買い物から帰ってきたら変な本丸に着いた
399:しゅう君審神者
俺「……」
さあ、って、血の気が引いていくのが自分でも分かった
雲「……それ、って、敵の姿も視えてる、って事だよね?
……だったら、教えてよ。どんな奴?普通の遡行軍?それとも他の『なにか』?誰が、何が、ここを……みんなをこんなふうにしたの」
しばらくの沈黙の後、雲さんがみっちゃんに訪ねた
最後のほうは消え入りそうな声で、ジャケットを抱きしめる腕に力が籠もったのが分かった
光「……敵……時間遡行軍の姿は見当たらなかったよ」
俺「え?そしたらやっぱり、なにか他の怪異的な……?」
光「……そう、だと思いたいな」
光「敵の姿は無かった。彼らは仲間に刀を向けて、仲間同士で戦い、傷つけあい、そして折れていったんだ」
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