行事「イベント盛り沢山だね」
ぺらぺらと手帳を捲りながらヴィエラが呟いた。何があったか、と考え込んだルガディンが季節にちなんだイベントや新たなアライアンスなどが頭をよぎり、確かにな、と短く同意する。
「新しいアライアンスの装備も欲しいし、エッグハントも気になるし、」
指折り挙げていく彼女に彼はだろうな、と苦笑する。時間が足りない、と呻く彼女に微かに口角を上げた彼が温かい紅茶を差し出す。
「ゆっくり楽しめばいい」
彼を見上げ、だね、と同意した彼女が一口紅茶を飲み、続ける。
「勿論ディンも一緒にね」
楽しみの中に自分が含まれていると思っていなかった彼が数回瞬きし、再度苦笑した。
「装備の横取りは極力控えようか」
「絶対やめて」