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    takadanobabaaan

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    takadanobabaaan

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    ⚠️ルート未通過者が書いてます⚠️
    通過前の印象提出①(実は前回が②でした)

    #ば支部避難

    こうじつ(ノベコン中退避)世界が結倭ノ国だけではなくなった頃、志献官たちはエネルギー節約などの協力をしてくれた都民に向け、感謝のカフェを開こうとしていた。
    今日は大事な搬入日。玖苑や三宙たちが選んだ食器を箱いっぱい詰め、七瀬は視界が埋まるほどの荷物を運んでいた。最年少といえど志献官、七瀬は食器の山を軽々と持ち上げていた。

    「おい七瀬、危ない。」
    「大丈夫ですよ、四季さん。」
    「いや足元。」

    え、と言った時には膝に机の角がぶつかっていた。作りかけの机はカンナがかかっておらず、七瀬のぶつけた膝は僅かに血を流した。

    「あー、悪ぃ。痛かっただろ。」

    四季は七瀬から荷物を取り上げて座らせた。工具の入ったポシェットからハンカチと絆創膏を出し、できる限りの手当てをする。

    「別にこれくらい舐めておけば治ります。」
    「シロやモルチに舐められたら逆に悪化しちゃうだろ。それに、営業停止も嫌だしな。」

    自分に店の衛生がかかってると言われると、さすがの七瀬も手当に従うしかなかった。

    「あれ?」

    手当てをする四季の指もまた小傷が多かった。ずっと家具を手作りしていたからだろう。七瀬が座る椅子もまた、四季の成果物だった。

    「四季さんも、指が傷だらけです。ぼくも、絆創膏貼りましょうか?」

    問いかけられた四季はにやりと八重歯を見せた。

    「いいんだよ、僕は。小傷があればサボれるだろ?」
    「! ぼくもサボります!」
    「いいけど。」

    四季が七瀬の荷物を半分持つ。サボると言っても今任された仕事は果たそうとするのが四季らしい。二人で荷物を運びながら、どこに休憩しに行くか考える。

    「遊んでも傷は増やすなよ。」
    「四季さんこそ、サボっても手当てはしてください 」
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    takadanobabaaan

    PASTH:Feルートから仁碧の彩縁に(無理矢理)分岐したif
    徒労じゃない仁碧書いてやらぁ!!って思ったら朔に皺寄せがいくの、なぁぜ
    あと書いた人が食に関心が無いため食べ物の描写がなげやりです
    のんびり屋のサンタクロース、全然夜明けに間に合わなかった
    モルの歌声が響く頃には(仁碧/ノベコン中退避)今日はクリスマス・イヴ。
    旧世界では神の誕生を祝福し、わいわいする日だったらしい。といっても、資料は侵食されて残っていないため、仁武も碧壱も聞き齧った知識でしかなかった。それも今では独自の文化に変態し、一部の裕福かつ通な富豪たちがパーティをする記念日となっていた。
    その裕福な層にはデッドマターを退けてしばらくの金銭を保証された志献官たちも含まれている。本人たちは「裕福」は望んでいなかったが、しばらくは身体を癒し各自の生活を整えようと、約一人を除き慎ましい生活を送っていた。そして、復興に燃える燈京都民が少しでも楽しく生活できるよう、色々な文化を嗜んでは復興現場で一緒にやろうと声をかけている。実際、一緒に住んでいる朔は栄都と三宙に誘われて街の人とクリスマスパーティーをしていた。対して仁武と碧壱は「恋人たちのクリスマス」とやらを実践していた。
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    takadanobabaaan

    PAST⚠️ルート未通過者が書いてます⚠️
    通過前の印象を書き残したくて書きました。
    見捨てた/見捨てられた話って本編で出ましたか?
    出てたらいいな

    フォロワーさんに向けて提出したものですが、書いていることすら黙ってタイトルを決めていただきました。
    帰る家(しきなな/ノベコン中退避)──海の音が聞こえる。
    死せる元素から蘇った土地たちは、黒い脈動の分だけ歪にずれていた。時に亀裂が入り、時に建物が不自然に積み上がっている。文字通りコンクリートジャングルの中を、足場を確保しながら進む人影がいた。

    「みなとみらいに来るのは任務以来だな。まだお前や栄都の家は残ってるのか?」
    「わかんねェ。栄都の家はもう少し西の方にあるっぽいから今日は行けないかもな。でも、浮石病院はこの先にあったんだ。」

    結倭ノ国をデッドマターから取り返した志献官たちは直ぐには任が解かれず、先遣的に各地にひっそりといる生存者を探しながら復興支援をしていた。
    数日前、友達以上恋人未満の関係である三宙から次のオフに横浜に帰省すると聞かされた四季は休暇を申請した。受理した仁武は突然の休暇に驚いたが、理由を聞かされた仁武は逆に「三宙を頼むぞ」と言っていた。普段しっかりしてる三宙でも浮石が関連する土地では気が休まらないことは志献官たちの共通認識だった。
    1809

    takadanobabaaan

    PASTH:Feルートから仁碧の彩縁に(無理矢理)分岐したif
    徒労じゃない仁碧書いてやらぁ!!って思ったら朔に皺寄せがいくの、なぁぜ
    あと書いた人が食に関心が無いため食べ物の描写がなげやりです
    のんびり屋のサンタクロース、全然夜明けに間に合わなかった
    モルの歌声が響く頃には(仁碧/ノベコン中退避)今日はクリスマス・イヴ。
    旧世界では神の誕生を祝福し、わいわいする日だったらしい。といっても、資料は侵食されて残っていないため、仁武も碧壱も聞き齧った知識でしかなかった。それも今では独自の文化に変態し、一部の裕福かつ通な富豪たちがパーティをする記念日となっていた。
    その裕福な層にはデッドマターを退けてしばらくの金銭を保証された志献官たちも含まれている。本人たちは「裕福」は望んでいなかったが、しばらくは身体を癒し各自の生活を整えようと、約一人を除き慎ましい生活を送っていた。そして、復興に燃える燈京都民が少しでも楽しく生活できるよう、色々な文化を嗜んでは復興現場で一緒にやろうと声をかけている。実際、一緒に住んでいる朔は栄都と三宙に誘われて街の人とクリスマスパーティーをしていた。対して仁武と碧壱は「恋人たちのクリスマス」とやらを実践していた。
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