ノー天気な純正ルックなのに超過激な600ps越え!? 「お嬢様配信者」のパワフルな愛車「走りは過激に、見た目は優雅に、ですわ」
今回取材した人物は、某動画サイトでストリーマーとして車載動画や車両紹介動画を投稿している Shinonチャン。
いわゆる「お嬢様キャラ」のテンプレートのような言葉遣いと、その圧倒的な走りのスキルとのギャップから人気を集めている。
そんな彼女の車は、動画を見たことある人にはお馴染みのいたってフツーの真っ赤なGTO。
チタンマフラーが目立つくらいで、ぶっちゃけあんまり速そうには見えない…
が、ボンネットを開けた瞬間、取材班は度肝を抜かれた!
GTOの心臓たる6G73エンジンは2mmオーバーサイズの93φ軽量ピストンやカム、燃焼室加工やポート研磨とガッチガチにいじられた3.1リッター仕様に。
それにトラスト製TD05SHタービンが装着され、MAX出力はなんと620馬力!
持病の熱問題はGT-R用三層ラジエーターやオイルクーラー、増設された電動ファンで抜かりなし。
燃料系もニスモのGT-R用フューエルポンプと550ccインジェクターでハイパワー化に対応しているぞ。
エンジンマネージメントには、F-CON Vプロを採用。 純正のカルマン渦式エアフロをキャンセルし、Dジェトロ化することで吸気抵抗の低減も実現。
サスペンションはピットロードMのM-SPL改ブリッツ製を採用、ブレーキも同社のM-SPL GReddyブレーキシステムキットで強化されている。
やはりGTO専用のパーツなだけあって高いポテンシャルを発揮してくれるそう。
ホイールはBBSのLMで、採用した理由は純正オプションのホイールがBBSだったからなんだって。
ストリート仕様のため大掛かりな軽量化は一切無し。エアコンや社外のオーディオがセッティングされており夏のドライブも快適に過ごせる仕様。
エクステリアはHID化されたヘッドライト以外は純正ルック…と思いきや、じつはこの車の中身は後期最終型。
逆はよく見るがこの車両は世にも珍しい前期ルックの後期なのだ。
内装に移るとシートは運転席側がRECAROのSR-6、助手席側がRECAROのSR-11に変更されている。どちらも現在廃盤になっている地味にレアなシートだ。
また助手席ヘッドレスト部とルーフ部のロールケージにはGoPro用のスタンドが取り付けられており、まさに配信者の車、といった様相。
ダッシュボード中央部には水温、油温、排気温計が並ぶ。その上にレブスピードメーターがセットされており、ブースト計は運転席側のロールケージに取り付けられている。
リアシートは取り外されているものの、やはり重量級のグランドツーリングカー。1700kgはあるらしい。
でもその走りは一切の重量を感じさせない、600馬力越えのV6ツインターボはアメ車のようなパワフルさを演出する。
GT-Rやスープラと比べて決してメジャーな部類とは言えないGTOだけど、決して劣るマシンでは無い。
それを証明することこそがこのマシンに惚れ込んだ私の役目だとShinonさんは語ってくれた。
ここまでのチューンドで純正外装なのが、オーナーの愛の深さ(変態っぷり)を表しているのかも?
三菱 GTO twin turbo '98
DRIVER:Shinon
エンジン:6G72改
最高出力:620ps
最大トルク:69kg-m
吸気方式:TB
駆動方式:4WD
車両重量:1660kg
おまけ 鮫島詩乃(Shinon) 罵倒集
「随分と死に急いだ走りですのね…車についていけてませんわ」
「35なんか乗ってるからって、調子乗っちゃいけませんわ〜。車と人は外見で判断しちゃダメですのよ?」
「…リアバンパーつつくとかおふざけがすぎましてよ?」
(友人の車を見て)「今日紹介するのはおBMWですわ〜愛液漏れまくりのクソビッチですわ」
「私の車より排気量の少ないお車は黙って頂けないかしら」