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    n_m3y8m0

    @i1z2u1i

    SD垢/リョ右固定左雑食

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    n_m3y8m0

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    沢リョSS
    こんな朝もあるよね

    #沢リョ

    或る朝 カーテンを閉める間も無く、お互いを貪り求めてベットに縺れ込んだ翌朝。いつも通り身体はバキバキで、身じろぎするだけで痛いし怠い。
     口を開けて、気持ち良さそうに寝ながら、身体に巻きついているデカい身体が恨めしい。

    「……えーじぃ」

     捻り出した声は酷く掠れていて、誰が聞いても喉を酷使したことが丸分かりだ。
     この男の腕の中から逃れようと懸命に身を捩っても背中にかかる寝息は少しも乱れることなく、最近さらに逞しくなった腕は動く獲物を逃すまいとぎゅうと強く締め上げてくる。
     こちらに来て体格のアドバンテージが日本にいた時と比べて活きない、むしろディスアドバンテージとなっている現実に直面しメニューの増えた筋トレは当たり前に生活の一部として取り入れられており、着々と逞しく育っている身体は俺だけじゃなく、色んな人をも魅了しているんだろう。

     …生意気だ
     上半身だけ振り返り高く整った鼻を抓ると、息苦しそうに眉間に皺を寄せ、いやいやとゆるく顔を振っている。

    「んふ」
    「…」 

     機嫌悪そうな声と幼いような仕草がちぐはぐで、胸がきゅうと締め付けられる。こんなアホ面のくせに、強敵となりうる人間にかち合った笑顔は見る者の意思とは別に視線を惹き寄せられてしまう。そしてきっと、誰よりもバスケの事を考えてきた。(ま、うちの流川も負けてないケド)

     思いの外幼く、当たり前の人間らしいことで苦しむこいつはとても綺麗で、きっと誰もが思わず手を差し伸べずにはいられなくなってしまうのだ。

    「っあ…?」

     ぼーっと考えていると、沢北がもぞもぞ動く度に脈打つ違和感を感じる。
     何とか腕を外して、抜け出そうと身体に力を込めると

    「は?!こいつ…!ほんっと最悪!」
    「ん、…リョータぁ」
    「ばか!ちょ、あ、っだめ!」

     腹の中でムクムクと大きくなるそれに、渇ききらない欲が煮え凝る。昨夜から納まったままのそれが存在を示すようにゆると揺すられ、ぎゅうと沢北が抱き締めてくる度、柔く開けた最奥にぐりと先端が擦り付けられるのが分かった。

    「…リョータの中あったかい」
    「っ起きてたのかよ…!」

     ぴくと跳ねる褐色の肩と、ぽてりと色付いた胸の飾りを主張するように反らされた柳腰。その初心さと耽美さが沢北の脳みそを跡形もなく掻き回す。

    「リョータ、お願い。だめ?」
    「〜〜お前ほんとにさぁ!!」


     頑固で愚直なバカなバスケ人間。そんな男を可愛いと思って甘やかしてしまう俺も、大概の馬鹿なのかもしれない。



     結局その日は夕方までベッドから動くことができず、ドーナツ型のクッションを敷いて生活する羽目になった。
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    n_m3y8m0

    MOURNING深リョSS

    自分と同じだけ愛して欲しいリョとリョ以外は正直どうでも良い深
    リョは本当にオレのこと好き?って常に思ってるし深はお前以外はどうでも良いピョンって常に思ってる
    バレンタインナイト ガチャリとドアが開き、鍵を閉める音が響く。二十一時、多くの働く社会人が少しの残業を終え、疲れた身体を引きずり家に着く時間だろう。

    「ただいま」

     人生のモラトリアム最終年次であるリョータの最近のルーティンは、夕食を済ませた後からレポートを始め、仕事から帰宅する深津に合わせて切り上げ同じ床につくことである。特にそう決めたわけではないのだが、気付けば当たり前のようにそうなっていた。
     点いたままのパソコンを放置し、いつものように玄関まで出迎えると、少しくたびれた顔色の恋人が、ぬべとした無表情で腕を広げている。

    「おかえり」

     最近更に鍛えられた身体に腕を回し、少し背伸びをして耳の後ろに唇を落とす。首元に擦り寄り、ばれないように静かに耳後で息を深く吸えば、嗅ぎ慣れた肌の匂いが肺いっぱいに広がり、じんわりと腹の奥が痺れ熱を感じる。リョータが流れるように耳朶をはめば、深津はぴくと肩を揺らしリョータを抱く腕をきつく締めた。
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