2番目の。帝国民はいつか来るであろう継承の時に備えて欲しいというジェラール帝の願いに応じて帝国に仕える傭兵となった。
継承を受けるに値するものが現れた時にそれが現れるという話だったがまさかそれを自分が受けることになるとは思わない。
ジェラール帝は父であるレオン帝から継承を受けたらしいが血縁によらない継承が初めてとの事で帝国内は大騒ぎになっている。
「私に貴方の参謀となるよう指名がありました。」
納得のいかない顔でそう言うのはつい先日まで同僚であり友人であった宮廷魔術師のサジタリウス。
確かな人選だと思う、自分のような傭兵上がりの皇帝の手網を引けるのはこいつくらいだと思う。
「お前が近くに居てくれるなら安心だよ」
「…おや?いつもの覇気がないですね、お疲れですかオライオン皇帝陛下?」
こいつにそんな風に呼ばれる日が来ると思わなかった。
2人で一緒にいつか現れるであろう皇帝陛下にお仕えしようなんて事を話した事もあったのに。
突然の環境変化に驚いている部分はもちろんあるがどんな環境にも柔軟対応出来るのが自分の利点だと思っていた。
それなのにサジタリウスとの間に生まれてしまった距離に慣れない、苦しい。
この状況でこの国の最上として国を動かし七英雄との戦いに向けた準備をしないといけないのか。
「継承以降色々あってな…後で休みを入れるから問題無い。宜しく頼む、サジタリウス。」
側近に気心知れた友人が置かれたのは配慮もあったのかもしれない。
皇帝と一臣下となるよりはと割り切った方がマシだ。
過去に思い描いていた未来とは全く変わってしまったがこいつと一緒ならある程度の戦果は立てられるだろう。
先帝の記憶を頼りにやれるだけの事はやってやる。
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うちの帝国ではジェラール帝の直後の継承が傭兵オライオン皇帝陛下。その相方は同世代もしくは同い歳の宮廷魔術師サジタリウスくん。
年代ジャンプとの間は継承皇帝不在でも国が回るようになってるんじゃないのくらいの軽い設定です。その制度整えてるであろうジェラール様かっこよ!ってなってます。
皇帝は右の癖があるのでここだけ傭兵は右です、あと非力な魔法系が左なのも癖なのでこれが個人的に凄く美味しいのです。
ほぼオンリーワンです推してる感があるので自由を満喫してみた(^o^)ノ イエー
へたれ傭兵皇帝陛下良くないですか…?傭兵くん右も普通にいけるキャラだと思うんだけどヘクジェラが強すぎてなかなか崩れないよね…と思ったら皇帝右ルールだと即崩壊しました(^o^)ノ イエー