梓白「さてさて。今日からしばらく皆さんがご家族様の元へ帰っている間、ギベオンで何でも屋をやりますよ」
陽「ふふ、みんなで頑張ろうね?」
京「はーい!」
梓紗「え、もしかして当番とかも…?」
梓白「もちろん。ちゃんとやっておかないと朱優に怒られちゃうからね」
梓紗「ぶー。やだやだ〜」
梓白「わがまま言わなーい。残ったからにはやることやるよ」
陽「ふふ、梓白が珍しく真面目」
梓白「何をおっしゃいますか。俺はいつだって真面目ですよ」
世和「なぁ、これ、ギベオンで引き受けたのか?」
梓白「いや?これはたまたま。帰省をしないメンバーが全員ギベオンだっただけ。それにしても…ただでさえ広い屋敷がこの人数だともっと広く感じるね」
京「ねーねー!夜はみんなで寝ようよ!」
梓紗「あ!楽しそー!」
世和「お、なんか部活の合宿みたいで楽しそーじゃん」
陽「…ふふ、にぎやかさは変わらないみたい?」
梓白「ふふ、そうだね。さてと、それじゃ依頼のない平和な今のうちに当番から片付けますか」
…
…
世和「あ〜〜〜。終わったーーー!!」
陽「みんなお疲れ様」
梓白「案の定掃除が大変だったね?」
梓紗「も〜疲れたぁ〜」
京「お買い物は行かなくていいの?」
陽「うん。今日は行かなくても大丈夫そうだったよ」
梓紗「じゃあこれで当番終わり?」
梓白「そのようだね」
世和「よーし。んじゃ休憩しようぜ〜マジ疲れたわ」
京「お腹空いた〜!あ、そういえばお昼どうするの?しゅういないよ?」
陽「簡単なものだけど僕が作ったんだ。食べてくれる?」
世和「マジか。いつの間に…」
梓白「俺たちが他の当番やっている間に彼には料理係になってもらっていたよ」
京「もうごはんできてるの?」
陽「うん。みんな当番終わったらお腹空くと思って。もうできてるよ」
世和「さっすが〜。シゴデキじゃん」
陽「ふふ、事前に指示を出していた梓白もシゴデキ、だね?」
梓白「今更?俺はいつでもシゴデキでしょ」
梓紗「早くごはん食べよ〜!はる、何作ったの?」
陽「オムライスにしてみたよ」
梓紗京「やった〜!!!」
…
…
世和「あ〜、めっちゃ美味かった。陽、料理もできんだな」
陽「ふふ、ありがとう。朱優くんには負けるけどね」
世和「関係ねーよ。陽のも朱優のも美味い」
京「うんうん!すっごくおいしかった!もっと食べたい!」
梓白「君に頼んでおいて正解だったね」
陽「ありがとう。みんな美味しそうに食べてくれてよかった」
梓紗「はるもずっと料理してるの?」
陽「うーん…まぁ一人暮らししてたしそれなりにできる、くらいかな。ここに来てからの方が料理作ること増えたかも」
梓白「そりゃうちには料理当番というものもありますからね」
陽「ふふ、そうだね。ここにいるみんな料理できるよね?」
世和「や、俺はここ来てからやるようになったってだけだから元はあんまやってなかったよ」
京「俺も〜」
梓紗「僕も!」
陽「あ、あれ?そうなの?でもみんなそうは思えないくらい上手になったよね」
世和「姫花は例外だけどな」
梓白「彼は食べ物を炭にする天才だからね」
梓紗「ひめが料理できないの意外だよね〜」
陽「うん?姫の料理も美味しいよ?」
世和梓紗「え…?」
梓白「君、あの炭…食べたの?」
陽「うん。姫がせっかく作ってくれたから食べようと思って…。見た目が炭なだけで味は美味しいよ?」
京「俺も食べたことあるよ!お菓子は炭じゃなかった!」
世和「あいつ、お菓子は作れるんだな…?」
梓紗「ひめのデコレーションかわいいもんね〜!」
梓白「さてさて、今日は随分と平和なようで依頼も全然ないねぇ。せっかく戦闘専門のチームが居残り組だというのに」
京「模擬戦やる?」
梓白「はんたーい。俺がいるから圧勝しちゃうよ?」
梓紗「じゃあしろは魔法禁止で!」
梓白「それぐらいがいいハンデかもね」
世和「ちょっと待った。…回復できるやついなくね?」
陽「たしかに。これだと全員傷だらけで過ごすことになっちゃうね?」
梓白「ふふ、それはいただけないねぇ」
京「うーん、じゃあダメかぁ…」
梓紗「僕たちやることないね〜。みんな何してるのかなぁ…」
京「みんなちゃんとおうち帰れたかなぁ…」
陽「みんな両親と仲良いのかな」
梓白「そりゃ仲良くなきゃわざわざ帰らないんじゃない?」
世和「特に花んちは家族仲良いからな」
陽「花依斗くんたちは世間の長期休みのとき、いつも実家に帰ってるよね?」
梓白「あそこは絵に描いたような温かい家族って感じだね」
京「うんうん!みんな帰るとき嬉しそうだもん!」
梓紗「家族ってああいう感じなのかな〜」
世和「紺碧はあれだろ、ばーちゃんち帰ってるんだよな」
梓白「ああ、そうだね。ご両親はいないから…」
梓紗「あおいのおばーちゃんに会ったことあるけどすごく優しかったよ!」
陽「ふふ、紺碧くんが優しいのはそのおかげかな」
世和「近所に住んでたときは梓紗と遊んでくれてたらしいからな」
梓白「…うん?らしいってことは、君は会ったことなかったの?」
世和「俺が紺碧にちゃんと会ったのは何でも屋入ってから。それまでは梓紗が紺碧ってやつと遊んだって言うのは聞いてたんだけどさ。実際は会ったことなかった」
梓白「ふーん…そんなこともあるんだね。それで?君たちは帰らなくてよかったの?」
陽「僕は帰らないよ」
世和「お、即答。そんな帰りたくないん?家が厳しいとか?なんか陽って育ちよさそうだし」
陽「うーん…僕は…。…家族と仲良くないから」
京「…そうなの?」
陽「そう。昔から仲良くなかったよ。…特に兄さんと」
京「お兄さんと仲良くないの?」
陽「うん。僕も兄もお互いのこと嫌っているんじゃないかな。よく愚弟とか言われてたからね」
世和「陽がハッキリ嫌いって言うか…てか陽が愚弟とかどんだけハイスペ兄ちゃんなんだよ」
陽「兄さんは本当に何でもできる人でね。自分以外の人間はゴミだと思ってるような人だから人としては全く尊敬できないけど」
世和梓紗京「え…」
陽「あ…えーと…みんなが昔の僕を見たら別人だと思うかもしれないね」
梓白「…」
陽「…梓白が兄さんだったらよかったのになってよく思うよ。梓白も何でもできるけど、兄さんとは全然違う」
梓白「はぁ…あのねぇ、君、苦し紛れに俺に振るのやめてくれるかな。あとそれ、よく他の人に言ってるみたいだけどほんとやめてよね。ただでさえ兄弟だの双子だの間違えられるんだから」
陽「それだけ似てるってことじゃないかな?僕は嬉しいけどなぁ」
梓白「それはそれは。陽様にそう言っていただけるなんて俺は光栄ですよ?」
陽「なら本当に兄さんになってくれる?」
梓白「君ね、冗談言うならもっとわかりやすいのにしなよ」
陽「ふふ、梓白が困ってるなんてレアでしょ?」
梓白「はぁ〜、嫌だねぇ。俺はまんまと陽様のペースに乗せられているということだ」
陽「それはお互い様。君だって僕が困ったり慌ててるところ見て楽しんでるくせに」
梓白「それはもう。君は分かりやすくて仕方が無いからね」
陽「あとさっき君に兄さんになってほしいって話は本気だよ」
梓白「はいはい、考えときまーす。てか俺の方が誕生日後なんですけど」
陽「あ、そういえばそうだった。じゃあ僕が兄さんになるのかな?」
梓白「それはそれでなんか癪なんだけど」
陽「ええ、どうして…?」
世和「…なんかやっぱ2人って似てるよな」
京「うんうん!いつも仲良し!」
梓紗「僕とせなより兄弟だと思われそう!」
梓白「まったく、君たちは今の俺たちを見て何をそう感じたのか」
世和「そうやって軽口言い合える仲ってことだろ?いいじゃん」
梓紗「せなとかしゅうとかはなばみたいに、幼なじみ〜とかじゃないのにこんなに仲良いんでしょ?いいないいな〜!」
京「えへへ、みんな仲良し!」
陽「ふふ、梓白はみんなに人気だね」
梓白「…これを人気と言っていいのか微妙な気がしますけど」
陽「はいはい、照れ隠ししないの」
梓白「うわ、ムカつく…」
世和「つかさ、京ちゃんもいつも残ってるよな?」
京「うん!俺はこっちにいたいから」
梓紗「…きょうも家族と仲良くないの?」
京「んー…?んーん、悪くないよ?俺はいつでも帰れるからこっちにいたいの」
世和「よく姉ちゃんから鬼電かかってきてるよな」
京「うーん、姉ちゃんと母さんはよく帰ってこい!って言ってくるけど俺、何でも屋が好きだから…」
陽「たまには帰ってあげたらいいんじゃない?」
京「んえ?帰ってるよ?俺ん家すぐ近くだからよく顔出してる」
梓紗「え…でもよくお姉ちゃんとお母さんから電話来るって…」
京「電話かかってきたら帰ってるんだけどさ〜…それでも言われるんだよねぇ…」
梓紗「きょうにもっといてほしいんじゃない?泊まってほしいとか!」
京「うーん…だって俺ここの方が好きなんだもん〜…ご飯だってしゅうとか、みんなが作ったやつ食べたい…」
梓白「ふむ、これはもしかしなくても…」
世和「…過保護ってやつかもな。姉ちゃんと母さんが」
陽「お父さんは?」
京「父さんは帰ってこい!とか言わないよ。帰ったらいつもまた帰ってきたんか〜!って普通に話してくれる」
世和「京ちゃんの父さんって何してる人?」
京「父さんは学校で魔法教えてるんだー」
世和陽「ま、魔法…?」
梓白「こら、そこ。こいつの父親なのに…?って反応しない」
梓紗「お父さんも戦闘強いの?」
京「うんうん、父さんが魔法使うとね、ドカーンってすごいんだ!父さんは魔法が得意だから俺とは全然違うよ」
世和「京ちゃんの魔法、あんま見たことねーけどドカーンとはしてた気がする…」
陽「ふふ、京くんの魔法の強さはお父さん譲りなのかな?」
梓紗「お父さんが得意でも君は魔法を使おうとは思わないの?」
京「うん…俺の属性ってみんなのこと怖がらせちゃうから…。父さんも同じ属性が使えて、加減を間違えなければどんな属性でも大丈夫だって言ってたけど…」
梓白「ふふ、君は魔力も高いからね。贅沢な悩みだ」
京「うーん…父さんも俺に魔法使ってほしいって言ってた」
陽「京くんが使いたくないなら使わなくていいと思うよ。…君の人生は君のものなんだから」
京「うん、そうする!あ!でもしろは魔法すごいけどみんなに怖がられないよね!」
世和「…いや、めっちゃ怖がられてるぞ?」
陽「ふふ、梓白の魔法の威力は別格だから」
世和「…身内にもたまにすげーこえーだろ」
陽「…否定はしない」
梓白「俺は魔法以外に強いものがないからね。これを使うしかないんだよ」
梓紗「えーっ、しろは魔法以外も強いよ?」
梓白「魔法あってこその強さだよ。俺が魔力を無くしたら何もできなくなるだろうね。だから君たちのように魔法を使わなくても戦う術があるのは魅力的だと思うよ」
京「えへへ、じゃあこれからも魔法使わない!」
梓紗「僕ももっと強くなる!」
梓白「ふふ、期待してるよ?」
陽「世和くんたちもこういうときいつも残ってるよね」
世和「俺たちは勝手に出て行ったみたいなもんだからな。親が今どこに住んでるかも知らない」
梓紗「ねぇねぇ、なんでいきなり出ていこうって言ったの?」
世和「…何でも屋の招待状もらったからだよ」
梓紗「えーっ、だってもらったの出ていく日よりもっと前だったよ?」
世和「う…」
梓白「ふふ、お兄ちゃん?別に話してあげっていいんじゃない?」
世和「…お前が黒い猫から招待状もらった日、両親が離婚の話してたんだ。そんで俺と梓紗、どっちを引き取るかって話してて…このままだと離れて暮らすことになるなって思ったから。だったら2人で出ていけばいいと思ったんだよ」
梓紗「え…そうだったんだ…。ねぇ、それどうしてずっと話してくれなかったの?」
世和「それは…いや、こんな話しても面白くないしやめようぜ?」
梓紗「もー!ここまで聞いたんだから全部話してよ!僕だってもう子供じゃないんだし!」
世和「…お前のこと、どっちも引き取りたくないって言ってたからだよ。魔法も使えない、得体の知れない能力を持っているやつを連れて行きたくないって。俺はそれが許せなかった。俺もお前も、魔法が使えるか使えないかの違いだけであいつらの子供だろ。それなのにいつもお前だけ扱いが違うのがいつも気に入らなかった。それで離れて暮らすってなったらお前はどうなるんだろうって思った。…だからだよ」
梓紗「…えへへ〜」
世和「な、なんで嬉しそうなんだよ…?」
梓紗「だって僕はせながいればいいもん。これでせなが普通に僕と離れて暮らしてたらそっちの方がずっと悲しかった。でもせなはあの人たちよりぼくを選んでくれたんだよね!」
世和「当たり前だろ。俺だってあいつらといるよりお前といる方がよかったんだから」
梓紗「えへへ、僕やっぱりせなのこと大好き♡これからもずっと一緒だからね!」
世和「…ああ、そうだな」
梓白「…ふむ。兄弟の歪み方はそれぞれだねぇ」
京「しろ?どうしたの?」
梓白「兄弟って色々あるんだなーって思っただけ」
陽「ふふ、梓白はどんな兄弟がいいの?」
梓白「めんどくさくないやつ。これに限るね」
陽「あ、じゃあ僕は大丈夫だね?」
梓白「…君、その件まだやるの?」
陽「ダメ…?」
梓白「まったく、ボケるのも大概にしなさいな」
世和「そういや、梓白こそ帰らなくてよかったのかよ?」
梓白「俺には帰る場所がないからね。…自分がどこで生まれたのかも知らないくらいだし」
梓紗「しろ、何でそんなこと言うの…?」
世和「帰る場所ならここにあんだろ?」
京「何でも屋はみんなの家だもん!」
梓白「…ふふ。そうだね。それなら今の俺が帰る場所はここしかないね」
京「えへへ、そうだね!」
陽「ふふ、梓白?君の帰る場所は僕の隣でしょ?」
世和梓紗「お、おお〜…」
梓白「うっわ…おっも…」
陽「ふふ、今の初めて言ったんだけど僕的には自信あるだよね〜。どう?おもしろい?」
京「かっこいい…!」
梓白「…それ、世の中の女の子が聞いてたら俺に殺意向けられそうだから絶対に外で言わないでよ」
陽「え…?ああ、うん…?」
世和「あと姫花にも殺意向けられそう」
梓白「ああ…そうだった…俺の尊い命は身近な人間にも狙われることになるところだった」
陽「???」
梓白「この人、自分の容姿や性格のことなーんにも考えずにただ相手の反応がおもしろそうだからって理由で言っちゃうの。陽様こわーい」
世和「こうやっていつの間にかモテてるんだな…」
梓白「これを自然にやってるから罪な男だよねぇ」
陽「えーと…僕褒められてるってことでいい?」
梓白世和「いや、褒めてないけど」
梓紗「はるってあざといんだね〜♡」
陽「ふふ、梓紗くんにだけは言われたくないな?」
梓白「あざとさがなくてナチュラルにかわいいのは君だけだね」
京「ん〜?俺ってかわいいの?」
梓白「君は誰よりも素直でかわいいよ」
京「えへへ!しろはよく頭わしゃわしゃしてくれるから好き!」
梓白「あ、ちょっと、俺をわしゃわしゃしなくていいから…!ほんっと力強いな…!」
陽「ふふ、僕もついでにわしゃわしゃされたいな」
京「うんうん!はるもおいで!」
梓白「じゃれたいなら2人でやってくれるかな…!?」
陽京「梓白も一緒に!」
梓白「あ〜〜〜、もう…」
世和「…なんか大型犬とじゃれてるみたいだな」
梓紗「せな〜!僕もわしゃわしゃされたい!」
世和「はいはい、こっち来いよ」
梓紗「えへへ、やった〜♡」
梓白「ちょっと君たち。そこでじゃれてないで助けてよ」
世和「いーじゃん。たまにはこういうのに巻き込まれとけって」
梓紗「んふふ、しろが困ってるとこなんて珍しいもんね〜?」
梓白「はぁ、まったく…。あ、あともうひとつ君に言いたいことがあった」
陽「うん?」
梓白「君だってどちらかと言えばなんでもできる側の人間だよ。おまけに人間性もできてる」
陽「…!あ、ありがとう…?」
梓白「おや?いつもの余裕そうなあの感じはどうしたんですか?」
陽「…ふふ。まさか君にそんな風に褒めてもらえると思ってなかったから。ありがとう。お礼にわしゃわしゃしてあげるね?」
梓白「ちょ…やらなくていいから!」
京「ねぇ〜!はるばっかりずるい!俺のことももっと褒めて!」
梓白「おや、君がやきもち?珍しいね」
京「ほめてほめて?」
梓白「うーん…君にはその都度褒めてるからなぁ…」
京「えー…俺にはないの?」
梓白「…ああ。君のそのちょっと抜けてるとこ、そういうところが何でも屋には大事なんだと思うよ」
京「…?」
梓白「みんながニコニコしているとき、しょぼんとしているとき…いつだって君はみんなに寄り添っているでしょ。そういう君の優しくて、ちょっと抜けてるところに俺たちも元気もらってるってこと」
京「…えへへ!俺、みんなのこと大好きだから。あとね、俺、しろのことも大好き!」
梓白「はい、ストップ。それは知ってるからもうわしゃわしゃしなくていい。俺がしてあげるよ」
京「はる〜〜〜…」
陽「ふふ、京くん?僕たちが協力すれば…」
京「しろのことわしゃわしゃできる!」
梓白「ちょっっと…2人がかりは聞いてないんだけど…!?」
世和「はは、梓白もちゃんと何でも屋だな〜」
梓紗「えへへ!僕たちはこうでなくちゃ!」
梓白「ちょっと、どさくさに紛れて君たちもわしゃわしゃするのやめてくれる?」
世和「いーじゃんいーじゃん、4人にわしゃわしゃされてるなんて贅沢だぞ〜?」
梓紗「そーそー!しろだからやってあげてるんだからね〜!」
梓白「全然望んでないんだけど!!」