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    nekononora

    94。書くのも読むのも雑食でいきます。逆、リバ、R、G、などなど書きたいように書き散らかします。
    なぜかもう一個のアカウントがよく弾かれるようになったので、こっちで上げる。
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    nekononora

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    ミキヨシ。
    ヨシさん出てこないけど、ミキヨシ。神先生は出てくるよ。

    童貞くさい攻めが好きなのですが、そういやミキって童貞ですかね? お金がかかるから誰かと付き合った事はなさそうだけど、後腐れなく童貞捨ててそうとも思うのですが、実は童貞でも私が萌えます。
    過去恋人がいても、仕事優先で長く続かなそうとか勝手に思っており、仕事優先が分かっているから、一、二回でミキ自体がこりて恋人つくらなそうとか勝手に

    #ミキヨシ

    遅れてきた春は嵐模様『もうそろそろ寝るわ。あぁ、そういえば、』

     パソコンの音声通話で話していた三木が、今、思いだしたという風に切り出した。
    『俺、吉田さんと付き合う事になりました』
    「え!?」
     驚きすぎて立ち上がり、ガッと膝を机にぶつけてしまう。しかもヘッドホンも外れ落ちて、なかなかの惨事である。
    「アッ! ったぁ!? え! ま、待ってミッキー!」
     痛む膝を押さえたり、わたわたとヘッドホンを頭に装着しなおす。
    「まだきってないよね!? 詳しく! 詳しくプリーズ!」
    『……おかけになった電話をお呼びしましたが、』
    「よかった繋がってたー!」
     三木のギャグをスルーして喜べば、盛大なため息が聞こえてきた。
    「よかったミッキー! 吉田さんの事話す時だけ妙に具体的だし、声弾んでるし、と思えば吉田さんに怒られたってしょげて吉田さんの事だけ話して終わる事もあったし! 自覚してるかも怪しかったから心配してたんだけど、付き合えてよかったー!」
    『…………そんなにわかりやすかったか?』
    「うん!」
     笑顔で頷けば、三木の呻き声が聞こえる。
     しばらくして『クラさんにも言われた』と聞こえてきて、神在月はぶはっと吹き出した。
    「おめでとう、めでたいなぁ、あ、お祝いしよう! お酒用意するからあんま飲めないけど! ご馳走用意するからあんま食べられないけど!」
     ふふふ嬉しいなぁと自分の事のように喜び、あ、と気がつく。
    「そういやミッキーからそういう報告初めてだよね、色恋の」
    『まぁ色恋が初めてだから、そうなるわな』
    「……」
     え? って事は初恋? それとも付き合うのがって事? そういや高校の時も一部にモテてたのに全部断ってたし、誰かと付き合ってる様子もなかったな。初恋の話もしなかったし。いやでもあの時から年上好きは公言? してたし。あ、でも恋しなくとも好ましいタイプは分かるか。それとも今までのは性欲でコレは純愛なんだとかそういう拗れた系? 色恋という言葉は色情の意味も入ってるから性欲も混みだよ? とか言うべきかな。だなら色恋という単語を使うなら、いや言葉の意味より、え? どういう事、ミッキー。吉田さんが初恋?
     そんな事を一秒で考え、流石に親友でも踏み込み過ぎるかと、無難に「そうなんだ」ですまそうと口を開き、
    「って事は吉田さんが初恋?」
     とストレートに尋ねてしまった。
    『…………35だぞ』
    「そうだね。で、初恋?」

    『…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………わからない』

     絞り出すような言葉に、うわー! と声をあげてしまう。
    「すっごい! え! 青春!? ミッキーの青春今!? むず痒い! うわー! 甘酸っぱい! おめでとうミッキー!! お赤飯炊く!?」
    『やめろそのノリ! お前じゃなかったら通話ごと縁切ってるぞ!』
    「僕もミッキー以外にはこんなノリしないよ! すっごく嬉しいんだもん!」
     うわーとうわーと語彙をなくして喜んでいると、ミッキーが『相談があるだが』と言ってきた。
    「なになになに?」
    『……付き合うって何するんだ?』
     何ってナニでしょう。
     とは流石に言わなかった。
    「デートとか?」
    『……クラさん一緒でいいと思うか?』
    「あー、えー、うーん……他の人の話なら、いやダメでしょって即答するんだけど……」
     どうにも便利モブ三人衆の三人は距離感が独特だ。
     初めは吸血鬼になって数年で現代にタイムスリップしてきたような元悪魔祓いのクラージィの世話を、三木が嬉々としてしている状態だった。
     弟くんとのやりとりがあった後で、それは奉仕先を変えているようにも見え、少し危ういなと見守っていたのだが、そこに吉田さんが加わる事によって落ち着いた。
     3人が互いを補い、それでいて執着しすぎているようにも見えない。それぞれ独立し地に足をつけた大人をしているのに、3人だけですむ事になると距離感や倫理観が途端にバグる。
     その独特な距離感を神在月は掴めないでいた。
    「うーん、吉田さんとクラージィさんに聞いてみれば?」
    『そうする』
    「その時は、ミッキーはどうしたいか答えを出してから聞いた方がいいよ」
    『え? 俺は2人にあわせ、』
    「吉田さんとクラージィさんは聞くと思うから」
     強めに言えば、三木は『……そうする』と頷いた。
     その後、十分ほど話し、通話をきった。






     いやぁ良かった良かったと心底喜んだ半年後、三木からお願いをされた。
    「クラさんからお前の連絡先を教えて欲しいって言われてるんだけど、いいか?」
     え。なんで? と思いつつ、いいよ、なら直接会いたいな取材したいしと答えた。
     数日後の喫茶店。
     初めて会ったクラージィさんは彫りの深い顔を堅くしていた。
     挨拶もそこそこに、聞いてたとおりの実直な性格で、ズバッと尋ねてきた。
    「ミキサン、ヨシダサンガ迫ッテモ手ヲダサナイ、ナンデカ知ッテマスカ?」
     横に三木がいるというのに。
     三木は水を噴き出し咳き込む。
    「ヨシダサンカラ相談サレテマス。へタレデスカ? 恋愛ニ性欲ガナイデスカ? モウ枯レテマスカ?」
     咳き込み続ける三木。
     神在月は親友の為にふんわり話を逸らそうと奮起する。
     当たり障りのない言葉、例えば大切にしたいんじゃないかなとか口に出そうとして、

    「初恋を拗らせてるんじゃないかな」

     本音が出た。
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    nekononora

    DONEミキヨシ。
    ヨシさん出てこないけど、ミキヨシ。神先生は出てくるよ。

    童貞くさい攻めが好きなのですが、そういやミキって童貞ですかね? お金がかかるから誰かと付き合った事はなさそうだけど、後腐れなく童貞捨ててそうとも思うのですが、実は童貞でも私が萌えます。
    過去恋人がいても、仕事優先で長く続かなそうとか勝手に思っており、仕事優先が分かっているから、一、二回でミキ自体がこりて恋人つくらなそうとか勝手に
    遅れてきた春は嵐模様『もうそろそろ寝るわ。あぁ、そういえば、』

     パソコンの音声通話で話していた三木が、今、思いだしたという風に切り出した。
    『俺、吉田さんと付き合う事になりました』
    「え!?」
     驚きすぎて立ち上がり、ガッと膝を机にぶつけてしまう。しかもヘッドホンも外れ落ちて、なかなかの惨事である。
    「アッ! ったぁ!? え! ま、待ってミッキー!」
     痛む膝を押さえたり、わたわたとヘッドホンを頭に装着しなおす。
    「まだきってないよね!? 詳しく! 詳しくプリーズ!」
    『……おかけになった電話をお呼びしましたが、』
    「よかった繋がってたー!」
     三木のギャグをスルーして喜べば、盛大なため息が聞こえてきた。
    「よかったミッキー! 吉田さんの事話す時だけ妙に具体的だし、声弾んでるし、と思えば吉田さんに怒られたってしょげて吉田さんの事だけ話して終わる事もあったし! 自覚してるかも怪しかったから心配してたんだけど、付き合えてよかったー!」
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    DONEミキヨシ。
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    童貞くさい攻めが好きなのですが、そういやミキって童貞ですかね? お金がかかるから誰かと付き合った事はなさそうだけど、後腐れなく童貞捨ててそうとも思うのですが、実は童貞でも私が萌えます。
    過去恋人がいても、仕事優先で長く続かなそうとか勝手に思っており、仕事優先が分かっているから、一、二回でミキ自体がこりて恋人つくらなそうとか勝手に
    遅れてきた春は嵐模様『もうそろそろ寝るわ。あぁ、そういえば、』

     パソコンの音声通話で話していた三木が、今、思いだしたという風に切り出した。
    『俺、吉田さんと付き合う事になりました』
    「え!?」
     驚きすぎて立ち上がり、ガッと膝を机にぶつけてしまう。しかもヘッドホンも外れ落ちて、なかなかの惨事である。
    「アッ! ったぁ!? え! ま、待ってミッキー!」
     痛む膝を押さえたり、わたわたとヘッドホンを頭に装着しなおす。
    「まだきってないよね!? 詳しく! 詳しくプリーズ!」
    『……おかけになった電話をお呼びしましたが、』
    「よかった繋がってたー!」
     三木のギャグをスルーして喜べば、盛大なため息が聞こえてきた。
    「よかったミッキー! 吉田さんの事話す時だけ妙に具体的だし、声弾んでるし、と思えば吉田さんに怒られたってしょげて吉田さんの事だけ話して終わる事もあったし! 自覚してるかも怪しかったから心配してたんだけど、付き合えてよかったー!」
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