失楽教エルフィンド「はぁ...はぁっ......なんとか逃げれましたか。」
ライラ「その...ようですね...っ、はぁ...」
地獄と化した失楽教の教会から逃げてきたのだろう二人は、路地裏で息も絶え絶えになっていた。
エルフィンド「ノックスさん達は無事でしょうか...。」
ライラ「生体反応が消えてないので生きてるとは思いますよ。」
エルフィンド「...ほんと、いつも思いますけど何者なんですかライラさんは...僕が子供の頃からいるのに全く見た目変わりませんし...」
ライラ「さぁ?......さてと、そろそろ移動しますか。この格好だと目立ちますから着替えないとですし。」
エルフィンド「そうですね。...あーあ、折角やっとあの本部に慣れてきたところだったんですけどね...次の本部もきれいなところだと嬉しいんですが。」
そう言いながら二人は路地裏の奥へ消えていく。
まるで、この街に溶け込んでいくように。
失楽教は消えることなく続く。
教祖様が生きている限り。