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    aoi_sssnote

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    愛ゆえにサンダルフォンが泣いてもやめないル様、についてのネタメモ。

    支部に「Seventh Heaven」てタイトルで上げた話で書きかけてて、途中で放り出してる話の続きです。

    あの場所で再会後に転生して人間に生まれ変わったルシサンで、無事再会できて両者ともに記憶もあって、当然のように急速に親しくなるしお互い最優先の生活し始めるんだけど、そのうちサンダルフォンの方が悩み始める。
    人間として生きてきて普通に生活してるから、今は自分にもだけどル様にも当然家族がいるし友人がいる。昔みたいにお互いしかいない、みたいな状況じゃない。役割も何もなく自由に生きれる。
    ル様が会社の同僚女性あたりに慕われてる姿とか見て、ただの人間である今なら例えば女の人と結ばれて子供をもうけることもできるし、むしろこの世界では自分との関係を再構築しようとするよりそっちの方がル様にとっては幸せなのでは?とか思い始める。

    お互いの家を行き来して、たまには泊まったりもしてたのに(全然清い、手も繋いだことない)、微妙に距離を置こうとし始めるサンダルフォン。
    ル様は何となく、離れようとしてるのか、ということに気付く。理由も、フォンの言動とかから薄っすらと察してはいる。でも、だからこそ離れない。むしろぐいぐいいく。
    でも好きとか愛してるとか言わないから、フォンはル様のそれは昔と同じ親愛で、失敗してしまった過去を取り戻そうとしてくれてるだけなんだと思って困り果てる。自分はそうじゃない、もっと違う関係つまり恋人にすらなりたいと思ってるのに、と後ろめたい。

    ある日ル様からやや強引に誘われて家にお邪魔してる時に、ついに「会うのを控えましょう」と言っちゃうフォン。
    当然「なぜ?」と聞かれる。
    「もう昔とは違うんです。貴方も俺も天司じゃない。短い時間を生きて死ぬ、人間なんです」
    「永遠を誓う相手が俺である必要はもうない。むしろそれじゃ貴方は掴めるはずの幸福も掴めない」
    「貴方には誰よりも幸せになってほしいんです」
    みたいなことをぐるぐる言ってるうちにやんわり口論になって、押し倒されたりしてしまう。
    のしかかられて抱き締められて、服の上から身体を撫でる手は明らかにそういう意図が含まれてそうで、めちゃくちゃ衝撃を受ける。焦るフォン。なんとなくル様も自分を…と思いつつそんな訳ないと否定し続けてきていたから心の底では嬉しい、と思いつつ、絶対ダメだと暴れる。自分を選ばせてしまうわけにいかない、みたいな。
    (ここから先分岐)


    →分岐①
    ル様は押さえ付けつつも「何もしない。君が望まないのなら」みたいな感じで本当に何もしない。フォンが抵抗を諦めるまで抱き締めるだけ。
    ル様は大人しくなったフォンに、
    「確かに私たちはもう以前とは違う。サンダルフォン、人間に生まれ変わって私にも様々な欲ができたよ」「君が欲しい。私のものになってくれ」
    と直球ストレート。フォンが自分をそういう意味で好きなことに自信がある。

    それでもまだ諾と言わないフォンに、
    「あまり揚げ足をとるようなことは言いたくないが、君は私の幸せを望むのだろう?」
    「かつては考えたこともなかった。だが今は、幸せになりたいと私も思う。そのために君が必要で、君を選んだ結果として、君の思い描いている私の幸福を私が手にできなかったとしても、それはもうしようのないことだと諦めてくれ」
    みたいな超理論で口説きにかかる。

    あとはもうまだぐだぐだ言うサンダルフォンにル様が退かず最終的にフォンが折れて、でも自分のせいで…ってまだ思ってしまうフォンが「ごめんなさい、ルシフェル様」ってしがみついてくるのを、
    優しく頭ぽんぽんしながら「こういう時は謝るのではなく、ありがとうと言うのだよ、サンダルフォン」とかル様が言って、はいハッピーエンド!みたいな話。



    →分岐②
    君がいいんだと言っても諾と言わないフォンを無理矢理に抱くル様。
    と言っても乱暴には絶対しなくて、押さえ付けてちゃんと慣らして挿れるから怪我もしないし、最初痛くてもそのうち気持ち良くもなるんだけど、悲鳴も嬌声も一言も漏らさずに堪えるフォン。ただひたすら
    「もうやめて、だめです、こんなの」
    って泣くのに
    「やめない。君が私の愛を受け入れてくれるまで。君が私を愛していると認めるまで」
    みたいな流れでこう……しゃくりあげるまで泣いても首を縦に振らないから、フォンも辛いけどル様も辛い。
    酷いことしてるの分かってるし、可哀想だし、何よりどうして想いあってるのに通じ合えないのかと悲しい。

    ずっと目を閉じて耐えてたフォンが、ふと頬に落ちてきた雫に目を開けたら、ル様が苦しそうに顔を歪ませてて、はっとする。
    涙か汗か分からないけど、泣いてる気がする。考えるより前に腕を差し出してル様を抱き締めてしまう。
    「サンダルフォン、君がいなければ」って絞り出すみたいに言われて行為中一度もされなかったキスされても拒めずに、
    「ごめんなさい、ごめんなさいルシフェル様」って涙ぽろぽろ零すのを優しく揺さぶられてようやく解放される。

    あとはもうまだぐだぐだ言うフォンにル様が「今の私には幸せになりたいという欲があるからうんたらかんたら」って分岐①と同じテイストのセリフで掻き口説いてハッピーエンド。

    「無体を強いてすまなかった。だが、悔いてはいない。おかげで君の愛を手に入れられた」
    とか満足気に優しく微笑みながら言っちゃうル様に、フォンが泣きそうになりながら笑ってエンドでいいかなっ。


    みたいな妄想で、泣いてもやめないル様書けるかもと思ってたけどたぶん書けません気力が保たない。
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    aoi_sssnote

    MAIKING「形而上 楽園」11話目。

    全年齢ですが、今回ちょっと注意書き多いです。

    ⚠️とんでもない捏造と妄想のオンパレードです
    ⚠️ちょっと痛い思いをして血が流れる描写があります。流血苦手な方はご注意を
    ⚠️最後はふたりとも生きてハッピーエンドです
    ⚠️とんでもない捏造と妄想のオンパレードです(大事なことなので二回言いました)

    もう本当にやりたい放題。
    心のまま自由に何処までも羽ばたいてほしい。
    そう願って、その手を放したはずだったのに。

    生きてほしいという私の言葉に応え、サンダルフォンは無垢な笑顔だけを残して飛び立ってくれた。
    天司長の役割と、私の未練と。彼のしなやかな背に、私が託した羽はさぞや重かったに違いない。
    それを背負ったまま、サンダルフォンは長い長い刻を身も心も擦り切れるまで一途に生きた。ついにはこの広い空の下、ひとりきりになるまで。
    私が遺した言葉が、零した想いが、彼にどれほどの孤独を齎したことか。

    再び意識を手放した身体を抱いて、私は目を閉じた。
    いくら強く引き寄せても、しなやかな手足を摩っても、厚く重ねた羽で覆ってみても。サンダルフォンの肌は冷えていくばかりだった。流れ出るエーテルも止まらない。自らの意志で滅びを選択した彼を引き留める術は、私にはもうなかった。
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