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    44_mhyk

    @44_mhyk

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    44_mhyk

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    アニバネロのカドストについて真剣に語る。(ブラネロの民である私による妄想込み)

    ##ブラネロ
    ##語り

    まず…
     先陣を切って怪我をしたシノにネロが重ねたのは「ブラッドリー」だよね。
     重なって、そして、その上で、そんな怪我をするような無茶を一人でしてしまうシノを心配して表情を曇らせたヒースに、自分自身を重ねたのかなと思う。

     もちろん、それに加えて一人で倒してやる、みたいなやり方への心配が年上の魔法使いとして加算されているのはあるだろう。

     些細なことだけど、このまま重ねていくと、いつかは……。
     思い起こされるのは、自分の中で積み重なり抱えきれなくなったあの頃の苦しみ。
     ああなってほしくない。仲良く寄り添う二人だから。
     自分は、きっと、離れて忘れようとして、「後悔」したから。
     そんな思いでつい、普段の自分なら思っていても口に出さないであろう余計なひと言をシノに投げてしまった。という感じではないだろうか?

     シノが花束を作って(ヒースと相談をしたんだろう)謝りに飛んできた時、ネロの脳裏によぎったんじゃないかな。
     ネロを怒らせたブラッドリーが、オリヴィア・レティシアを手土産に機嫌を取りに来たあの頃のことが。
     シノは、ブラッドリーよりもわかりやすくて素直だから、彼を通してブラッドリーの何かを、ネロは見つめたんじゃないだろうか。
     シノの素直さ柔らかさにほっとして、張り詰めていたものが緩んで、自分も謝って、仲直りして。
     
     その上で、手持ちの材料でも作れるだろうに、わざわざブラッドリーを誘って北に星屑糖を取りに行ったのは、……一人でも行けたのに、ブラッドリーをつき合わせたのは、思うところがあって、少し、歩み寄ろうと努力したからなのじゃないかな。

     私は、ブラッドリーが勝手についていったんじゃなくて、間違いなくネロが誘った、というか、相談したと思ってる。
     シノとヒースが話し合ったように。

    「ブラッド、その……頼みがあるんだけど」
    「珍しいじゃねえか、お前から頼みなんてよ。なんだよ」
    「あー、今から、北に行きてえんだけど」
    「今から? なんでだよ」
    「星屑糖をどうしても、取りに行きてえんだ。……付き合ってくれねえか」
    「星屑糖? はーなんで俺様がそんな……、……いや、わかった。いいぜ、そういうことならすぐに出なきゃなんねえだろ。朝まで帰んなきゃならよ」
    「ああ、そうだな。……その、やっぱ面倒だったら俺一人で」
    「馬鹿。一人で行かすかよ。そういうことなら後ろ乗れ、ネロ」
    「は? いや、俺も普通に飛ぶよ」
    「遠距離夜通し往復で飛んで?星屑糖とってきて?戻って朝飯作んのか馬鹿言ってんじゃねえ」
    「……それは……」
    「それに俺の後ろに乗ってた方が早いだろうが。うら、行くぞ」
    「お、おう……」

     そんな感じのやり取りして、二人乗りで行ってほしい(私情しかない妄想)

     朝、戻ってきたブラッドリーが北に行ってきたことを賢者に言わず飲み込んだのは、ネロのことを配慮してだし、空腹よりも眠気が勝つのは夜通し起きてて飛んできたなら当たり前だよね…読むまでは、不穏なことがあったのかなとツイートの見解などから不安になってたけど、そうじゃないと私は思う。

     まだ、つながり続けるのは難しい、というけれど、ネロなりに、自ら千切った繋がりを手繰り寄せ、結び合わせる努力をしているのだと思う。思いたい。

     それを踏まえてイベストを読むと、本当にもう、泣く…。
     明日何で仕事なんだろう…休みたかったなあ…。
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    ada

    REHABILI盗賊時代のブラネロの話 / 捏造注意 / 身体の関係がある遠い噂で、西の国で絢爛豪華な財宝や金品が展覧されると聞いた。筋は確かな情報のようで、近頃街が色めき立っている。こんな美味い話、頭が聞き漏らす訳もなく作戦は決行された。
     盗むのは自らの手が良いと宣う頭に付き合うのは相棒であるネロの役目だ。招待された者しか入れないというその会場である屋敷に、招かれた客と偽り出向く事になった。
     普段は見てくれから粗暴なのが分かるような男の出立ちだが、今回は仕立て屋で身を整える気の入り様から、潜入すらも楽しんでいる事が分かる。正直、動き易ければ拘りのないネロだが、ブラッドリーは長考し続けネロを着せ替え続けた。
    「よし、いいんじゃねえか」
    「これが駄目でももう着替えねえぞ」
    「なにくたびれてやがる、早えんだよ」
    「俺は今回従者なんだろ? なら別になんだっていいじゃねえか」
    「あのなあ。従者がどんなモン着てるかで主人である俺の程度が分かるだろ」
     従者の装いという事で首が詰まっているのが息苦しい。仕上げと言わんばかりにタイを手際良く締めるブラッドリーはずっと上機嫌だ。
    「よし、あとはお前が俺様に傅きゃ完璧だな」
    「馬鹿言え、やんねえよ」
     頭の機嫌がいいに越し 2630

    44_mhyk

    MEMOネの裏切りと、フィが彼に与えた『制裁』と魔法舎に来てからの『赦し』それによる苦しみについて(妄想走り書き、ブラネロ仕様)「ありがとう、君の手引きのおかげでようやく彼をとらえられそうだよ」
     フィガロがうっそりと笑う。柔和な微笑みの、目の奥が笑っていない。無表情でにらみつけられるよりよほど怖い。
     ネロは震えた。震えは、眼前の男への恐怖でもあり、また、己のしでかしたことへの恐怖でもあった。
     限界だった、もう死の気配に震えながら彼を見つめるのは。
     それから逃げることを許されないのは。
     だから手を取った。簡単な話だ。もう限界を超えていたネロの意識は、彼が……ブラッドリーが、生きてさえいればいい、という極論をはじき出した。
     たとえそれが彼の生きがいと言ってもいい、自由と暴力を奪おうとも。
     ただ、生きてさえいてくれればと。
     それは、ただの自己満足で、自己防衛だった。そのことに、ここまできてしまってから気が付いてしまった。
     ああ、もう、だめだ。
     これで楽になれる、自由になれるとかろうじて割れずに保たれていた何かが、パキンと音をたてた。
    「何か、お礼がしたいなあ。何か希望はない?」
    「希望……、ははっ! 罠にかけなきゃあいつ一人捕らえられないようなあんたに、何を望むって?」
     怖い。
     唇がカタカタと 1668