あの日どうしてか、我慢ならなかった。
ミスタの側から一時も離れまいと、保護者のように彼を守るシュウの姿に眉を顰めた。
なんとなく分かってはいたさ。私のせいであの子が苦しんでいることくらい。伊達に長く生きちゃァいない。シュウの瞳の奥に潜む緩やかな炎、それは悪人を責め立てる者の瞳だった。確かに彼の瞳には覚えがあった。

それは昔昔、遠い昔、それこそ生まれて間もないくらいの鬼子の時のことだ。
食うものもなく、飢えを凌ぐために死体を漁った時、たまたま人の子に見つかってしまった。その子供は穏やかな瞳を一変させ、烈火のごとく目を吊り上げ、俺を罵倒し殴ろうとしてきたのである。
私は生憎と道徳を携えずに生まれたものだから、どうして怒っているのかとんと分からなかった。

あいしてるっていわないで持ち寄りのディナーなジャンクフードから、思い思いに開け始めたつまみのお菓子。そこから当然酒が入ってきて、五人で同居中のリビングルームはやや混沌の体を見せ始めていた。
誰が言い出したのかもわからない、いつの間にか『愛してるよゲーム』が始まっていたのだ。
ミスタがすごく可愛こぶりながら「愛してるよ…俺にはアイクだけだからさ…」と告げたなら、「ありがとうミスタ。まぁ…君の心には昔から他の誰かが居るんだろうけどね…」と何かドラマティックな何かが起こっている。
『愛してるよゲーム』ってこんなだっけ？と胡乱に眺めながら、照れたり笑ったりしてしまって負け判定にならなければいいかと思い直した。
いやこれ確実に悪ノリのミスタから始まってるな、とアルコールで回らない頭が今更解析したところで、隣りにいるシュウにアイクがとても優しい目を向ける。

這次我們不要分開好嗎？(一)　『建立伺服器名稱：…』看著螢幕上待填入的資訊欄，做為一個今天再次獲得人類世界認可安全的咒術師，腦中突然閃過一個念頭，快速地打上了幾個字後，便邀請了兩個多年好友 ─ 惡魔和海神。

　　「Shu…我能詢問這個名字的緣由嗎？我們其中任何一個都有可能破壞這個伺服器的名稱吧。」同樣在今天獲得安全認可的海神無奈地看聊天群組的名稱，心想一定又是那個已經摸清楚人類新科技的咒術師突然之間的神奇想法，就像每次他突然心血來潮把研發的新咒術用在廢棄的房屋一樣。

　　「我覺得挺有趣的，應該算是一種詼諧的表現。當然，我永遠都支持Ike甜心的意見。」儘管通過語音軟體傳出，這個低沉且華麗的聲線仍然不減絲毫的誘惑，讓人不禁沉淪在此。當然，前提也要在場有人才行。