Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    tsukumoans

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 12

    tsukumoans

    ☆quiet follow

    ハグの日こばなし(めちゃ短い)
    ナチュラルに同棲な燐ひめ

    #燐ひめ
    rinhime

    いつものナイトルーティーンも終わり、そろそろ寝室へ向かおうかという時頃。ソファからHiMERUを眺めていた燐音が近づいてくる。

    「メルメル〜」
    「.........なんですか」
    「俺っち、メルメルにお願いがあります」
    「いやです」
    「なァ、何も言ってない」
    「HiMERUはもう寝ますので、」
    「あのさぁ」
    「...」
    「今日一緒にねよ?」
    「...シませんよ?」
    「あー、...うん、大丈夫。別にシたい訳じゃねぇの」

    いや、メルメルが良いなら俺っちは〜とか言い出すから、だからシないって言ってんだろ!と睨んでやるが、効果はいまひとつ。

    「俺っち今日はぁ、メルメルと一緒に寝たい気分なの。添い寝。」

    なァ、ダメ?なんて上目遣いで確認される。...この顔に弱いことを利用されている気がするが、添い寝だけならHiMERUもやぶさかでは無い。

    「...まぁ、寝るだけなら、良いですけど」
    「やりィ!」

    そのままHiMERUの手を攫って歩き出すから、ちょっと!本当にシませんからね!?とその背中に声をかけながら着いていくしかなかった。


    ****


    燐音の部屋へ連れていかれ、仕方ないので、そのままベッドに上がると背中から抱きしめられた。

    「...燐音?」

    腹部に回された腕に手を重ねて後ろを伺うが、ギュッと抱きしめる力が少し強くなっただけで、返答は無い。ベッドに座ったまま背中で燐音の体温を感じる。ただ抱きしめられたままジッとしていたが、あまりにも動く気配がないので、体をよじって燐音に正面から向き合い、頬を手で包み込んで顔を覗き込む。

    「何かありましたか?」
    「...なんもねェ」
    「HiMERUには言えない案件ですか?」
    「そーいうんじゃないから」
    「...では、今日はHiMERUに甘えたい気分、という事ですね?」
    「ん、そう」
    「え?」
    「メルメルに甘えたかったの。充電させて」

    そう言いながら、押し倒してくる燐音にプチパニックだ。まさか肯定されるとは思っていなかった。
    ただ、寝転がって、いつもは不埒に這い回る手も、背中に回されただけでそこから動こうとしない。
    首筋にかかる吐息がくすぐったいが、たまには良いか、と燐音の背に腕を回す。そして、子供をあやす様にトントンとリズムを刻んでみる。

    「...ん」

    HiMERUの肩口にグリグリと額を押し付けられる。まるで子供がむずがるみたいな仕草。本当に甘えているらしい。
    HiMERUの上に乗っていた体を少し横にずらし、それでも抱きしめた腕は解放しないまま寝に入る。
    抱き枕にでもなった気分だったが、自分も居心地の良いポジションを見つけ、燐音を抱きしめながら目を閉じた。



    -fin-
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ❤💙❤💙
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    tsukumoans

    TRAINING小話。ただ書きたかっただけ。801☆(今の時代でも伝わるのか?)

    ※以下言い訳(読まなくていい)
    書きかけが現時点で2本あり、燐ひめなんか書きたいんよ……ってnote開いたら\書きかけあるよ!/って主張されるから全然他が手付かない状況なう。燐ひめなんか書きたいちょっと健全なやつ。ドのつくエチしか書いてない。進まない。終わらない。ぴえん。
    ※ナチュラルに同棲
    (リビングのソファとかかなぁ)(ざっくり)


    「なァ、メルメル〜」
    「なんですか?」
    「今日一緒に寝よ?」
    「…嫌ですけど」
    「なんで?」
    「なんでとは?」
    「別にエッチしよって言ってるわけじゃねぇし、いいじゃん?」
    「ばっ!…黙るか死ぬかしてくれません?」
    「メルメルそればっかり!酷い!」
    「はぁ…」
    「なァ〜、たまには頑張ってる燐音くん甘やかしてくンね〜?」

    上目遣いでねだってくる。俺がこの顔に弱い事を知っていてやってくるからタチが悪い。

    「……。」
    「ダメ?」
    「……添い寝ですからね?」
    「やったー!メルメル愛してる!」
    「…安いセリフだな」

    ガバッと抱きつかれ、頬を少し赤らめながら言うセリフでは無い。それでも恋人を甘やかしている自分を誤魔化したくて、自分もしたいと思ってるなんて思われたくなくて、つい口に出してしまった言葉は戻らない。
    1046

    related works