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    夢屋 異

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    夢屋 異

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    ワンドロですっ‼︎だいぶ深夜テンションで初めて文を書いたので結構おかしいと思いますー!なにとぞお許しくださいませーー!明日アイビスかなんかでやれそうならついったーでもあげますー!!うぎゃーーー!!(お題 火照る)

    火照る「紅、それは、駄目だ。」
    紺炉が呟いたのはそんな言葉。顔から血の気が引く。きっと俺は今、ひどく青ざめていることだろう。
    ああ、そうかやっぱり俺はいつまで経っても弟分のガキなんだな。
    家族だとか、仲間だとか、尊敬だとか。ガキの頃から世話になってた紺炉への想いはもう、そんな単純なものではなくなっていた。
    「紺炉、お前が好きだ。だから、」
    何年も拗らせた胸の中の想いを曝け出す言葉は、俯いた紺炉の呟きによって遮られた。
    驚きとともに紺炉の口から発せられたそれを聞き、唇を噛み締めた。
    音が消え、微動だにしなくなった二人の間を、行灯の灯りだけが揺らめいている。
    「そう、だよな。...すまねェ。俺は部屋に帰る。」
    先に気まずい沈黙を破ったのは俺の方だった。早く、二人きりのこの場から立ち去ってしまいたい。
    「違ェ。待て、紅」
    紺炉が慌てた様子で顔をあげる。
    「何なんだよ。」
    そんなはっきりと拒絶しといて何を今更。自分から告白した癖に、理不尽な怒りで頬が紅潮する。
    「違うんだ。俺は紅のことを拒絶したいわけじゃねェ。だが、」
    「何だ。そういう目で見れねェってことじゃねェのかよ。」
    そりゃそうだろう。こんな歳の離れた男なんざ。
    「紅、いいから聞け。まず俺も紅と同じ気持ちを持ってる。そして紅の俺への想いが変わっていくのもずっと感じてた。」
    まっすぐ俺の目を見て紺炉はそう言った。
    同じって、、紺炉も俺のことを好いてるっていうのか?
    「じゃあ、何で、、、。」
    「そりゃ、16も下の奴に手ェ出すわけにゃいかねェだろ。」
    「年の差なんて関係ねェだろ!」
    「紅、俺が今までどんな気持ちだったと思ってんだ?手前より16も離れた浅草の破壊王で、」
    やれやれといった様子で、そう諭すように説明される。
    「そんなの、そんなのしらねェ。おれはただ、こんろがほしい。」
    「っ紅!あのなァ。」
    「なんでだめなんだ!」
    「、、、、お前ェは、紅はそれでもいいのか。」
    「あァ。いいにきまってんだろ。」
    そう問いながら、こちらへ差し伸べられる包帯の巻かれた手。
    「俺ァ、一度手に入ったものは手離せる気がしねェが。」
    「離さなくて、いい。おれは紺炉のモンになりたい。」
    「こんなつもりじゃなかったんだが、、。まァいい。互いに、離しやしねェさ。」
    手が、体が、顔が熱くなるのを感じる。
    きっとそれはもう怒りの所為ではない。壊れ物を扱うように優しく、その指が俺の頬に触れたからだ。
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