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    takadanobabaaan

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    シュレディンガーの47
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    takadanobabaaan

    PASTH:Feルートから仁碧の彩縁に(無理矢理)分岐したif
    徒労じゃない仁碧書いてやらぁ!!って思ったら朔に皺寄せがいくの、なぁぜ
    あと書いた人が食に関心が無いため食べ物の描写がなげやりです
    のんびり屋のサンタクロース、全然夜明けに間に合わなかった
    モルの歌声が響く頃には(仁碧/ノベコン中退避)今日はクリスマス・イヴ。
    旧世界では神の誕生を祝福し、わいわいする日だったらしい。といっても、資料は侵食されて残っていないため、仁武も碧壱も聞き齧った知識でしかなかった。それも今では独自の文化に変態し、一部の裕福かつ通な富豪たちがパーティをする記念日となっていた。
    その裕福な層にはデッドマターを退けてしばらくの金銭を保証された志献官たちも含まれている。本人たちは「裕福」は望んでいなかったが、しばらくは身体を癒し各自の生活を整えようと、約一人を除き慎ましい生活を送っていた。そして、復興に燃える燈京都民が少しでも楽しく生活できるよう、色々な文化を嗜んでは復興現場で一緒にやろうと声をかけている。実際、一緒に住んでいる朔は栄都と三宙に誘われて街の人とクリスマスパーティーをしていた。対して仁武と碧壱は「恋人たちのクリスマス」とやらを実践していた。
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    DOODLE過去作

    カヅヒロ
    シンデレラは12センチのナイキを履いて まるで二人にだけピストルの音が聞こえたみたいに、まるきり同じタイミングでカヅキとヒロは青信号が点滅し始めたスクランブル交差点に向かって走っていった。二人はガードレールを飛び越えてあっという間に人ごみに消えていく。さっき撮り終わった映像のラッシュを見ていた僕は一瞬何が起こったかわからなくてたじろいだ。
    「速水くん達どうしちゃったのかな?」
     僕の隣で一緒にラッシュを確かめていた監督もさっぱりだという風に頭を振って尋ねてくる。
    「シンデレラに靴を返しに行ったんですよ。ほら」
    はじめは何がなんだかわからなかったけれど、僕はすぐに二人が何をしに行ったのか理解した。
     赤信号に変わった後の大通りにはさっきまであった人ごみが嘘のように誰もおらず、車だけがひっきりなしに行き交っている。車の向こう側から切れ切れに見える二人はベビーカーと若い夫婦を囲んで楽しそうに話していた。ぺこぺこと頭を下げて恐縮しきっている夫婦を宥めるようにヒロが手を振った。その右手には赤いスニーカーが握られている。手のひらにすっぽりと収まるぐらい小さなサイズだ。カヅキがヒロの背を軽く押す。ヒロは照れたように微笑んで肩をすくめるとベビーカーの前に跪いた。赤ちゃんは落とした靴にぴったりの小さな足をばたつかせる。ヒロはその左足をうやうやしく包んで爪先からスニーカーを履かせていく。
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