久しぶりにリトの家にお泊まりしてる2人「ねぇ、ちょっとポーランド、それ食べ尽くさないでよその中身今日買ってきたばっかなんだから一日で食べ尽くしちゃダメだよ?」
俺はキャンディポットの中を引っ掻かき回している親友に話しかけた。クリアピンクのキャンディポットの中には今日買ってきたばかりのマシュマロやグミやチョコやキャンディなどのお菓子が入っていてとても可愛らしい。俺の家にあるそれはほぼポーランド専用のような物で久しぶりにポーランドが来たから急いで数日分の中身を補充したのに一日で食べ尽くされちゃ意味がない
わかったんだかわかってないんだか適当な返事を返す親友の周りにはお菓子などの包装がとっ散らかっているそれを片付けてゴミ箱に入れながらふと時計を見たそろそろ夕刻に差し掛かろうとしている冷蔵庫にある具材を確かめにキッチンへ向かう 「リトー喉乾いたし」俺がキッチンへ向かう頃合いを見計らっていたのか部屋を出る背中に急に話しかけられた。「水でいい?あ、あと桃のジュースとかもあるけど」「口ん中甘ったるいから水でいいし」彼が水を飲むのは珍しい、それでもキャンディポットをあさる手は止めていないから相当中のお菓子の味が気に入ったみたいだ、ポーランドのお気に召したようでよかった「わかった、もうあんまりそれ食べないでね。ご飯が食べれなくなっちゃう」「わかったし」冷蔵庫を開けて中身を確かめる。冷蔵庫の少し冷たい空気を感じながら具材を頭の中に書き留めた。ポーランド専用の可愛いコップに水を汲んで戻る。ポーランドが家に泊まるたびに何かを持ち込むので家の中にはポーランドの物が当たり前のように置かれている。服はもちろんその他色々なものを持ってきている、このコップはいつ持ってきたものだったかは覚えてない。ポーランドがさっきまでガサゴソやっていたキャンディポットは机の上に置かれていた、結構な量減っている。そりゃあこんだけ食べれば口の中が甘ったるくなるわけだ。ソファでくつろいでいるポーランドにコップを差し出し話しかける「はい、水」「ありがとうだしー、それめちゃくちゃ美味しかったんよ!リトも食べてみるといいし!」機嫌良くポーランドが言う。大絶賛だ、かなり美味しかったらしい「あとで食べてみるね、それと今日、夜ご飯〇〇でいい?(料理詳しくなさすぎて〇〇表記にした)」「えーよ、楽しみにしとるし」「良かった」キャンディポットを回収してキッチンに持って行く、キャンディポットの中から飴をひとつ取り出すキラキラとしていてとても美味しそうだ。包装紙を捻って開けて飴を口の中にほうり込んでキャンディポットを棚にしまう。確かに甘くて美味しい、それでいて優しい感じでポーランドの好みだ。まぁ、俺の好みでもあるんだけれど。エプロンの紐を結び気合を入れて食材たちに向き合った。
「めちゃくちゃ美味かったし、やっぱリト天才だと思うんよ」お菓子をあれほど食べたとは思えない量のご飯を食べたポーランドがまんぞくげに言った、いつもより大きな声なのは酒のせいもあるだろう。「ありがとう」答えるおれの声もかなりふにゃふにゃでいかにも酔っ払いって感じだ。眠くなってきたしそろそろ片付けないと。そうは思っていてもなかなか動く気にはならない、しばらくソファに沈み込んでうとうとしているとサラサラの金髪が頬をサラッと撫でていって目を開けるとペリドットの瞳と目があった 唇に触れるようなキスをしてそのままペリドットは離れていった。びっくりして眠気が覚める「リト唇ガッサガサだしーリップ塗った方がいいと思うんよ」やっぱりいつもより大きい声で言ってからポーランドは懐からリップをクリームを取り出すと自分の唇につけてもう一回キスをした。またもや触れるようなバードキスをした。「一瞬じゃリップクリーム塗れないでしょ。」今度は俺から近づいてポーランドにキスをする。ポーランドの口元を軽く舐めてから舌を入れた。ポーランドの舌に自分の舌先を絡ませる。同じお酒を飲んだのにポーランドの口の中は甘くて優しい味がした。グチュグチュという口の中で舌が絡み合う音とこもったポーランドの喘ぎ声がやたら大きく聞こえて体中にジーンとくる痺れと一緒に強い眠気も感じた。なんだかこのまま寝てしまいそうだ。口を離して若干眠そうな蕩けたポーランドの顔を見ながら考える。ぶっちゃけ今かなりヤりたい。けど俺は朝から買い物に行ったり準備をしたりと大忙しだったしポーランドも隣同士とはいえそれなりの長距離移動だ、疲れているだろう、しかも2人ともかなりの量のお酒を飲んじゃってるしあんまり長くできる気がしない、電話での連絡や世界会議で度々話したりはしてたけれど久々のお泊まりだしどうせヤるなら長い時間ヤりたいしピロートークも楽しみたい。だから今日は諦めてまた明日にしよう。軽い脳内会議を終えて結論を伝えようとくちを開くとポーランドの舌が滑り込んできた。ポーランドは俺の膝の上に乗って口の中を舌でまさぐられて気持ちいい、やられてばかりだから舌を伸ばしてポーランドの舌に絡ませる。もつれ合っているうちにお互い酸素が足りなくなっておもむろに口を話す。呼吸を整えているとポーランドが息も絶え絶えに耳元で囁いた「リト、やろ?」あー今日はキスで終わって明日するつもりだったのにそんなこと言われて辞められるわけないじゃないか、返事をする代わりにポーランドを柔らかいソファに押し倒した。
多分次の日もするしそもそも途中で寝ちゃって起きた時に入ったまんまだと思う。