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    azurem00n

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    azurem00n

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    【mhyk:ネファ】
    ネロが来てくれない悲しみのままに書いたバカンスイベ前の幻覚。
    東オンリーの話(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15652471)と同じ世界線のようなそうでもないような

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    recommended works

    cross_bluesky

    DONEエアスケブみっつめ。
    いただいたお題は「ネロの初期設定傷ネタで、キスするブラネロ」
    リクエストありがとうございました!
    「なあ。ちょっと後で部屋来てくんねえ?」
     ネロにそう言われたのは夕食後のことだった。
     珍しいこともあるもんだ。というのも、ブラッドリーとネロは今でこそ度々晩酌を共にすることはあれど、誘いをかけるのはいつもブラッドリーの方で、こんな風にネロに直接的に呼ばれることは殆ど無かったからだ。
     適当に風呂を済ませてから、グラスと酒瓶を持って四階へと向かう。見慣れた扉を叩くと、しばらくして内側から開け放たれる音がした。
    「あれ、つまみ作ってたんじゃねえのか?」
     普段ならば、扉を開いた時点でネロが用意したつまみの良い匂いが漂ってくるはずだ。しかし、今日はその気配は無い。
     もしかすると、晩酌の誘いではなかったんだろうか。よく考えると、部屋に来いとは言われたものの、それ以上のことは何も聞いていない。
     ネロはブラッドリーが手に持ったグラスに目を向けると、ぱちりとひとつ瞬きをした。
    「ああ、悪い。ちょっと相談っていうか……でも、腹減ってんなら簡単なもので良けりゃ先に作るよ」
    「馬鹿、折角来てやったんだから先に話せよ」
     つかつかと歩を進め、部屋の寝台へと腰を下ろす。椅子を増やせとブラッドリーは再三 2351

    Yuama23

    DONEファウネロ。東オンリーでネップリ登録していた短編です。
    距離 それは、お互いへの好意や信頼が募り、関係性がゆるやかに形を変え始めたときのこと。ネロの部屋でのいつも通りの晩酌中、グラスが数杯空になった頃合。常ならば眠気が来る前に部屋に戻るファウストが、今日は珍しくうとうとと船を漕いでいた。

     眠そうに目を擦ったファウストが、恐らく無意識だろう、ツマミの乗っていた皿を押し退けてテーブルにスペースを作る。そこに両腕を置いて頭を乗せて、しばらくもぞもぞと位置を調整して。やがて満足気にふんと小さく鼻を鳴らして、そのまますうすうと寝息を立てて眠り始めた。
    「……お疲れ様、ファウスト」
     今日は依頼された異変解決のため、朝からあちこちを駆けずり回っていた。
     向かった先は東の国だったが、異変に関わっていた呪いを沈めるために必要な媒介が、西の国でしか流通していないものだった。だから東の国から中央を通って西の国まで箒を飛ばして、さらに西の中心街にある賑やかな通りの出店を端から端まで覗く羽目になっている。それからまた東に戻って解呪を行ったのだから、異変の性質上主軸となったファウストは疲れて当然といえる。
    1906