彼らの取説中央:それは誇りだとわかっている。わかっているけれど、それを言葉で突き刺すようなことはしないでほしい。正義を忘れない彼らに、違う正義を被せないでほしい。彼らなりの誇りをそのまま純粋に抱かせたまま、戦いの場へと送り出してほしい。
西:何て言われようと、何をされようと、きっと彼らは楽しみ、その楽しみを表に表し、周りも巻き込んでいくでしょう。ただ、それを純粋に、誰にも邪魔されず、ただただみていてほしい。なんなら、一緒に楽しんであげてほしい。ただ、どんな状況でも愛して、どんな状況でも楽しんでいるその様子を拒否することなく、怒ることなどしないでほしい。
北:ただただ怖いでしょう。力が強く、殺すことに躊躇しない彼らを、見ることでさえ怖いでしょう。ただ、彼らを自由にさせてあげてほしい。そうすれば、戦いの嗅覚、勘、センス、そういうもので誰よりも先に現場に行くでしょうし、誰よりも強く、激しく、戦ってくれるでしょう。
東:もしかしたら、気分が下がるようなこと、マイナスなこと、嫌味なことまで言われるかもしれない。でも、それは、彼ら自身が傷つく前に傷ついておこうとか、そんなことをみんなに言わせてしまう前に自分が言ってしまおうとか、そういうことを考えていっていることが大半です。そんな心優しいみなさんのことを、その優しさに漬け込んで、追い詰めるようなことはしないでほしい。
南:優しい彼らなら、みなさんの不安を感じ取り、その不安を消そうと寄り添ってくれるでしょう。そのような人たちです。精神的な意味で一人にさせないでください。みんながいるから、仲間がいるから、友達が頑張っているから。そういう人のことを思う気持ちで、力を発揮する。そういう人たちです。だから、孤独にさせないでください。
一番力を発揮する。一番彼らが動きやすくなる。
そんな状況を、誰よりも、もしかしたら本人よりも理解している賢者から、そのような言葉を強くはっきり言い放つ場面が見てみないなと思った。