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    りん🐱

    @y_ddit

    雑高に堕ちました 進捗置き場
    完成したものはこちらhttps://www.pixiv.net/users/11807024

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    りん🐱

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    モブ視点にしてしまったばかりに気持ち悪さ倍増

    #オーバーテイ腐
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    りん🐱

    PROGRESS火傷後復帰前 
    雑渡30高坂18の純愛 進捗です
    春嵐『雑渡さま。まだまだ寒さ厳しいですが如何お過ごしでしょうか。もう間もなく、桜の開花が待ち遠しくなる季節がやってまいります』

    一文字、一文字丁寧に書かれた文を見て雑渡の顔が綻ぶ。文字というのは性格が現れるものだ。この短い便りの主は、恐らく背筋をしゃんと伸ばして、硯で墨をじっくり磨り、紙に余計な滲みを出さぬよう丁寧に墨を筆に含ませて、ゆっくりと心を込めて書いたのだろう。ひょっとしたら、気合を入れるあまり呼吸の仕方を忘れてしまっていたかもしれない。そっと文字を指でなぞり、愛しいあの子を想う。
    「桜か…風流だねぇ」
    「桜なんてまだまだ先です。山の上のほうは雪が積もっていますから」
    ぽろりと口をついた言葉に尊奈門が、小さな手で雑渡の身体に巻き終えた包帯の先をきゅ、と結びながら答える。雑渡が尊奈門の父を庇い、火傷を負ったあの日から数えて三度目の桜の季節がやってくる。もう、そんなに経ってしまったのかと時の流れを感じていると「はい、終わりましたよ」と雑渡の看病をつきっきりで行い、気づけば十三歳になっていた少年が、取り替えた包帯をくるくると巻きながら、満面の笑みを浮かべた。
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    りん🐱

    PROGRESSリクエストいただいてるハルコタ進捗ですが、なんせ私がコタハル脳なのでこの先挽回できるだろうか…
    「おかえりハル。今日、親父いないんだってよ。ベルソリーゾのおっさんから急に誘われて、飲みに行くって晩飯代もらった」

    「ふーん」

    夕刊の配達のバイトから帰宅して早々、つーわけでメシなに食う?と錮太郎から質問され、悠は空腹度合いを確かめるかのように腹部に手を当てながら脳内で様々なメニューを思い巡らす。各家庭のポストに新聞を投函する際、晩御飯の支度をしているであろう玉ねぎを炒めていたり魚を焼いているであろう香りに食欲を刺激された。…その中でも特に鼻孔をくすぐったアレがいい。

    「カレー」

    「カレーは正義だからな。んじゃ頼むか」

    デリバリーのアプリを開き、ふたりでひとつの画面を見ながら辛さやトッピングなど選択していく。到着は30分後らしい。届くまで洗濯物を畳んだり、風呂を洗ったりして気長に待つ。男所帯の小牧家において家事は当番制だ。錮太郎の母が他界してすぐの頃は、鍋を焦がしてみたり白いTシャツを柄物と洗ってピンク色に染め上げたりと数々の失敗を繰り返してきたが高校1年にもなった今は、ある程度の家事はそつなくこなせるようになってきた。
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    りん🐱

    PROGRESS夏の本用に再構築してるものの進捗です。

    原稿用なので行つめつめで読みづらかったらすみません。元々あった話と書き方をちょっと変えてます
    はじめての東北の件以来、行動を共にする、ではなく恋愛的な意味合いで、孝哉と悠はめでたく「つきあう」ことになった。


    ひとまわり以上の年齢差、そんな子に手を出していいものか。本人には過保護だと睨まれるけど、悠のことをとにかく大事にしたい。大人の階段をのぼるにも、せめて高校卒業するまで待つべきなんじゃないかと思いつつ、ハグやキスはこれまでも何度かしてる。そんなどっちつかずな状況に、孝哉は悶々とした毎日を過ごしていた。

    ここ最近、レースや練習のない休日は悠が東京の孝哉の自宅まで泊まりに来るようになった。金銭面の負担を考慮し、孝哉から会いに行くと提案しても、いい。俺がそっち行く。と頑なに断られる為、金曜の夜から日曜の昼前までは東京で過ごし帰りは途中寄り道しつつ車で静岡にある小牧モータースまで悠を送り届けるスタイルが定番になりつつある。帰りも電車で帰れると最初こそ送迎を断られたが、流石に往復通わせるわけにもいかない。ドライブデートだと思って、ね?と宥めると頑固な悠も折れるしかない。それなら…と大人しく甘えてくれるようになった。
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