(某推し作家さんのマシュマロに投げさせて頂いたシリーズ茨に関する妄想)
茨の口に入るものを自分で作ってみたい、という思いつきでプリンを作った凪砂、出来上がったのはプリンと言うには固すぎるもの。
これは茨には食べさせられないな、としょぼんとしつつ、用意した茨の髪と同じ色も無駄になってしまったなと思いつつ、せっかくだからとリボンで容器を飾ってから、時間がないため仕事場で食べようと保冷バッグに入れてから茨の病室へ。
保冷バッグに気づいた茨にプリンを作りたかったが失敗した、ということを話すと、茨はテディベアの手をちょん、と保冷バッグに触れさせる。
ひょっとして食べたいの?と問うとうなずいた茨に少し迷いつつ小さいスプーンで一口だけ食べさせると、もっと、と次も強いる。
無理しなくていいんだよ、としんぱいになる凪砂だが、あっという間に食べきってしまった(元々茨用に作ったのでめっちゃちっちゃい容器)。
どうしよう、気を使わせてしまったかな、と考えつつ次の日、眠っている茨の手に昨日のリボンが握られているのを見て
気を使ったのでもなく、無理をしたのでもなく茨自身が食べたいと思ってくれたんだなと悟る凪砂