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    カイネ

    @kainefry0

    成人済/fryとgrc・pngの夢女/腐カプ✗
    ⚠up後もたびたび作品の加筆・修正をします⚠
    fry落ち長編【二度、恋をする。】
    1〜4→ゼロ執の順番にお読みください。

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    カイネ

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    ⚠🎞沿いでネタバレ注意
    夢主設定→grc(png)の同僚で恋人同士
    #decnプラス #decn夢

    #decnプラス
    decnPlus
    #decn夢

    書きたいひとコマを書いただけ。3(2の続き)「で、ナマエさんは倒れている直美さんを見たんですね?」『は、はい』カフェエリアの一角で、黒田と白鳥と向かう形で座るナマエは小さく頷いた。「覚えている事があれば教えてください。犯人の顔は見ましたか?」白鳥の問い掛けにナマエは首を横に振った。『一瞬の事でしたので、顔までは…あ、でも…』「でも?」『犯人のひとりが驚いた表情で“Kitty”って言ってました。』「Kitty…ですか。」黒田と白鳥は顔を見合わせ、ナマエに視線を戻す。コナンは近くのプランターボックスの陰でナマエ達の話を盗み聞きしていた。「(…Kitty?子猫って意味だが、何か意味があるのか?)」顎に手を当て、Kittyの意味を考えていると事情聴取を終えたナマエが席を立ち、カフェを後にする。コナンは足早にナマエの後を追った。


    ***


    コナンは唯一、犯人の姿を直接目撃したナマエに話が聞きたくて声を掛けようとした。だが、そんなコナンよりも先にナマエに声を掛けた人物がいた。「あ、ナマエ!やっと事情聴取が終わったのね!」グレースはカフェ近くに設置されたベンチから腰を上げるとナマエに駆け寄る。ナマエはグレースの姿を確認すると安心した表情を浮かべ、グレースの身体に抱き着いた。直美が拉致される現場を目撃し、ナマエ自身も犯人の手刀により気絶させられていたところをグレースによって発見された。そして息つく暇もなく警察の事情聴取が始まったため、心が不安で押し潰されそうになっていた。「ナマエ…」グレースはナマエの身体を抱き締め返すと優しく髪を撫でる。コナンはふたりの姿を見つめていたが踵を返し、その場を後にした。


    ***


    ピンガはナマエが事情聴取を受けているあいだに届いたウォッカからのメッセージを思い出していた。内容は直美が生み出した“老若認証システム”によって死んだとされていた組織の一員であるシェリーを発見したと言う物だった。添付された画像はシェリーとシェリーにそっくりな少女が老若認証で一致した事を示していた。これが本当にシェリーだとしたら一体どうやって少女の姿になったのか。それを知るためにシェリーに似た少女を拉致せよとウォッカ伝てにラムから命令がくだったとメッセージには書かれていた。「(ラムの指示なら仕方ねぇか…。)」ピンガが時計を確認すると時刻は20時をまわっていた。少女拉致の計画時刻は23時。それまでにここ、パシフィック・ブイから少女が泊まるホテルまで向かわなければならない。「(時間がないな…。)」少女を拉致している時刻にグレースがパシフィック・ブイ内にいない事が知られれば、後々面倒な事になる。そう考えたピンガはグレースがいない事にいち早く気付くであろうナマエを部屋から出ないように仕向けるため、ナマエが事情聴取を受けているカフェへと向かった。


    ***


    グレースはナマエの自室へ入るとナマエの首に手を伸ばした。「首は大丈夫?」ベルモットの手刀を受けたであろう箇所が見えるように髪を避けると首元を覗き込んだ。『もう痛みは感じないよ』と答えるナマエにグレースは大袈裟な声をあげる。「え、本当に?!ナマエの首、大きな内出血が出来てるわよ?」そう言って慌てた様子で医務室から拝借して来た湿布を取り出すと素早くナマエの首へと貼った。『え、そんなに?』驚くナマエにグレースは「かなり」と返すが、本当は湿布の下には内出血などひとつもない。「いい、ナマエ。今日はこのまま安静にしてなきゃ、ダメよ!ワタシは深夜業務が入ってるからずっとここには居られないけど、ワタシの言う事が聞けるわね?」ナマエの肩に手を置き、いつも以上に真剣な瞳でナマエを見る。そんなグレースにナマエは頷く事しか出来なかった。「…いいこ、ね。」グレースは妖艶な笑みを浮かべると、ナマエの唇に己の唇を重ね、ねっとりとした口付けを落とす。ぴちゃぴちゃと唾液が絡まる音だけが室内に響き渡った。


    ***


    ナマエの部屋を後にしたピンガはウォッカと合流すると四輪駆動車の運転席に座っていた。「急な任務だってぇのに、えらく機嫌がいいな。」ウォッカはピンガを見てそう言った。「あぁ、ちょっとな。」グレースの言い付けを素直に受け入れた褒美に口付けを落とすと一生懸命にそれに答えようとするナマエの表情を思い出し、ピンガは口角をあげた。ウォッカは理由を話さないピンガに肩をすくめると前方へと視線を戻す。「……見えた。あのホテルだ。」海岸沿いを走っていると煌びやかなベルツリーホテルが姿を現した。

    🎞観ると🎞沿いのお話を書きたくなる\♡/
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    カイネ

    MOURNINGpng夢(?)
    ⚠タヒネタ・夢主コロしてます 鬱展開苦手な方は注意⚠
    #decnマイナス
    書きたいひとコマを書いただけ。4⚠閲覧注意⚠目の前には同僚Aが横たわっていた。しつこく言い寄られ、ただ軽く突き飛ばしただけなのに動かなくなった同僚Aと突き飛ばした感覚の残る両手を交互に見つめ、ナマエは歯をガチガチと震わせる。どうしようどうしようどうしよう…頭の中で警告が鳴り響くが足がすくみ、身体は動かない。「ナマエ?」不意に背後から声を掛けられ、ナマエが慌てて振り返るとそこには首を傾げ、こちらを見るグレースの姿があった。『グ、グレース…わたし…どう、しよう…』今にも崩れ落ちそうな足を何とか奮い立たせ、震える手でグレースにすがればこの場の状況を瞬時に理解したグレースの瞳の色が変わった。「…まずは“コレ”をどうにかしないとね。」グレースは落ち着き払った様子で同僚Aだったモノを静かに見下ろす。この状況がまるで日常生活の一部であるかの様に錯覚するほど、平然とした態度のグレースにナマエは言葉が出ない。「彼…最近は仕事がうまくいってないって愚痴ってたわね。」『…え、えぇ…何をやっても、空回りだ…って…』「なら、自殺として処理しましょう。」同僚Aの亡骸に近付くとグレースは頭を持ち上げる。「あぁ…頭の打ち所が悪かったのね。まぁ海にでも捨てれば何とかなるわね。」パッと手を離すと同僚Aの頭が床へゴトッと落ちた。「遺書を用意して、思い詰めた様子でドライデッキの方へ向かってたとでも言っておけばどうにかなるでしょ。」変わり映えのしない潜入生活に退屈を覚えていたピンガはグレースの仮面の下でほくそ笑むとナマエの身体をそっと抱き締める。「ふふ、これでワタシ達…共犯、ね。」にっこり微笑むグレースの目の奥は一切笑っていない。ピンガは退屈な日常を壊してくれたナマエに感謝の念を抱きながら優しくナマエの髪を撫でた。「(平和ボケした奴らに囲まれてうんざりしてたところだ。せいぜい愉しませてくれよ、ナマエ。)」
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    カイネ

    MOURNINGfry夢(?)
    夢主設定→fryの部下 霊感持ち
    #decnプラス #decn夢
    霊感持ちのfryの部下がK組とわちゃわちゃする話。物心が付いた時からなんとなく生きてる人間、死んでる人間の区別はついていた。でもそれを口に出して言うと周りの大人達は皆、嫌な表情を浮かべ、冷たい視線で私を見た。それが身内であっても、だ。「気持ちの悪い子」のレッテルを貼られ、小さい頃はたびたび居心地の悪い思いをして来た。だから大人になった今では俗に言う幽霊とは一切関わらないように気を付けている。なのに…なのに…『(どうして私の上司にはあんなにたくさんの幽霊が憑いてるの!?)』こちらに背を向け、風見さんと話すのは上司の降谷零。その背後にはここ最近になって現れた4人の男の姿があった。爪楊枝を咥えたガタイのいい男はダテ。顎髭を生やした優男はモロフシ、後ろ髪が長めの色男はハギワラ。そして癖っ毛でサングラスをかけたスカした男はマツダ…と言うのが観察していて分かった名前だ。おそらく、警察関係者なのだろう。まぁこの4人…とにかくうるさいのだ。会議中だろうが、捜査中だろうがとにかく降谷さんの後ろであーだこーだと話すもんだから集中する事が出来ない。おかげで私は捜査資料を何度も読み返すハメになっている。「おい、ミョウジ!」『は、はい!』不意にこちらを振り返った降谷さんに名前を呼ばれ、姿勢を正す。「この前、頼んだやつだが…」『はい、それでしたら…』先日、降谷さんから頼まれていた資料を取り出そうと持っていた鞄に手を突っ込む。すると頭上から覗き込まれる感覚に一瞬、手が止まってしまった。「いつ見てもちんちくりんな女だな。」「えー俺は可愛いと思うけどなぁ〜?マスコットみたいで!」マツダとハギワラだ。自分達の姿が視えていないと高をくくり、いつもこうやって言いたい放題言って来る。「でも公安で働いてるって事は優秀って事だろ?なぁ、諸伏?」「そうだね…女性の登用は狭き門だと思うからここにいるって事はかなり優秀だと思うよ。」「ようするにゴリラみたいな女って事だろ?」どこをどう解釈すればそうなるのか、マツダと言う男は私に対して【ゴリラみたいな女】のレッテルを貼りたいようだ。せっかくモロフシの言葉で上がった気分もだだ下がり、私はバレないようにマツダを睨みつけた……つもりだった。「おい、お前…俺達の事が視えてるだろ?」睨みつけた先には私の視界に入る様、わざわざしゃがみ込んだマツダが居て、しっかりと目が合った。私は突然の出来事に驚き、不覚にも平静を失ってしまう。そん
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    カイネ

    MOURNING⚠🎞沿いでネタバレ注意
    夢主設定→grc(png)の同僚で恋人同士
    #decnプラス #decn夢
    書きたいひとコマを書いただけ。2パシフィック・ブイ メインルームーー…巨大なモニターの下で作業を進めるグレースにナマエは近付くと『お疲れ様』と声を掛けた。「あら、ナマエ!お疲れ様〜」グレースはにっこりと微笑むと座っていた椅子から立ち上がる。『今、直美から連絡があったんだけど、もうすぐしたら警視庁の方々がこちらに来られるそうよ。』「分かったわ。」グレースがそう返事したと同時にメインルームに繋がる大きな扉が開く。二人がそちらを見やるとパシフィック・ブイの局長を務める牧野とエンジニアである直美、そして警視庁から来たと思われる男性二名と小さな男の子がひとり、扉をくぐって中へと入って来るのが見えた。『子ども?グレース何か聞いてる?』と隣を見上げれば、グレースはさぁ?と肩をすくめる。一体、どう言う経緯で子どもが混じっているのか分からないまま、牧野によるスタッフの紹介が始まった。ナマエとグレースはよく分からないままに牧野へと近付いた。「では、メインスタッフを紹介させてください。」巨大なモニター下のコンソールまでやって来た牧野がそう言って順番にエンジニア達を紹介していく。グレース、レオンハルト、エド、直美と順番に紹介され、みな各々にアクションを返す。ナマエはグレースの陰でメインスタッフ達へ尊敬の眼差しを向けていた。「…そしてグレースの隣にいる彼女がメインスタッフのサポートをしている日本出身のナマエ。」牧野の紹介にその場にいる者の視線がナマエに注目する。まさか自分まで紹介されるとは思っていなかったナマエは慌てて背筋を伸ばし、『よ、よろしくお願いします!』と一礼した。そんなナマエに「緊張しすぎよ〜」とグレースがナマエの背中をポンと叩く。「ケッ!仕事中にイチャついてんじゃねぇぞ。」その様子を見ていたレオンハルトがボソリと悪態をつく。そんなレオンハルトにグレースは厭味ったらしい笑みを浮かべ、「あら?“ワタシ”の可愛い“彼女”がそんなに羨ましいの?」と煽る。『ちょ、グレース…』大勢の前で“彼女”と断言され、ナマエの頬が紅潮する。グレースとレオンハルトのあいだに見えない圧を感じ、困惑するナマエに同情したエドが助け舟を出した。「あのさ〜、そろそろ時間じゃない?」エドの言葉に「あっ!」と牧野が慌てて腕時計に目を落とす。そして「総員!配置につけ!」と声を張った。ナマエは紅い頬を隠すように俯くと足早に席へと戻っていく。グレースはフン
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    カイネ

    MOURNINGfry落ち(たまに📖沿い)
    夢主設定→教師 fryの高校の同級生 両片想いのまま卒業
    #decnプラス #decn夢
    二度、恋をする。【ゼロの執行人沿い】⚠1〜4を読んでからお読みください4月28日土曜日__…ナマエは干していた洗濯物を取り入れると、テーブルの上に置いていたリモコンでテレビを点けた。そしてチャンネルをまわし、普段観ているワイドショーで止める。「《無人探査機【はくちょう】が火星からのサンプル採取を終え、日本時間の5月1日、いよいよ地球に帰って来ます。》」女性アナウンサーが帰還計画図に沿って、帰還カプセルの回収方法やカプセルの説明をしている。ナマエは取り入れた洗濯物をたたむため、テレビ画面から目をそらした。「《番組の途中ですが、たった今入ったニュースです。》」顔を上げると女性アナウンサーが探査機について説明していたスタジオから切り替わり、報道局が映っていた。緊迫した様子が男性記者の表情から読み取れる。「《お伝えします。来週、東京サミットが行われる国際会議場で、先程大規模な爆発がありました。その時の防犯カメラの映像です。》」記者がそう伝えると、テレビ画面が防犯カメラの映像に切り替わる。お腹に響くような音がしたかと思うと、国際会議場が爆発し、煙に覆われた。『サミット会場で爆発だなんて…。』洗濯物をたたむ手を止め、テレビの映像を食い入るように観る。「《現場となった統合型リゾート【エッジ・オブ・オーシャン】はまだ開業前だったため利用客はいませんでしたが、サミット警備の下見をしていた警察官数人が死傷したとの情報が入っています。繰り返します。》」再び、爆発現場の映像が流れ、ナマエはただただその映像を見つめる事しか出来なかった。
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