絡まったその糸もきっと願った赤になる「サニー」
「………………」
　窓から柔らかい月の光が差し込む夜半前。
　そっと呼び掛ければ、コアラのようにひっついていたその人に頭をぐりぐりと擦り付けられた。
　ついでにお腹の少し上に回された腕の圧も強くなる。
「僕、明日早いんだ。だからもうそろそろ寝なくちゃいけないんだけど……」
　何とか穏便にこの腕を解いてもらおうともう三度目になる呼び掛けをするも、一向にその願いは叶わないばかりか、また抱き締められる力だけが強くなっていく。
　本来なら願ってもない状況の筈なのだが、アルバーンはそんな今に密かなため息をついた。
　今日は平日のとある日。
　かけがえのない愛しい恋人はここ暫く連勤で、なんでもすばしっこい犯人を捕まえるのに相当苦労していたみたいだ。

Sonnyban_魔女AU_Chapter2Alban最後還是把那個男孩帶回自己的居住處。
回到屋子，他先是讓髒兮兮的男孩去洗個澡把身上弄乾淨，並且讓他換上另一套乾淨的衣服(魔法變的)，再準備了一碗簡單的南瓜粥(魔法變的)(Alban發誓要是時間充足他絕對會自己親手煮)。

等到男孩將粥慢吞吞地吃完，外面的天色已經變暗了。一開始Alban還有些擔心男孩會因為太餓而狼吞虎嚥，但幸好他沒有那麼做，否則Alban不排除把人綁在椅子上自己接過湯匙一口一口餵他。


在多年後這件事被魔女記起向少年打趣道，結果少年聽完魔女的玩笑反而遺憾的垂下眉毛，後悔當時應該吃得粗魯一點，那樣就能享受被對方親手餵飯的待遇了。說完，就被滿臉羞紅的魔女正面賞了一貓尾巴。


不過這些事現在的兩人都不會知曉。

両片思い｢ねぇサニー｣
｢どうしたの？アルバーン｣
｢…僕、好きな人出来たって言ったら、どうする？｣

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授業が終わり、いつものようにアルバーンのクラスに行き、いつものように一緒に帰るつもりだった。強いて言うなら新しく出来たカフェに寄らないかと誘おうとしていたこと以外はただいつもと同じ放課後だった。アルバーン、この後新しく出来たカフェ行かない？そう聞こうとした時だった。

…アルバーンに好きな人が出来たらどうするかって？俺はアルバーンが大好きだ、“そういう”意味でも。だけど今までこの気持ちを伝えなかった。アルバーンとの今の関係が壊れてしまうくらいならこの気持ちは墓場まで持って行ってやろうと思ったから。だがそれとこれとは別だ。アルバーンを誰かに奪われしまうくらいならいっそ…いや…

🎧「お、今日ポッキーの日じゃん」

🎭🐑🔮「ポッキーの日？？？」

🔗「ポッキーの日っていうのは11月11日の棒が並んだ日のことだよ。この日はポッキー派、トッポ派、プリッツ派という日本菓子３大勢力に別れて日本中がそれぞれのお菓子を手に持ちながらチャンバラするんだ」

🎧「息を吐くように嘘をつくな」

🔗「ごめんごめん。本当は見つめ合いながらポッキーというお菓子を咥えて両端から食べ合ってキスをする日だよ。照れて視線を外したり、ポッキーを折って逃げた方が負け。じゃあアルバーンこのポッキーを咥えて」

🎧「んー！んんーー！！！」(拘束中)