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    小月 輝

    @ODUKI547

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    小月 輝

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    ElderWallerインク店へようこそ。
    神歴3452年創業、歴史と品質には自信があります。
    かのグレートセブンが使用なされたインクも提供させて頂きました当店では、速乾滲まずの長期保存に適した事務用インクから、魔法士御用達の月光インクまで、あらゆるインクを製造、販売しております。
    オリジナルインクの作成は、マイスター在中店舗までお問い合わせください。

    モブランドで展示している小説です

    #モブランド
    mobland
    #モブランド2

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    小月 輝

    DONEインク屋小話④ジャミル
    モブランド4開催中に間に合ったー!
    ジャミル、インクを買い行く。
    柘榴の涙ジャミルのインク瓶は特別製だ。
    画一的な四角いガラス瓶とは違う、ころんと丸い形もさることながら、陽光に様々に煌めく色ガラスの鮮やかさが一際目を惹く。
    特に鮮やかな赤色の模様が気に入っているが、何よりも素晴らしいと思うのはその機能性だった。一見そうとは見えないように刻まされた魔法陣はジャミルのマジカルペンと呼応し、自動的にマジカルペン内にインクを補充してくれる。
    マジカルペンを介して魔法を使うため、マジカルペンへのインク補充は必然的に手作業になりがちな魔法士には嬉しい機能だった。ジャミルはカリムの元で、いくらでも美しく貴重なガラス細工を見た事があったけれど、この自分のインク瓶が一等美しいと思っていた。賢者の島内部であれば、どこにいてもインクを補充出来る売り文句に誤りはなく、おかげでジャミルはインク壺を持ち歩く事から解放された。自室のランプ下に置いてあるインク瓶の輝きが強い事に気づいて、ジャミルは予習の手を止めた。買って以来机の上から動かしていないガラス瓶は、インクの残量によって光の反射率が変わる。キュポッと蓋を外せば、思った通り底に僅かにインクが残るのみだった。
    9054

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    小月 輝

    DONE嘆きの島産モブの帰省話
    モブランド2展示
    嘆きの島に雨は降らない。海の中にあるくせに、遠い先祖の土地と同じく水資源に乏しい島は、無機質な潔癖さに満ちている。住んでいた時には何も思わなかったのに、久しぶりに足を踏み入れた故郷は、知らない人のようだった。まだ来ない迎えにぶつけるように靴底で地面を強く踏む。カンーッと鳴るこの地面の音も、外にはない物だ。一見石畳に見えるのに遥かに滑らかで歩き易い塗装された地面。円形に敷き詰められた模様の外には、迎えが来ないと出れない。
    小さい頃は格好良いと憧れたカローンが囲む中でジュナはもどかしく首輪を引っ張った。魔法力の乏しい両親から生まれたジュナはなぜか豊富な魔力を持っていた。ヒューマン種の保持魔力は年齢と共に増加する傾向がある。両親がせめてプライマリーまでは、と偉い人に掛け合ってくて、ジュナは小学校に上がるまでは両親のもとで暮らす事が出来た。だが、この海底の島は、魔法力を持つ人は住めないのだ。ジュナは泣き喚きながら全寮制の名門プライマリーに送り込まれ、こうして偶にしか帰郷できない。里帰りの度に付けられる魔力制御装置の首輪を窮屈に感じたのも、島の外に出たからだ。
    1956

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    DONE全文続けて読みたい方向け。
    現代AU忘羨で、配信者魏嬰と視聴者藍湛です。出会い編。もしかしたら続くかも知れない。
    ※2人の会話はありません!
    忘羨ワンドロ「AU」 激務に残業と続いた藍忘機は、時折ふらつきながらも何とか自宅に帰宅した。藍忘機は一族が代々経営している会社に入社し、現在は営業部の部長を務めている。社会勉強も兼ねて平社員として入社してから早十年と少し、着実にキャリアを積み重ねて今の地位を手に入れたが、当然その分、一気に仕事量が増えた。その上新卒で採用された社員達がミスを頻発する。その対処に追われる日も多い上、新規のプロジェクトを営業部が見事に掴んだ事で、藍忘機が営業部の代表としてそのプロジェクトに参加する事が決まったのだ。お陰で、藍忘機はここ数日会社に泊まり込み、プロジェクト関係の仕事と共に部下のミスのカバー等、ひたすら仕事に追われていた。そもそも自宅に帰る事も出来たが、仕事が終わる頃には時計の短針が天辺を通り過ぎていて終電も逃しているし、朝は八時前から出勤しないといけない事から泊まり込んでいたのだ。幸いにも泊まり込む社員の為の仮眠室やシャワーブースが設置されていたお陰で、藍忘機は近くのコンビニエンスストアで食事を買って泊まり込んでいたのだ。元々、何かあった時の為にスーツを何着か職場に持ち込んでいた事も幸いして、藍忘機が職場に泊まり込んでいる事を部下に知られる事もなかった。──そんな生活を数日送り、漸く連休前日を迎えた藍忘機は数日振りに自宅へと帰って来た。洗濯をしないと、や、食事を摂らないと、と脳内で考えてはいたものの身体は疲労を訴えている。このままベッドに直行して眠ってしまいたいという衝動に駆られるが、すんでのところで堪えて風呂に入る事を選んだ。毎朝シャワーを浴びていたが、そろそろ湯船が恋しかったのだ。大量の書類が入った鞄と、数日分の着替えを入れた袋をソファへ置いた藍忘機は浴室へ向かった。湯船を掃除し、湯を張る。温度と湯の量を設定しておけば、自動で湯を張ってくれるこの機能が大変有難い。大量の湯が出始めたのを確認した藍忘機は一度浴室を出て、居間へと戻る。そうして長椅子に置いた鞄の中からスマートフォンを取り出した。厳格な叔父と共に住んでいた実家では考えられなかった事だが、最近の藍忘機はスマートフォンを浴室に持ち込んでいる。重要な連絡に直ぐ目を通せるようにという名目ではあるが、実の所は、動画配信アプリを開く為だ。スマートフォンを片手に持ったまま、脱衣所で身に付けていた服を直ぐに脱いで浴室へ入る。スマートフォンが湯船に落
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