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    #燐ひめ 
    小ちゃい蜂さんが書きたかっただけ🐝

    #燐ひめ
    rinhime

    燐ひめ燐ひめ(付き合ってる)

    割と謎世界です。

    ⚠️天城を害虫呼ばわりしてます。悪い意では無いです。








    ───御簾の奥に触覚の生えた『害虫』の影が見える。

    その御簾を遠慮もなく勢いよく上げる。

    「─天城…!」

    返事はない。それにかなり小さくなっている。
    ハニービー衣装を着、手のひらサイズになってしまっているのは間違いなく天城燐音だ。

    ***

    「桜河はこんなにも可愛らしくて益虫な感じに比べて、天城はなんというか…害虫…ブフッ」
    「燐音くんちょっとそこの茂みに立ってみてほしいっす!」
    「おいコラニキこの野郎」
    「いだだだだだ!なんでぼくだけ攻撃するっすか〜!」
    「ニキはんもご飯に群がる害虫みたいやで?」

    ***

    先程仕事でハニービー衣装を着ていたところ、なにやら怪しい宗教徒のような連中が「○○様!○○様!」と騒ぎながら天城を攫って行った。
    突然の出来事であの天城すら抵抗ができなかった。

    そしてどうやら薬を飲まされてここまで小さくなってしまったらしい。


    ──名探偵コ○ンかよ!!!!!



    つんと突いてみても反応はない。とにかく解毒剤を飲ませないと。
    幸い解毒剤は液体だったので指先に一粒大に垂らし、小さくなり過ぎた口元に持っていく。

    (意識はないようだがうまく飲めるのか………?)

    どうやら解毒剤が喉を通ったようで、身体が震え始めた。
    徐々に身体が大きくなり赤子ぐらいの大きさになった。服も一緒に大きくなるらしい。そんな事あるのか。
    とにかく次の解毒剤を飲ませなければ。
    解毒剤が1〜5まであるなんて、厄介なモノを飲まされたな。場所もバラバラに置かれていたが、HiMERUは完璧なので抜かりなく取扱説明書も見つけられるのです。

    2、3と解毒剤を飲ませていく。
    徐々に大きくなる天城を見て、天城の成長を見ている気分になって面白くなってきた。

    「ふふっ」

    「な〜に笑ってンだよメルメル」

    中学生ほどの大きさになった燐音が反応した。

    「気が付いたのですね、天城…」

    「な〜んか蜂サンを祀る宗教だったみたいで、俺っちがその蜂の神サン?に似てるとかど〜とかで連れてこられたんだと。蜂を祀るとか聴いた事ねぇよ。」

    「喋れるぐらい元気でよかったです。とりあえず解毒剤を飲み切りましょう。」

    4つ目の解毒剤はジェルのようなものだった。

    「んっ………あ〜このドロドロ感、故郷の秘伝の薬を思い出すなぁ…。」

    ぐっ、、ぐっとまた身体が大きくなる。

    「HiMERUより5cm程小さい天城は新鮮ですね。」
    「俺っちもこんな時あったんだぜ〜?可愛いっしょ?」

    「…………………………。」
    (可愛い、頭撫でたいと思ってる)

    「ちょっ無視すんなって〜メルメルぅ」

    「最後の薬飲みますよ。」
    「うっ……」
    「どうしました?」
    「ちょっと玉薬デカくね…?」
    「確かに大きめですね。」

    「燐音くん玉薬飲めないから、メルメルが口移しで飲ませて♡」

    「ふざけてるのですか。天城はサプリ飲んでるでしょう。」

    「チッバレたか。」
    実際大きめの薬はまだ苦手ではあるけれど。

    そのままサッと燐音は5つ目の解毒剤を飲んだ。

    「ん、、、あ〜〜〜〜〜はぁ〜〜〜」
    ようやく元の『害虫』に戻った燐音は大きく伸びをした。

    「そういや宗教の連中は?大丈夫なのかよ。」

    「ええ、ここの部屋には皆近付かないようです。なので見つからないようにここまで来れば大丈夫ということです。」


    突然、燐音はHiMERUの方を向くと、

    チュッ

    と軽いキスをした。そのまま抱きしめ、

    「助けにきてくれてありがとう。」

    「………天城が無事で良かったです…」

    「メルメルなら必ず来てくれるって信じてたぜ。」
    「HiMERU、は、完璧なので……」

    安堵で気が抜けてしまいそうだったがここから脱出しなければいけない。

    「天城、立てそうですか?」
    「おうよ!燐音くんメルメルのおかげで元気いっぱいっしょ!」

    HiMERUの手をとり立ち上がる。
    そしてひょいっとHiMERUを片手で抱き上げる。

    「あっ天城!?」
    「しっかり捕まっとけよ〜メルメル♪」

    そう言いながら勢いよく窓からHiMERUを抱えた燐音は飛び降りた。



    おしまい🐝〜
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    TRAINING小話。ただ書きたかっただけ。801☆(今の時代でも伝わるのか?)

    ※以下言い訳(読まなくていい)
    書きかけが現時点で2本あり、燐ひめなんか書きたいんよ……ってnote開いたら\書きかけあるよ!/って主張されるから全然他が手付かない状況なう。燐ひめなんか書きたいちょっと健全なやつ。ドのつくエチしか書いてない。進まない。終わらない。ぴえん。
    ※ナチュラルに同棲
    (リビングのソファとかかなぁ)(ざっくり)


    「なァ、メルメル〜」
    「なんですか?」
    「今日一緒に寝よ?」
    「…嫌ですけど」
    「なんで?」
    「なんでとは?」
    「別にエッチしよって言ってるわけじゃねぇし、いいじゃん?」
    「ばっ!…黙るか死ぬかしてくれません?」
    「メルメルそればっかり!酷い!」
    「はぁ…」
    「なァ〜、たまには頑張ってる燐音くん甘やかしてくンね〜?」

    上目遣いでねだってくる。俺がこの顔に弱い事を知っていてやってくるからタチが悪い。

    「……。」
    「ダメ?」
    「……添い寝ですからね?」
    「やったー!メルメル愛してる!」
    「…安いセリフだな」

    ガバッと抱きつかれ、頬を少し赤らめながら言うセリフでは無い。それでも恋人を甘やかしている自分を誤魔化したくて、自分もしたいと思ってるなんて思われたくなくて、つい口に出してしまった言葉は戻らない。
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