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    肴飯のポイ箱

    @sakana2015414

    pkmnでkbdnとか、kbnとdndがわちゃわちゃしてるような話を書いてます。時々ホラーなものをあげるのでそこだけ注意です。

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    肴飯のポイ箱

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    ※会話文小ネタ
    ※都市伝説「ヤマノケ」ネタ

    #kbn
    #dnd
    #ホラー
    horror

    ヤマノケ入っちゃったヤマノケinキバナ
    キ+ダ+ネ


    ネ「それで、新車を手に入れたと浮かれたアホな元チャンプがキバナを助手席乗せてウキウキで運転して、いつの間にか山の中で迷子になって真夜中になったら変な生き物が車まで迫り、窓越をバンバン叩いたかと思うと急にキバナが震え出しておかしくなったと。」

    ダ「凄い、説明と俺への罵倒を器用に全部一息でしてきたな!!」

    ネ「しぇらしか!!んで、実際キバナのどこが変なんです。」

    ダ「ずっと『ハイレタ』って呟きながらニヤニヤしてて、笑ってるんだ…ポケモン達も怯えてしまってキバナと距離を取ってる…。」

    ネ「ハイレタ?…もしかして、入れたってことですか?」

    ダ「分からないが、なんだかキバナの姿をしてるんだが中身が違うように感じてしまって…今もチャイルドロックをかけた車の中に乗せてるんだが、油断するとすぐにフラフラどっかに行ってしまうんで困っているんだ。」

    ネ「はあ…俺は専門家じゃねぇので詳しいことは分からないですけど、入られたのならば追い出せば良いんじゃないですか。」

    ダ「!!…そうか!なるほど!ありがとうネズ!やってみるぜ!!」

    マ「アニキ、なんかダンデさんが凄い笑顔で走って行ったけど一体なにしとーと?」

    ネ「まあ、ちょっとしたアドバイスをね。念のためオニオンにも連絡しておきますか。」

    マ「格闘技についてのアドバイスでもしたん?」

    ネ「?…してねぇですけど。」

    マ「ダンデさん、両手にメリケンサック着けて走って行っとったよ。」

    ネ「至急シュート病院にも連絡しときましょうか。」


    全治三ヶ月だった。



    ーーーー

    ヤマノケinダンデ
    キ+ダ+ネ



    ネ「それで、全く同じ話を約三ヶ月前にダンデとした事があるんですが、ダンデをを助手席乗せてウキウキでドライブに出かけたらいつの間にか山の中で迷子になって真夜中になり、夜を車の中で明かそうとしたら変な生き物が車まで迫り、窓越をバンバン叩いたかと思うと急にダンデが震え出しておかしくなったと。」

    キ「俺が謎の大怪我した三ヶ月前にそんなことあったがまず初耳なんだけど!!」

    ネ「しぇらしか!!んで、実際ダンデのどこが変なんです。見たところ普通じゃ無いですか。」

    ダ「ハイレタ。ハイレタ。」

    キ「いや、どう見てもおかしくねぇ!?こんなふうにずっと『ハイレタ』って呟きながらニヤニヤしてて、笑っててよ…ポケモン達も怯えちまって距離を取ってる…。」

    ネ「そこも同じなんですか。」

    キ「同じ?、良く分からないが、なんか悪いゴーストタイプにでも取り憑かれたのかも知れないからこれからオニオンのとこに行こうかなって。」

    ネ「はあ…まあ、オニオンのとこ行くなら大丈夫でしょう。これは前にダンデにも言ったんですが。俺は専門家じゃねぇので詳しいことは分からないですけど、入られたのならば追い出せば良いんでしょうし。」

    ダ「!!…そうか!なるほど!これ、前にキバナに入った奴と同じか!!」

    キ「うわぁ!!ダンデが喋った!」

    ダ「ハイレタ…ハイレタ!ハイレタ!ハイレ…ガッギギィ!ギギィ!ハイラナイ!!ダシテ!ダシテダシテ!!イラナイ!!ダシテ!!ダシッ…」

    キ「ちょっと怖い怖い!!白目剥いてる!!なにこれ!ダンデ?!」

    ネ「何が起きてるんです?」

    ダ「ちょっと待ってくれ…今追いついたんだ。ヤメテ!!ヤメテ!デル!デルカラ!!!ハイラナイ!!ハイ…うん、入ったな!。」

    ネ「うわ、なんかやったよコイツ。」

    キ「え、ちゃんと元のダンデ?だよな?」

    ダ「ああ、そうだぜ!!頭の中の部屋になんだか不思議なやつが居たからな。何かに入りたがっているならと、部屋の中にあるヒトカゲのぬいぐるみに入ったらどうかと思って勧めたんだ。」

    ネ「うわ、えぐっ。」

    キ「え、ダンデって頭に記憶の宮殿持つタイプだったの?」

    ネ「引っかかるとこそこか?」

    ダ「記憶することが多いからあると便利だぜ。俺の場合は頭の中にマンションがあってだな。さっきのヒトカゲのぬいぐるみも、確かここの部屋の中の…あれ?どこだったかな?」

    キ「まさか、精神の宮殿ですら迷うのかお前。」

    ダ「あれ?確かにこっちの部屋の…あれ。無いな。」

    ネ「まあ、いいんじゃないですかね…一応元には戻ったんですし。」

    キ「いい、のかなぁ…。」




    ーーーー







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    肴飯のポイ箱

    DONEREVELЯY2411「COUNT DOWN vol.2」の書き手クイズ企画に提出した作品となります。
    お題「催眠 付き合ってないキダ」
    開催中はドキドキとしながら過ごしておりました!すごく楽しい企画でした☺️✨ありがとうございました!
    夜空、星二つ ガラルにしては気持ちの良い、からりとした青空が朝から広がっている日だった。ブラックナイトに関する諸問題で暫く奔走を余儀なくされていたキバナは、ようやく業務もひと段落し始めた。屋外での作業は晴れの少ないガラルでは何よりも優先したい事柄だ。そんなこともあって、キバナは温かな陽気の中、ナックルジムの中庭で膝と頬を土で汚しながらせっせと植物の剪定に明け暮れていた。元が城ということもあり、一般の人々が立ち入らない場所には未だに当時の面影を残す部分が多い場所だ。キバナが居る中庭もその一つで、ナックルのジムリーダーが代々手入れをしていくことがいつの頃から習わしとなっていると聞いていた。初めてその役割を聞いた時には正直乗り気では無かったキバナだったが、元々好奇心旺盛な方だと自覚していることもあって、やり始めてみればなんだかんだと楽しみを見つけ出し、気付けば少しずつこだわりも持つようにもなってきた。
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    肴飯のポイ箱

    DONE12月オンイベ展示作品その②(新しいお話)
    みんなが寝静まった夜。こっそりひっそり楽しく過ごす不思議な生き物のキバナとダンデのお話
    「🎄ホリデー編🌟」
    ※ポ世界のクリスマス概念が曖昧な為、あえてクリスマスから正月までをホリデーと設定してお話をかいています。細かく考えず緩くお楽しみください🌟👻👻🎄
    それは賑やかな すっかり夜の帳が下り、静まり返ったとある家のキッチン。小綺麗に整頓されたそんな場所を小さな林檎程の大きさの何かが二つ、白い布を頭から被ってチョロチョロと薄暗いキッチンの中を動き回っている。
    「キバナ、息が真っ白だ!寒いなぁ」
    「今日も月が大きいなぁ。でも、流石に今日はみんな寝てるだろ」
     月明かりに照らされたキッチンを、キバナと呼ばれた大きい方がそれよりも少し小さなダンデの手を引きながらずんずん進んでいく。
     少し前にお菓子を貰ったキッチンは、同じように整えられていた。水切り籠にはジュラルドンとリザードンが描かれたカップが逆さまになって雫を落としていた。今日は、それ以外にもカラフルなカップや皿がたくさん並んでおり、いつもは食器棚の一番上で偉そうにしている白地に金の模様が入った大きな皿も、ピカピカに洗われて月の光を反射している。
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    肴飯のポイ箱

    DONEオンイベ開催、アンド素敵企画ありがとうございます!
    この作品は、12.3歳ごろの2人がナックルシティの片隅にあるとある喫茶店を舞台にわちゃわちゃとしていくお話となっています。
    ※両片想いほのぼのです。
    ※ガラル市民がたっくさん出ます。
    ※視点がコロコロ変わるお話です。
    少しでも楽しんでいただければと思います☺️
    とあるナックルの片隅で◆ライラック色の髪をした少年の回想

    「あ、チャンピオンだ!」
    「チャンピオン!」
    「何かイベントでもあったっけ?」
     困った。
    俺は、大きな街の真ん中で冷や汗を掻きながら、どうしてこんなことになったのかをひたすらに考えていた。
     今日は午前中にシュートでのチャリティイベントに参加した。午後はスポンサーの会社が行うガーデンパーティへの参加が予定されていたが、そちらが主催者側の事情でのキャンセルとなったので、突発的に午後は丸々オフとなった。予定されていた休みより、こういうイレギュラーな休みって得な感じがして俺は好きだ。せっかくだから前々から欲しいと思っていた物を買おうと意気込み、勢いのままユニフォームで飛び出した。自分なりに人目が少ない道を探しながら、地図アプリと睨めっこ。しかし、俺の努力も虚しくうっかり路地から大きな通りへと出てしまった。途端に集まるキラキラとした眼差しの人、人、人。応援してくれる人達の期待の眼差しを裏切ることはできず、突発的に始まってしまったファンサービス。握手に写真、サイン。もみくちゃにこそされないけれど、このままだと行きたい場所に行けないまま休みが終わってしまう。顔には出せないが内心焦りつつも人混みは消えるどころが増えていく。どうしたものかと困っていると、人混みの奥から良く通る声が聞こえて来た。
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