスと聞きまして…
    何にもしてないですけども、仲間にいれてください

    「からす、はね…」
     事の後。布団がわりにかけてやった衣を撫でながら、青狐が呟く。黒い羽根の下で真白な体はひときわ際立ち、目を引く。
     裸のまま、囲炉裏の火の前で酒を傾けながらその姿を眺める。
     まだ潤んでいる薄青の瞳が、気だるげに伏せられる。緩く波打つ黒髪と紅い唇、胴をかくしていると女そのものに見える。
    「羽を抜くなよ。祟られるぞ」
     そう脅かしてやるが、青狐は特に怯えることもなく、羽を抱き締め白い脚を絡める。
    「抜く、しない。よしよし」
    「……ふん」
     酒を干し、青狐の背側に横たわる。そしてまろい尻から腿に手を這わせる。衣を引き剥がしてかけ直し、その下で裸の体を向い合わせにして抱き締める。
     寒さに固く立ち上がった胸の先が当たる。
    「裸でごろごろと。風邪をひくぞ」
     青狐が胸の中で、ぼんやりとした青い瞳でこちらを見上げる。
    「…あなた、も、はだか」
     すべらかでひやりとするはだが絡み付いてくる。こういう作法を半ば強引に教え込んだのは自分であるが、こうして見せる魔性にそら恐ろしいものを拓いてしまった、と、思う。
    「あったか」
     ひたりと吸い付いてくる玉の肌。極上だが、甘く柔らかにこちらの体温を奪うそれにからめとられている自覚がある。
     病み付きになっている。毒だとわかっているのに、飲み干さずにはいられない。
    「おやすみ、なさい」
     ちう、と紅い唇が唇を食む。その一瞬、魂が吸われたような気がした。
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