芽吹いた心は春を待つエリチャンのアドラーの返信速度にアドラーに対する心の中のぐちゃぐちゃが更に広がる。
別にコメントをつけなくともアドラーは俺を責めたりはしないけれど、こんな時まで仲間外れにするのもなんだか悪い気がして打っては消しの30分越え。
フェイスくんに仲良くなったねなんてからかわれたりしたから気持ちが変にぐらついていたのかもしれない。
「返すのが、早いんだよ…。」
待ってたって言われたみたいだった。
誕生日のお祝いなんて沢山言われ慣れてるだろうに送るか分からない俺の言葉を嬉しそうに受け取ってその場で返したに違いない。
「お前は色んな人に慕われて、色々持っていて…それなのにどうしてこんな俺にそんな優しい言葉を返せるんだ…。」
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