梓紗「ひめー!」
姫花「やっほーあず。バディでおそろいじゃん」
梓紗「うん!ひめたちもいつも一緒だね!」
姫花「ふふん、まあね」
花葉「よ、紺碧ちゃん。何ふてくされてんの?」
紺碧「別にふくされてねーよ」
花葉「あ、もしかして俺に姫花取られてヤキモチ?お前ら仲良いもんなー」
紺碧「いやまあそれは…って今はそうじゃない」
花葉「へぇ〜…今は、ねぇ…」
紺碧「何ニヤニヤしてんだよ」
梓紗「ねえねえ、何でも屋で1番かわいいバディってどこだと思う?」
姫花「かわいい?あずのとこじゃないの?」
梓紗「えへへ、やっぱそうだよねー」
紺碧「俺は認めない」
花葉「何の話?」
梓紗「何でも屋で1番かわいいバディは僕達だよねーって話したらあおいに違うって言われてさー。あおいはひめたちのところがかわいいんだって」
姫花「俺たちがかわいい?かわいい要素花葉しかないじゃん」
花葉「なんで俺なんだよ」
姫花「俺たち花ちゃんと姫くんでしょ?」
花葉「そんなので売ってねーわ!てかお前が姫くんなんて呼ばれてるとこ…見たことある」
梓紗「ひめはかわいいしかっこいいもん!」
紺碧「花葉より姫花の方がかっこいいと思う。中身も」
花葉「中身“も”って何!?」
姫花「そ。俺はかっこよくてかわいいの。というわけで、かわいいバディNo.1の称号はそっちに譲るよ」
梓紗「やった〜!ま、僕がいるんだからとーぜんだよね!」
姫花「そうそう、何でも屋で1番かわいいのはあずだよ」
花葉「紺碧ちゃんこれからは可愛い路線で売っていかねえとな〜?」
紺碧「いらねぇ…」
姫花「まず手始めに〜衣装変えちゃおっか」
梓紗「さんせー!紺碧の衣装かわいくしよ!」
紺碧「なんで俺のなんだよ!」
梓紗「だって僕のはもうかわいいもん」
姫花「紺碧もあずみたいにリボンつけてみる?俺がかわいくアレンジしてあげるよ?」
梓紗「あ!それいい〜!リボンもおそろいにしちゃお!」
紺碧「絶っっっっっっ対嫌だ!かわいいのは梓紗で十分だろ」
花葉「紺碧ちゃんも大変だなぁ…」
紺碧「てかそんなかわいくしたいならお前らで組めばいいだろ」
姫花「え〜、それはできないよ。俺と花葉はかたーい絆で結ばれてるから。ね?」
花葉「え!?あ、ああ、そうだな…?」
姫花「ちょっと何照れてんの?」
花葉「いや、お前からそんなこと言われると思ってなかったし…」
梓紗「いいな〜!仲良しバディ!僕たちも仲良しバディになりたい!」
紺碧「え、俺たち違うの?」
梓紗「え?」
姫花「え?」
花葉「え?」
紺碧「あ、いや、これはちがっ…」
梓紗「んふふ〜♡あおい〜、僕たち仲良しバディだと思ってたんだね〜♡僕もあおいのこと好き!」
姫花「よかったね、あず?素直になれない紺碧くんはこんなこと考えてたみたい」
紺碧「なんだよそれ…」
梓紗「僕はあおいが僕と仲良しって思ってくれてるの知れたから大満足!」
姫花「ついでに花葉の照れ顔も見たし」
花葉「…俺のはマジとばっちりだろ…」
姫花「ふふん、ほんとのこと言っただけだもん」
花葉「…そりゃどーも」
姫花「ねぇ、花葉は俺のことどう思ってんの?」
花葉「え、なに、どうって…別に嫌じゃねーよ」
姫花「ふーん…嫌じゃないけど好きでもないんだ?」
花葉「いやそういうんじゃなくて…」
姫花「じゃあなに?」
花葉「…ちゃんと好きだよ」
姫花「何弟に照れてんの、引くわ」
花葉「はぁ!?お前が言えって言ったんだろうが!」
姫花「言えとは言ってないもーん。好きとは言ってくれないんだ〜って思っただけ」
花葉「ああもう、ほんっとお前な…」
姫花「へっへっへ〜花葉はこういうの弱いよね〜」
紺碧「なんか…お互い大変だな?」
花葉「…なんかわかんないけどすっごい恥ずい」
梓紗「ねぇ!僕あおいに好きって言ったのに言われてない!」
紺碧「言わねーよ!仲良しバディで我慢しとけ!」
梓紗「えー!やだやだー!好きって言って!」
紺碧「てか仲良しバディって言ってんだから好きに決まってんだろ」
姫花梓紗「あ」
花葉「んふっ…紺碧ちゃん…」
紺碧「あ〜…今のナシで」
姫花「バッチリ聞いてた」
梓紗「えへへ〜僕も」
紺碧「…マジで覚えとけ…」