無題【ﾂｲｰﾖ】
＊どっかで雨彦のことを「マスター」って呼ぶ、死んでしまった天才歌手の玄武とのブロマンスドラマの話をしていたはずなのに、見つかったのはﾋｭｺﾞを見てはしゃぐ私の投稿だけ……。夢幻か白昼夢かよ。

◇ドラマの概要
・原作が短編漫画かオリジナル脚本のドラマ。
・黒野玄武の役。歌唱力と魅力に恵まれた高校生で、風呂で歌ったり屋上で歌ったりするのが好き。一度だけ養親に頼まれて彼の店で歌ったことがあるが、一曲歌っただけで大変なことになったのでウンザリしている。その夜のことは瞬く間に噂が広まって、伝説扱いされている。
・葛之葉雨彦の役。作曲家。一定数のファンがおり、作曲自体は長いこと行なっている。自分が作っている曲に納得しておらず、いくらか作曲家名が存在する。名前は気分で変わっており、コアなファンは名前から年代を、曲から名前を当てることができる。作曲は好きではないが、作曲をしなければ生きていけないので作曲している。作曲以外のことに頓着できない。
・OPが雨彦と玄武のデュエット曲で、EDが玄武の声を元に作られた合成音声の楽曲。
・動画サイトに違法にアップロードされていた（葛之葉雨彦の役名）の楽曲を気に入った（黒野玄武の役名）がフレーズを口ずさんでいたところ、たまたま人目を避けたかった（葛之葉雨彦の役名）と出会う。
・最初のうち（黒野玄武の役名）は（葛之葉雨彦の役名）が曲を作った本人だと気づいておらず、ファンだと思っている。
・（葛之葉雨彦の役名）が「とっておいた音があるんだ」とPCの前で涙をこぼすシーンで番組名がトレンド上位にあがった。
・出来の良さから続編が望まれているが、続編は出ない。
・（黒野玄武の役名）の合成音声はすべて（葛之葉雨彦の役名）の前で歌った音声だけで作られている。
・Web版の次回予告で（黒野玄武の役名）が（葛之葉雨彦の役名）に言えなかった言葉が使われている。

◇
・ドラマの最終話が放送される日に、テレビ局のアカウントからドラマのEDを黒野玄武とドラマに登場する合成音声ソフトのデュエット歌唱動画が投稿された。
・オフショの画角がやたら遠いことで有名。近いと顔が映らないし、わざわざしゃがませるのも……というスタッフさんの配慮の結果らしい。
・数年後に特別版が放送されると私が嬉しい。

◇
・黒野玄武が（黒野玄武の役名）と（葛之葉雨彦の役名）との関係に憧れて、「お前はアニさんの側に居れて良いな」とか言うかもしれない。
・音声合成ソフトについて話を聞いていたら熱心に思われて、特別にソフトを貰う葛之葉雨彦。わからないなりに触ってみるが、黒野の声が一番だな。に着地する。
・（黒野玄武の役名）のアカペラ歌唱シーンを気に入っていて、北村に教わってダビングにした。
・実は1話の冒頭と各話の回想にしか（黒野玄武の役名）が登場しないため、いっしょの仕事だと喜んだが撮影は1日で終わった。
・この撮影をきっかけにLINEでボイスメッセージに挑戦にしてみる黒野玄武。
・（黒野玄武の役名）が撮影で歌っていたフレーズを口ずさみながら黒野宅を掃除する葛之葉雨彦。

【ﾂｲｰﾖ】
＊げ…ぽいど、オタクのあ…さんが人力を知った結果生まれたPC内データだったらどうしよう。パーフェクトブルーか？
＊憧れのアイドルにそっくりな電子の声が夜な夜なPCから聞こえてくる。

◇
・掃除先で聞こえた声に魅せられたが、いくら探せどそれらしい歌手も曲も出てこない。
・仕方ないと諦めていたが、ある日から夜な夜なそのアイドルの声に似た電子音が聞こえてくる。

【ﾒﾓ】
＊げんぶっぽいどは「アニさん」と呼ばずに「マスター」と呼ぶ。

＊親しみのないキャラデザに癖のある歌唱で普及しきれなかった歌唱人形=げんぶっぽいど を拾った葛之葉の話。
＊掃除屋に人形はいらないから好きなところへ行きな、と言ったけれど、人形には「好きなところ」が分からず、「好きなところ」を理解するまで日がな一日、葛之葉の帰宅を待って歌っている。