❏設定❏
・プロセカの衣装を元にしたネタ
・彰人→Naughty Dog
・冬弥→進級後のデフォルト衣装
・彰人が捨て犬として冬弥に拾われる
・冬弥は成人済みで一人暮らしをしている
・冬弥が彰人のことを犬だと認識している(謎)
・↑以外の設定は今のところ考えてない
・『Naught』=「わんぱくで言うことを聞かない」「行儀が悪い」 「いたずらばかりして大人を困らせる子」という意味らしいので、それっぽい感じにする予定です。(翻訳ツールで調べたけど、万が一意味があってなくてもその設定でゴリ推します)
・最初から最後までご都合主義全開
❏本文❏
冬弥「――――…………」
彰人「――――…………」
冬弥:土砂降りの雨の中で傘をさし、捨て犬を発見してしまったことに驚き、目を見開いている
彰人:「拾ってください」と書いてあるダンボール箱に入れられている状態で、じっと冬弥の顔を見つめている
〜場面転換〜
彰人「……」
冬弥「……」
冬弥(思わず、連れ帰ってしまった……)
彰人:すっかりとくつろいでいる様子で、パンケーキを頬張っている
冬弥「腹は膨れたか」
彰人「少し」
冬弥「少し、か……今食べているそのパンケーキで、すでに四枚目なのだが……」
彰人:呆れたような口ぶりで話してくる冬弥を尻目に、指先についたクリームをぺろぺろと舐め取っている
冬弥「自分で分かっているだろうが、口の周りにもついている。素手で掴んで一気に沢山食べようとするからだ。ナイフとフォークを渡しただろう……まさか、使えないのか?」
彰人「オレが……そんなふうに、お行儀よくちまちまと食うようなタイプに見えるか?」
冬弥「……」
彰人「なあ、おかわりは?」
冬弥「……」
冬弥:五枚目のパンケーキを要求しはじめた彰人をよそに、突然黙り込む
冬弥(あの状況から察するに、飼い主に捨てられたのだろうが……首輪がついているし、本人の口からハッキリとそう告げられたわけではない……しかし、うかつに確認してしまっては、傷つけてしまう可能性がある……)
彰人「おい……オレの話、聞いてるか?」
冬弥「……! すまない、考え事をしていた……」
彰人「だから、パンケーキ」
冬弥「え?」
彰人「おかわり」
冬弥「まだ食べるのか」
彰人「食う」
冬弥「分かった……だが、その前に風呂に入れてもいいだろうか」
彰人「風呂?」
彰人:風呂が苦手なのか、うっと顔をしかめる
冬弥「嫌か?」
彰人「……」
冬弥「かなり、嫌そうだな……だが、家に到着するなり、お前がパンケーキを要求してきたから、風呂は後回しにしていたというだけだ……雨に降られて、びしょ濡れの状態では風邪を引く」
彰人「でも……」
冬弥「でも、じゃない……」
彰人:冬弥に強い口調で咎められ、うっと口をつぐむ
冬弥「俺の家に置いてほしいなら、言うことを聞いてもらう」
彰人「……」
冬弥「……」
彰人・冬弥:突然無言になる
冬弥「名前を、聞いてもいいか」
彰人「もう、聞いてるだろ」
冬弥「そうだな」
彰人「……」
冬弥「……」
彰人・冬弥:再び無言になる
彰人「彰人」
冬弥「俺は、冬弥だ」
彰人「……」
冬弥「……」
彰人・冬弥:再び無言になる
冬弥「彰人、こっちに来るんだ」
彰人「……」
彰人:しぶしぶといった様子で、重い腰を上げる
~場面転換~
冬弥(まさか、自分で服を脱ぐことができないとは……犬を飼ったことがないから知らなかったが、こんなことまで、飼い主が世話をしなければいけないのか……)
彰人「寒い」
冬弥「……! す、すまない……犬の服を脱がせた経験がないから、もたついてしまった……」
彰人「もういい、自分で脱ぐ」
冬弥「だが……」
彰人:胸元のボタンを外そうとするも、冬弥以上にもたついてしまい、イライラとした様子で顔をしかめる
冬弥「やはり、俺が脱がせる……」
彰人「……」
冬弥:ボタンを外そうとしていた彰人の手をやんわりと外させると、今度はテキパキとした動作で彰人の服を脱がせていく
冬弥「これも、取るぞ」
冬弥:あっという間に服を脱がせてしまい、首輪に手を伸ばす
彰人「……! これは、ダメだ!」
冬弥「――……!」
彰人「……」
冬弥「……」
彰人:冬弥の手から首輪を守ろうとするように、両手で首輪を隠している
冬弥「分かった……」
彰人「……」
冬弥:その首輪が彰人と飼い主の絆の証であることに気がつくと、必死に首輪を守ろうとしている彰人の顔をじっと見つめ、どこか切ない気持ちになりながらそっと手を離す
冬弥(こんなに飼い主のことを大切に思っているのに、俺の家に居着こうとするはずがない……やはり、不用意に傷つけるリスクを冒してまで、本人に確認するまでもないだろう……彰人は、大好きだった飼い主に、捨てられたんだ……)
〜場面転換〜
冬弥「気持ちいいか、彰人」
彰人「……」
彰人:冬弥に体を洗われながら、不安そうにぷるぷると震えている
冬弥:体を震わせている彰人を気遣うように問いかけるも、無言で首を左右に振られてしまい黙り込む
冬弥(それにしても……さっきは、体を見ないように気をつけながら服を脱がせていたから、気がつかなかったが、これは……)
冬弥:彰人の体に散らばる無数の赤い痕を見つめながら、ごくりと喉元を上下させる
冬弥(彰人は……飼い主に、性的な虐待をされていたのか……それとも……)
彰人「冬弥……ここ、触って……」
冬弥「――――…………っ!?」
冬弥:突然彰人に手を握られたかと思えば、その手を彰人の両胸の突起へと誘導され、驚いたように目を見開く
冬弥(いや、違う……)
彰人「冬、弥……?」
冬弥(どうやら、虐待をされていたわけでは……なさそう、だが……)
彰人「ご主人様」
冬弥「――……っ!?」
彰人「ご主人様は、オレが不安にならないようにって、風呂に入れられる時は、いつも……」
冬弥「あ、ああ、なるほど……ここを、触ってくれていたのか?」
冬弥(一瞬、俺のことを主人と呼んだのかと勘違いして、驚いてしまった……)
彰人:無言でこくこくと頷く
冬弥「……」
彰人「――……っ!?」
冬弥:彰人に言われるがままに、両手を使って彰人の胸の突起を刺激しはじめる
彰人「ん、あ……っ、あ、んん……」
冬弥「……」
彰人「は、あん……っ、や、あ……っ、あ、う……」
冬弥「……」
彰人「ん、んん……っ、や、あ……っ、ああぁ……」
冬弥:彰人が段々と乱れていく姿に煽られ、ごくりと喉を鳴らす
彰人「――……っ! ご主人、様……なん、で……」
冬弥「――――…………っ!?」
冬弥:彰人が発した切ない言葉に我に返ると、ハッと目を見開く
冬弥「彰人、泣いているのか……」
彰人「泣いて、ねえ……」
彰人:ごしっと、赤くなった目元を手の甲で擦る
冬弥「……」