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    tsukumoans

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    tsukumoans

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    チラリと見かけた【メルが酔ってチュー迫る】っていうの可愛いなと、妄想。
    カッコイイめるは居ません。酔いどれ。
    ナチュラルに同棲。

    #燐ひめ
    rinhime

    熱に酔う「りんね、ちゅー、は?」

    (誰かこのエロ可愛い子どうにかしてくれ)

    ****


    今日は、メルメルが主演をしたドラマ作品の打ち上げの日。打ち上げとはいえ少し期間があいたので、ドラマのメンバーと会うのは1ヶ月ぶりくらいか。メルメルもソワソワして楽しみな様子を隠せてない。

    「会場はこのビルの中に入ってるお店です。帰りはタクシーを拾うので、天城は先に寝ててください。」
    「迎え行こうか?」
    「いえ、さすがに1人で帰って来れますよ」
    「分かった。でも待ってっから、なんかあったら呼べよ?」
    「ふふ。はい、分かりました」

    本当に貴方は過保護ですね。と、出ていく前の会話を思い出しながら一緒に住んでるマンションで、帰りを待つ。
    時間も22時頃。そろそろ終わるかな。とテレビの音を聞きながら、ソワソワとメルメルからの連絡を待つ。

    ブブブ、とスマホのバイブが鳴る。確認してみれば、メルメルからお迎え希望の文面。
    今から行く、と返し、車のキーと財布、念の為、水とビニール袋も持って部屋を出る。
    酒が飲める年齢にはなったが、まだそんなに慣れてないのだ。打ち上げとはいえ、仕事の場だ。自分でセーブ出来てるとは思うが、俺っちに連絡寄越してる時点で怪しい。

    はやる気持ちを抑え、目的地まで向かった。

    ***

    店近くのコンビニに駐車し、着いたよー、とメッセージを送る。既にメルメルはコンビニに着いていたようで、すぐ車に気づいて乗り込んできた。

    「おかえりー、楽しかった?」
    「ただいま。えぇ、とても。やはり皆さんと話すのは楽しいのです。天城、お迎えありがとうございます」
    「どういたしまして。楽しかったなら良かった。お水あるから、必要なら飲んで」

    はい、と素直に水を受け取る。渡した時に、いつもなら爽やかな匂いのするメルメルから、お酒の匂いがする。もしかしなくても結構呑んだのか?なんて心配するが、顔色は悪くないし機嫌も良さそうだ。シートベルトを付けたのを確認して発進させる。

    「疲れたろ?眠かったら寝てて良いからな」
    「ふふ、大丈夫なのです。今日は監督からも沢山褒めていただけて、気分が高揚してるので」
    「へぇ、すげぇな!良かったじゃん」

    それから、飲み会での話をテンション高めに話してくれる。8話のアクションシーンをまた褒めていただけて、あ、今度あの方に演技指導していただけるかもしれないのです!とかずっとニコニコしている。あのメルメルが。仕事上の話とはいえ、こんなに上機嫌で報告してくるのもなかなか無い。随分楽しかったんだろう。つられて俺っちもニコニコ相槌を打つ。

    一通り話し終えてテンションも落ち着いたのか、だんだん言葉数も減ってきた。同じ事を繰り返してくるし、少し呂律も怪しくなってきてる。

    「あーまーぎー」
    「はいはい、燐音くんですよ」
    「ふふっ、あまぎだぁ」
    「メルメル、もうすぐマンション着くぜ」
    「えー?...あまぎのえっち」
    「はぁ?俺っちなんも言ってなくね!?」
    「あははっ」

    The 酔っ払い。メルメルがいつも俺っちの介抱を嫌がる理由が分かった。もぅめんどくさい。部屋に着いたらさっさと寝てもらおう。

    マンションの駐車場に着いたので、降りて助手席側に回る。

    「メールメル。着いたぞ、部屋まで歩けそ?」
    「あまぎ、つれてって」
    「お外でだっこになっちゃうけどいい?」
    「...お外はだめ。」
    「じゃあ頑張ろ」
    「...ん。」

    車のシートと仲良くなってるメルメルを説得して、シートベルトを外す。立ち上がらせて、荷物も全部拾って扉を閉じる。車にロックをかけ、メルメルに肩を貸すようにしてゆっくり歩かせる。エレベーター付きのマンションで良かった。

    部屋の前まで着いて鍵を開ける。ふたりで玄関の中に入ってカチャと鍵を閉める。ふぅ、と息をつくと、急にメルメルから抱きつかれた。

    「うぉい、どしたー?家ついたぜ、ほら、ベッドいこ」
    「...あまぎ」
    「ハイハイ、愛しの燐音くんですよ。メルメル、靴脱いで。部屋行こ」
    「天城、ひめるのこと、すきですか?」
    「へ?」
    「ねぇ、すき?」
    「どしたの急に」

    変な酔い方をして、変なところのスイッチが入ってしまったようだ。

    「好きだって、愛してるって言って」
    「あー、...メルメル、好きだ。愛してるから、とりあえずリビングまで行こ?」
    「...もっと真剣に。」

    頬をふくらませて怒る姿に、彼が溺愛する弟の姿が重なる。やっぱり要のお兄ちゃんなんだな、なんて現実逃避をしながら、自分の靴を脱いで、HiMERUにも靴をぬがせる。
    会話は続けながら、リビングのソファまで引きづって行く。本当は寝室まで行きたい所だが、リビングの先にあるのでひとまず落ち着かせてからだ。
    そんな燐音の態度にHiMERUの表情が曇っていく。

    「...天城は俺の事好きじゃないんだ」
    「んな事ねぇよ。好きだって言ってるっしょ?じゃあメルメルは?あんたはどうなんだよ。俺っちの事好き?」
    「...すき。」
    「愛してる?」
    「あいしてる」
    「俺っちとちゅーしたい?」

    なーんて、さすがに答えねぇだろうなぁと思いながら、背中越しにソファに倒れ込む。メルメルが正面から抱きついてたので、俺っちの上にメルメルが乗ってる状態だ。

    「...したい。ちゅー、して?」
    「キャハッ...なぁ、どんなヤツ欲しいの?」

    唇を親指でふにふに触りながらイジワルな質問をしてみる。
    たまにはいいだろ?俺っちも、甘い蜜が欲しい時があんの。

    見上げていたHiMERUの瞳が潤んで、綺麗な蜂蜜色がこぼれ落ちそうだ。キレイだな、なんて思いながら、俺っちを見下ろした時に落ちてきた髪を耳にかけて、そのまま耳や首筋を触りながら返事を待ってみる。
    その指先にもビクビク感じて目を細めてくるメルメル、エロすぎんだろ!

    「…っ、ちゅう、して?」

    俺っちの首に腕を回しながら、こてん、と首を倒しておねだり。破壊力が凄すぎる。
    コイツ、自分の魅力分かっててやってんな!?さすがは売れっ子スーパーアイドル様だ、クラクラしちゃうぜ!!(ヤケクソ)
    ちゅ、と軽く唇を吸って離れると、だめ、もっと!と駄々をこねる可愛い子。

    「りんね、ちゅー、は?」
    「...えー、俺っち分かんねぇなぁ。...メルメルからちゅーしてよ」

    ほら、と少し顔を近づけながら、背中に置いていた手を、指先だけ背中に沿わせて腰に移動させる。んんっ、とビクつきながら潤んだ目で見てくるが、俺っちが動く気がないのがわかると、おずおずと首元にあった手が頬に移動し、既にトロ顔のHiMERUが目を閉じて近付いてくる。

    っあー、キス顔最っ高。

    近づいたはいいが、目を閉じるのが早かったのか、左口角側を吸われる。位置がズレてたのに気づいて、次は控えめに上唇を吸われ、次は下唇。滑らかで柔らかい唇で、はむっと食べられたり、ちゅっちゅっとバードキスを数回繰り返される。
    あー、かわいい。雛鳥をあやす親鳥の気分ってか?と気持ちよくなっていると、今度は舌で唇の間を舐められる。

    「...んっ、ん」

    頑張って口の中に舌を入れようとしてる顔がえろ可愛い。メルメルには悪いが、こんな機会滅多にないし、たまに薄目で頑張ってる姿を見つめさせてもらう。あぁ、やっぱコイツ顔がいい。

    かわいいなぁという思いと、俺っちも深く食べたい気持ちとで、ん、と舌を出してやる。したら、喜んで舌先に吸い付いてくるもんだから、喰っちまいたい欲求そのままに、頭と腰をグッと引き寄せて、俺っちからも本格的にキスを仕掛ける。んんっ...!と、びっくりしたような声が聞こえたが、その直後、メルメルからも背中に腕が回されて、嬉しそうにギュッとしがみつかれる。

    「...は、ぁ...。ん......」

    口の中全部舐め回す勢いでかぶりつく。メルメルの舌に擦り付け、粘膜同士が合わさる気持ちよさに酔う。ここまで来たら酒臭さなんか気にならない。というより、気にしない。
    もっと、と愛撫待ちの舌先を吸う。あんまり強く吸われるのは好みじゃないようで、本人を扱うように優しく気持ちを込めて。ふるっと体が感じてくれた反応が返ってきたので、また更に口内を蹂躙していく。上顎、歯列の裏まで丁寧に。もちろん、唇への愛撫も。
    キスしながら耳も触っていく。両手で両耳を揉みこんで最終的に穴を塞いでやる。音が増幅して余計感じてしまうのか、背中に回された手にまたギュッと力が入る。
    蕩けていく顔、反応する体。ちゅ、くちゅという濡れた音と、メルメルの吐息、喘ぎ声。全部が心地よくて嫌でも昂ってくる。

    あー、このままえっちしたい。こんなに素直なメルメル見たことねぇんだけど。でろんでろんに甘やかしてやりてぇ...あんまり酔っ払いには手ぇ出したくないんだけどなぁ。

    心の中で葛藤してる俺っちをよそに、深いキスを与えられたメルメルは上機嫌だ。

    「ん...っ、はぁ、は、......りんっ、んんっ」

    いつもは控えめな喘ぎ声も今日は感じたまま出してくれているようで、声量も抑えられていない。...まさか毎回このエロい声聞きそびれてたの?俺っち悲しすぎるんだけど。

    今日だけの大盤振る舞いに、理性も焼き切れそう。やっとキスに満足したのか、唇がそっと離れていく。トロンと垂れた目尻や、キスで艶めいている唇、上気した頬、全部が目に毒だ。スっと手を伸ばせば、逆に俺っちの手を取ってスリスリと懐いてくる。
    はぁ!?っもー、コイツ、俺っちの事好きすぎるっしょ!?いつもとのギャップに頭が沸騰する。

    「りんね」

    さわって?と、先程まで頬に当てていた手を胸元に当ててくる。思わぬお誘いに、ゴクッと喉が鳴る。

    「あー...でも、メルメル、眠くない?」
    「ねむくない。せっくすしたい。いや?」
    「ヤじゃないんだけど、」
    「...りんねにさわってほしぃ」

    ぎゅっと抱きつかれ、肩に額でグリグリされる。もうこれはどうしたってムリだろ。愛しい恋人からこんな事されて抗える男がこの世にいる訳が無い。つか、俺っちよく耐えたよな!?

    「ベッドいこ」

    低く掠れた声を聞いて、嬉しそうに体を起こす。明日の事は一旦全部忘れる事にした。


    ****




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    Replies from the creator

    tsukumoans

    TRAINING小話。ただ書きたかっただけ。801☆(今の時代でも伝わるのか?)

    ※以下言い訳(読まなくていい)
    書きかけが現時点で2本あり、燐ひめなんか書きたいんよ……ってnote開いたら\書きかけあるよ!/って主張されるから全然他が手付かない状況なう。燐ひめなんか書きたいちょっと健全なやつ。ドのつくエチしか書いてない。進まない。終わらない。ぴえん。
    ※ナチュラルに同棲
    (リビングのソファとかかなぁ)(ざっくり)


    「なァ、メルメル〜」
    「なんですか?」
    「今日一緒に寝よ?」
    「…嫌ですけど」
    「なんで?」
    「なんでとは?」
    「別にエッチしよって言ってるわけじゃねぇし、いいじゃん?」
    「ばっ!…黙るか死ぬかしてくれません?」
    「メルメルそればっかり!酷い!」
    「はぁ…」
    「なァ〜、たまには頑張ってる燐音くん甘やかしてくンね〜?」

    上目遣いでねだってくる。俺がこの顔に弱い事を知っていてやってくるからタチが悪い。

    「……。」
    「ダメ?」
    「……添い寝ですからね?」
    「やったー!メルメル愛してる!」
    「…安いセリフだな」

    ガバッと抱きつかれ、頬を少し赤らめながら言うセリフでは無い。それでも恋人を甘やかしている自分を誤魔化したくて、自分もしたいと思ってるなんて思われたくなくて、つい口に出してしまった言葉は戻らない。
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