にゃんじとにゃんコダイルとその飼い主の日常ダメな飼い主でごめんなにゃんじ
そう言った飼い主を見て、にゃんじはおれがしっかりせねばそう決意した
相変わらず飼い主はにゃんコダイルに格の違うネコパンチをされて喜んでいる
やはりおれがしっかりせねば にゃんじ
飼い主は、にゃんじたちのごはんや水は定刻通りに用意するというのに自身の食料はチョコバーやゼリーで済ませている
にゃんじは激怒した
必ず、この邪智暴虐の飼い主の食生活を除かねばならぬと決意した
だが、にゃんじには料理がわからぬ
にゃんじは捨てられた仔猫であった
けれども、食生活の乱れに対しては人一倍に敏感であった
にゃんじは単純なニャンコであった
飼い主に持たせられたメモを手に、よちよちとスーパーへと入って行った
1967