凛と一緒(4)　今更ながらではあるが。凛はとてもモテる。顔が良くてサッカーも上手ければ、女子が黙っていないのも無理はない。前の学校でもモテていた筈だと潔は推理し、部活帰りの途中で、実際どうなんだよと尋ねたところ、本人は知らねえとばっさり切り捨てたけれども、絶対にモテてた筈だと仮定した。でもサッカー馬鹿の凛が多田ちゃんらのように彼女がほしいだのモテたいというだのの欲望を持ち合わせていないのを知っているので、モテていたという自覚が本人には無いんだろうと考察する。凛の頭の中は基本サッカーしかない。
　どうしてこのような話の流れになったかというと、全てはあの体育祭にある。あの後、凛の人気が急上昇したからだ。今一番モテる男は誰かと聞くと、間違いなく糸師凛である。あの奇跡的プレーが全学年女子の心を射抜いたのだ。潔もまたこれまでほとんど話したことのない女子生徒から話しかけられることが倍増した。ほとんどが凛との橋渡しだ。頼まれたら断ることのできない潔は凛宛のラブレターを手渡す役回りになっていた。凛は全て拒否したけれども。

【凛洁/冴洁】《恶雨天》（上） 这一年糸师凛十六岁，不大也不小的年龄，站在未来人生的分叉口，如深浓夜里擦起火柴，发现哪里都是下坡路。金融海啸，糸师家基业在风雨如晦里摇摇欲坠，他们需要缓冲、周转、人脉，最最重要的是需要钱，于是婚姻像明码标价的钞票，他是赌桌上红绿异色的筹码，叠得整整齐齐推出去，与六面骰同桥牌一起，在深黑绸布上留下规规矩矩的压痕。

在晚宴上见到洁世一，他的联姻对象，宴会厅烛灯华美，四面厚重的天鹅绒帷幔把光一丝不苟吸进去，庄重到昏暗。空气里飘陈旧木香，这场景太严肃，每件虚与委蛇的晚礼裙或燕尾服都令他反胃，那时洁世一回过头，穿很素的白衣，显得脸也很素，微微透出点粉气，太大太圆的蓝眼睛显得幼齿，糸师凛脑子里一时只剩下几个词，干净，纯洁，在油彩绘里像水墨，像群波中间捧出珍珠。

第九章 激戰比賽一開始，由Les Halles(下面簡稱西班牙)持球，前鋒首先將球往後傳，由糸師冴接手，並組織進攻，隊伍開始向拜塔進攻，西班牙踢球的風格和拜塔不同，可謂是熱情奔放，而基礎建立於他們的人文特色，但對待他人又不失當初大航海時代的霸主氣場，讓他人在感受到他們的熱情時又備感壓力。

反觀拜塔，德國給人的感覺，剛正不阿，理性大於感性，往往在賽場上都保持著200分的清醒，對於賽場局勢冷靜分析，而掌握大局之人也是當中最具實力之人。凱撒一個箭步就擋在糸師冴面前，兩人雖然在身高上有差距，但氣勢是相當的，

「喔！比賽一開始，雙方的大將就強勢對上，為這個比賽帶來了第一個看點，糸師冴選手的實力相信大家已經在之前的比賽有所了解，而目前和他對峙的是拜塔隊的隊長，米歇爾．凱撒，本次是第一次上場，雖然不知道其實力如何，但能在拜塔青訓營一眾好手中脫穎而出，一定有其過人之處，就讓我們拭目以待」播報員看著場上兩大王牌的相碰，一邊說著話一邊期待雙方可以擦出激烈的火花。