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    葉づき

    葉づき@hadukia3です。小説書いてます。
    オクタとデイヴィスクルーウェルとトレイクローバーに狂わされてる。スタンプや反応とても嬉しいです!
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    葉づき

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    #葉づきエアスケブ小説企画
    ニンコパ会場でのリクエストありがとうございます!
    リクエスト:「あなたと居ると飽きませんね」 ジェイ監

    #ジェイ監
    jayJr.

    「記念に1枚写真を?……っふふ。ケイトさんの影響ですか? 良いですよ。撮りましょう」

    僕と写真が撮りたいなんて。そんな事をあっけらかんと言うあなたが面白く映った。僕達の事を怖がったり、そうやって馴れ合ってきたり。あっちへ行ったりこっちへ行ったり。いつもあなたの周りには人がいて、いつも愉快な目に合っている。面白い人だ、そう思った。自分の損得関係無しに、人の為に動けてしまう人。それ故に、あなたが時々口にする辛辣な言葉やハッキリとした物言いが僕は好きなんです。あなたに裏がない事を知っていれば知っている程にそれが愉快で。次から次へと面倒事に自ら首を突っ込んでいく監督生さんは面白い。

    未知の異世界人への興味関心は、あなたの人となりを知る度に、一緒に他愛もない時間を過ごす度に、監督生さん本人への好意にその姿を変えていく。からかって膨れる顔も、スキンシップを少ししただけで真っ赤になる頬や耳も。楽しそうにケラケラ笑う顔も、怒った顔もずっと見ていたい。あぁ最近はニヤリと悪い顔も覚えてきてしまいましたね。僕達に似てきてしまったのでしょうか。……でもそれは悪くないですね。

    スマホのロックを外して、つぅと画面をなぞる。

    「監督生さん。今の写真、僕にも送ってください」

    オレンジ色の派手な服。普段ここまで派手な服は着ませんが、あなたとお揃いなら悪くありませんね。僕よりも随分と小さいあなたと同じ画角に収まる為に、身を低くしてそっとグッと近付いた。……ねぇ、監督生さん。あなたは想像もしないでしょうね。僕が、あの写真をスマホで眺めては、時々こうして画面越しにあなたのあの時の微笑みをなぞっているだなんて。……こんな事態に僕が陥ろうとは。この愛しさは恋でしょうか。あぁほんとうに、

    「あなたと居ると飽きませんね、監督生さん」


    リクエストありがとうございました!!
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    葉づき

    DONE #葉づきエアスケブ小説企画
    ニンコパ会場でのリクエストありがとうございます!

    リクエスト:「嫉妬」 アズ監 ジェイ監
    アズールジェイドとの事だったのでこの2人とサンドにしました!
    「僕、監督生さんに告白しようと思うんです」

    ジェイドに告げられたその一言に僕は思わず低い声で「は?」とだけ返した。ドクドクと鼓動が煩い。心拍数が上がって、喉が乾いていく。目の前のジェイドはニコニコと笑みを深くして未だに薄ら寒い笑みを顔に貼り付けている。

    「……何故僕にそんな事を言うんですか」
    「いえ、一応あなたにも知っておいて頂こうかと」
    「どういう意味です? 勝手にしたら良いでしょう?」
    「えぇ言われなくとも勝手にはします。アズールはどうするんですか? まぁ僕としてはこのまま黙って諦めて頂けると一番嬉しいのですが」
    「……おまえ……」
    「ふふ、そんなに怖い顔をしないで。僕達、同じ陸のメスに恋した仲じゃないですか」
    「……知ってて僕を煽っているのなら、本当に良い性格をしていますね、おまえは」
    「ふふ、ありがとうございます」
    「褒めてない。……良いでしょう。お前がそのつもりなら僕だってあの人を手に入れてみせる。ジェイド、おまえにだって譲ってなんてやりませんよ」
    「そうこなくては。僕も絶対に負けるつもりはありません」

    ニヤリと笑うジェイドの眼光がギラリと鈍く光る。敵意に溢れたその顔は 1382

    葉づき

    DONE #葉づきエアスケブ小説企画
    ニンコパ会場でのリクエストありがとうございます!
    リクエスト:「あなたと居ると飽きませんね」 ジェイ監
    「記念に1枚写真を?……っふふ。ケイトさんの影響ですか? 良いですよ。撮りましょう」

    僕と写真が撮りたいなんて。そんな事をあっけらかんと言うあなたが面白く映った。僕達の事を怖がったり、そうやって馴れ合ってきたり。あっちへ行ったりこっちへ行ったり。いつもあなたの周りには人がいて、いつも愉快な目に合っている。面白い人だ、そう思った。自分の損得関係無しに、人の為に動けてしまう人。それ故に、あなたが時々口にする辛辣な言葉やハッキリとした物言いが僕は好きなんです。あなたに裏がない事を知っていれば知っている程にそれが愉快で。次から次へと面倒事に自ら首を突っ込んでいく監督生さんは面白い。

    未知の異世界人への興味関心は、あなたの人となりを知る度に、一緒に他愛もない時間を過ごす度に、監督生さん本人への好意にその姿を変えていく。からかって膨れる顔も、スキンシップを少ししただけで真っ赤になる頬や耳も。楽しそうにケラケラ笑う顔も、怒った顔もずっと見ていたい。あぁ最近はニヤリと悪い顔も覚えてきてしまいましたね。僕達に似てきてしまったのでしょうか。……でもそれは悪くないですね。

    スマホのロックを外して、つぅ 782

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    DONE #葉づきエアスケブ小説企画
    ニンコパ会場でのリクエストありがとうございます!

    リクエスト:「嫉妬」 アズ監 ジェイ監
    アズールジェイドとの事だったのでこの2人とサンドにしました!
    「僕、監督生さんに告白しようと思うんです」

    ジェイドに告げられたその一言に僕は思わず低い声で「は?」とだけ返した。ドクドクと鼓動が煩い。心拍数が上がって、喉が乾いていく。目の前のジェイドはニコニコと笑みを深くして未だに薄ら寒い笑みを顔に貼り付けている。

    「……何故僕にそんな事を言うんですか」
    「いえ、一応あなたにも知っておいて頂こうかと」
    「どういう意味です? 勝手にしたら良いでしょう?」
    「えぇ言われなくとも勝手にはします。アズールはどうするんですか? まぁ僕としてはこのまま黙って諦めて頂けると一番嬉しいのですが」
    「……おまえ……」
    「ふふ、そんなに怖い顔をしないで。僕達、同じ陸のメスに恋した仲じゃないですか」
    「……知ってて僕を煽っているのなら、本当に良い性格をしていますね、おまえは」
    「ふふ、ありがとうございます」
    「褒めてない。……良いでしょう。お前がそのつもりなら僕だってあの人を手に入れてみせる。ジェイド、おまえにだって譲ってなんてやりませんよ」
    「そうこなくては。僕も絶対に負けるつもりはありません」

    ニヤリと笑うジェイドの眼光がギラリと鈍く光る。敵意に溢れたその顔は 1382

    葉づき

    DONE #葉づきエアスケブ小説企画
    ニンコパ会場でのリクエストありがとうございます!
    リクエスト:「あなたと居ると飽きませんね」 ジェイ監
    「記念に1枚写真を?……っふふ。ケイトさんの影響ですか? 良いですよ。撮りましょう」

    僕と写真が撮りたいなんて。そんな事をあっけらかんと言うあなたが面白く映った。僕達の事を怖がったり、そうやって馴れ合ってきたり。あっちへ行ったりこっちへ行ったり。いつもあなたの周りには人がいて、いつも愉快な目に合っている。面白い人だ、そう思った。自分の損得関係無しに、人の為に動けてしまう人。それ故に、あなたが時々口にする辛辣な言葉やハッキリとした物言いが僕は好きなんです。あなたに裏がない事を知っていれば知っている程にそれが愉快で。次から次へと面倒事に自ら首を突っ込んでいく監督生さんは面白い。

    未知の異世界人への興味関心は、あなたの人となりを知る度に、一緒に他愛もない時間を過ごす度に、監督生さん本人への好意にその姿を変えていく。からかって膨れる顔も、スキンシップを少ししただけで真っ赤になる頬や耳も。楽しそうにケラケラ笑う顔も、怒った顔もずっと見ていたい。あぁ最近はニヤリと悪い顔も覚えてきてしまいましたね。僕達に似てきてしまったのでしょうか。……でもそれは悪くないですね。

    スマホのロックを外して、つぅ 782

    葉づき

    DONE #葉づきエアスケブ小説企画
    ニンコパ会場でのリクエストありがとうございます!
    リクエスト:無自覚両片想い フロ監、ジェイ監

    無自覚の部分が少しうすくなっちゃったかもしれません💦この監督生は多分2人とも好きなんでしょうね……片割れへの態度しか見えていない2人……といった形です!!
    いつだって気分じゃない。いつだって楽しい事だけしていたい。そんなの当たり前。嫌なら締めて言う事聞かせるか、興味すら持たないか、普通ならそれだけなのに。

    だけど、小エビちゃんだけはちょっと違う。
    小エビちゃんは小さくて弱っちくてバカみたいで、なのに時々、すげぇ可愛い。面白い動物を観察するみたいに可愛がってやってるのに。オレがぎゅ〜ってすると顔を背けて「やめて」って言う。こんなに爪を立てないように、締めすぎて骨が折れたり内蔵が出たりしちゃわないようにしてあげてるのに。こんなに優しく絞めてあげる奴なんて小エビちゃん以外に居ないのに。意味わかんねぇ。オレは小エビちゃんと居るとさ、すげぇ楽しいのに、小エビちゃんは違うの?

    楽しいし面白いから一緒に居る。それはジェイドとアズールもおんなじ。一緒だと飽きねぇから3人一緒に居るだけ。つまんなかったり面白くなくなったら、はいそこで終わり。

    なのに。

    「あはっ、小エビちゃんだぁ。なぁに見てん……」

    渡り廊下で遠くを見てる小エビちゃんを見付けて駆け寄って、ガバリと後ろから抱きついて、視線を同じ高さにしたらさ、その視線の先に居たのはよく見知った顔だっ 2274

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    モフモフ🐰になった監督生がシルバー先輩に保護される話

    ※女監督生が魔法で兎になります
    体力育成の授業中。
     突然、風圧を感じて目の前が真っ暗になった。
     青空を箒で飛ぶみんなの姿も、手に持っていたストレッチ用のチューブも何もない。
     一体何が起きたのかわからなくて、慌てて左右を見渡す。大きな布のようなものに包まれているのか、どっちを向いても出られそうになくて。私はますます焦った。
     
     ピ――――ッ
     
     バルガス先生のホイッスルの音が聞こえてきた。
     良かった。どこかに飛ばされたわけじゃないのかも。
     ガサゴソと布が取り払われる気配がして、新鮮な風が頬を撫でた。
    「大丈夫かーっ!」
     バルガス先生の声に顔を上げると、そこには巨人に変身した先生がいた。
     驚いている間にも地響きが聞こえてきて、私の顔の高さまで伸びた葉っぱがざわざわと揺れる。運動場がジャングルにでもなったかのような光景に、目が点になった。
    「オマエ! なんで兎になんかなっちまったんだ!?」
     ジャングルの向こうから現れたのは、怪獣みたいなサイズになったグリムだ。
     なんでそんなに大きく……ここどこ!?
     声を出そうとしてもうまく口を動かせなくて、喉から空気だけが出ていく。
    「マジカルシフトで他の生徒が放っ 8806