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    acid123021

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    acid123021

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    AIのべりすとに書いてもらった日木

    部室の鍵を締めて、帰路に着く。
    「日向、喉痛めてたんじゃなかったか?マスク付けないのか」
    「マスクなぁ…あったけーところに入ると眼鏡曇るからあんま付けたくねーんだよな…」
    「難儀だな」
    そういう木吉もマスクをしていたが、常から穏やかに細めらている目元のせいか、マスク越しでもいつも笑っているように見える。年齢の割に随分老いた目元だ。そちらの方が難儀だと日向は思った。
    「笑ってんじゃねぇよ」
    「?笑ってねぇよ」
    ついつい、笑ってないことが分かっていても、悪態づいてしまう。
    「………」
    「?」
    不思議そうに首を傾げる木吉の顔を見て、また舌打ちをしそうになる。
    どうして自分はこんなにもイラついているんだろう。
    チームメイトとして、今まで過ごしてきた時間はそれなりに長いはずなのに、知らないことが多すぎる気がする。
    たとえば、この男について。
    「日向は、やっぱまだ俺のこと嫌いなのか?」
    「あ"!?なんでそうなるんだよ!」
    突然言われた言葉に驚いてしまう。
    「だってお前、俺と喋ってると怒ってばっかだし」
    「それはテメェが余計なこと言うからだろ!!」
    「えぇ~?」
    自覚がないらしい。木吉は困ったように眉を下げていた。
    そんな顔をされたところで、こっちは被害者なのだから謝りようもないのだが。
    それにしても、なぜ今になって急にこんなことを言い出したのか。
    確かに、少し前までは毎日のように喧嘩ばかりしていたし、今も口が悪いのは治らないが、それはもう終わったことだと思っていた。
    あの日、木吉が入院したときから、ずっと心の奥底では考えていたことだった。
    木吉は、自分に何をしてほしかったのだろう。
    自分はどうしたらよかったのだろうと。
    答はとっくに出ているようで、だけどそれが本当に正解だったのかは、ずっと分からないままだった。
    「……別に、嫌いじゃねぇよ」
    「そっか!良かった!」
    木吉は嬉しそうに微笑んでいた。
    その笑顔に胸がざわついた。
    「…………」
    「ん?どうした?」
    「なんでもねぇよ!!オラさっさと帰るぞ!」
    「おう」
    嫌味なくらい眩しい笑顔を見て、日向は少しだけ泣きそうになった。
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